昨年、北海道ツーリング中の
ギックリ腰で泣く泣く断念したタウシュベツ橋梁への再訪・・・。
今年は見送ろうかな・・・ と思っていた矢先に見つけた
「タウシュベツ橋梁、崩落で今年が見納めか?」の地元新聞の記事。。
これはやっぱり行くっきゃない!と思い立ち、急きょ予定を変更して・・・
楽しみに・・・、
楽しみに・・・、楽しみ!!!にしていた
タウシュベツ橋梁への7年ぶりの再訪です。 !(^^)!
【タウシュベツ橋梁】 北海道遺産
廃止された旧国鉄士幌線の橋梁跡のひとつ。
通常は、ダムの水が少ない1月頃から凍結した湖面に姿を現し、水位が上昇する6月頃から沈み始め、
8-10月頃には湖底に沈むため、幻の橋とも呼ばれています。
国道沿いの展望所から糠平湖越しに見ることが出来ますが、かなり遠くに小さくしか見えません。
橋梁へは、熊出没地帯の林道4km(一般車両通行禁止)を歩くか、NPO主催のツアーに参加するのが
一般的です。 (厳冬期なら凍った湖を歩いて行けるそうです。)
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午前中にCBで十勝平野を散歩した日の午後、
帯広市内の宿にCBを置かせて貰って徒歩でガソリンスタンドへ・・・
そこで待っていたのは・・・
ニコニコレンタカーの
イスト君。
平成14年式67,000km
簡単な説明を受けて、早速行動開始。
まずは、上士幌の営林署へ寄って・・・
林道の許可証を発行してもらいました。
このキレイな建物が営林署です。。
なぜ?って。フフフ‥・
昨年、ココで引き返したタウシユベツ橋梁ヘの林道入口
昨年はココから歩いて行くつもりでしたが・・・
今年は‥・
ジャーン!
秘密の鍵で・・・
カチャ!
秘密の花園(?)へGo!!!
この林道は、タウシュベツ橋梁ヘ訪れるクルマが急増し、事故や脱輪が増えたため
2010年から一般車両通行禁止となった林道です。
すれ違いは困難 (
草で覆われた路肩は脱輪必死!すれ違い場所も限られてます)
対向車が来ないかドキドキの運転です。
対向車の気配を感じるため、ライトを点灯し窓を少し開けてゆっくり走りました。
写真は比較的良好な場所です。酷いところは写真を撮る余裕なんてないので。。
雨が強くなり、クルマから出れないので林道の奥まで進むと‥・
イストの車窓からタウシュベツ橋梁が少しだけ見えるポイントへ到着。
雨が小降りになるまで、ココで待機することにしました。
だって・・・
傘持ってないから。。(>_<)
1時間はイストから眺めていたでしょうか・・・
少し小降りになってきたので、イストを橋梁へ歩いていける所まで移動して、
熊が出そうな、橋梁へ続く荒れた廃線跡(!)を歩いて行くと・・・
やっと来れた!!!
7年ぶりのタウシュベツ橋梁。。
雨のタウシュベツ橋梁も風情があって良いもんです。
こんな天気のときに来ないか。(^_^;)
天候が悪いながらも、
湖面にアーチが映っていました♪
10分ほど居たでしょうか、再び雨が強くなってきたので退散することに・・・
雨で薄暗くなった荒れた廃線跡を戻っているときに、
熊除け鈴をイストに忘れて来たことに気がつきました・・・ (・.・;)
熊が出てこないように、
ぽぉ~!! とか
きょえ~!!! とか
恥ずかしい雄叫びをあげながらイストに戻ったのは内緒です。
(*^_^*)
ちゃんと林道の鍵を閉めたのを確認して、CBの待つ帯広の街に帰りました。
午前中はCBで散歩(200km)、午後はイストでタウシュベツ(170km)・・・
なんて充実した1日でしょう。(^^)v
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・・・なんて前日の疲れもなんのその、、
翌朝は4時起床、4時半に帯広出発です。
行き先? もちろんタウシュベツ橋梁です。
昼まで鍵もクルマもあるし・・・!(^^)!
林道入口には朝6時半に到着。
あれ? 昨日と鍵の掛け方が違ってる?
地元NPO主催のツアーに先を越されたようです。
今日は昨年買った
熊除け鈴を忘れずに身につけて、
2日連続の
タウシュベツ橋梁♪
今朝のNPOツアー参加者は二人でした。
彼らの装備は長袖、長ズボン、帽子に長靴と傘です。
ヨシ! 装備で負けてるのは長靴だけ。 ノープロブレム!
<(`^´)> 傘は途中で買ったので・・・
熊が出そうな林を抜けて、最初に目に飛び込んでくるのがこの構図です。
例年のこの時期、
タウシュベツ橋梁がほぼ水没するほどの水量があるのですが、今年は・・・
湖底を歩けます♪
そして・・・
湖底でタウシュベツ橋梁を眺めながら最高の朝ごパンとなりました。
水位が高いときは、下流側(写真左側)へ行くのが困難なのですが、
今年は流れ込んでいる浅い沢を飛び越えて向こうへ渡るだけです。
ジャンプが足りなくて、沢にに落ちて靴がビチョ濡れになっちゃいましたけど。。
前回訪問時(2006年)も水量が少なくて同じことをした記憶があります。(^_^;)
下流側の斜面を登ったところで、青空が出て来ました。
この景色をひとり占め♪ 気持ちイイ~!
最高の贅沢♫
堤築を歩いて橋の傍まで行ってみました。
1955年まではココを汽車が走っていて・・・
※橋の上部は崩落の危険があるので立入禁止です。
車窓からはこんな景色が楽しめたのでしょうか。
そんなタウシュベツ橋梁も廃止から60年近い歳月を経て老朽化が著しいです。
ちょっと触っただけで橋梁の一部が剥がれてきました。
2003年の十勝沖地震で崩落した部分も
7年前に訪れたときより、一層崩落が進んでいました。
地元紙が報じていた通り、崩壊も時間の問題かもしれません。
他の部分も劣化が進んでいますが、特に下流側の劣化がひどかったです。。
しばらくこの景色を堪能していると・・・
一瞬、ケモノの嫌~な
匂いが・・・
熊!?\(゜ロ\)(/ロ゜)/
熊除け鈴を
連打して橋のほうに逃げる一幕も・‥
いつまでもココに居たいのは山々ですが、いつまでもココにいる訳にもいきません。
イスト君を返さなきゃイケナイし、今日中に200km移動しなきゃイケナイし・・・
名残惜しいですが、あたりを警戒しながらイストに戻ってゆっくりと林道を帰っていると、
今度は、動物(?)の凄まじい
悲鳴や
雄叫びが・・・ \(◎o◎)/!
また
熊でた!?
クルマだから大丈夫・・・だよね。
イストvs熊 !?
写真? そんなもん撮れる訳ないです。。(>_<)
林道入口まで戻ってひと安心。
林道のゲートを閉めてタウシユベツを後にします。
また来るからな~。(>_<);
ちなみに、この林道ゲートわきにある看板のキズ・・・
熊が爪で付けたキズらしいです。(・.・;)
帯広への帰り途中、上士幌の営林署に許可証と鍵を返却します。
この許可証と鍵を惜りるのに、煩雑な手続と誓約書を書かされて‥・
なんて事はなく事務所で「タウシュペツヘの林道の鍵を・‥」と伝えて申請書に必要事項を記入するだけでした。
鍵の貸し出しは原則1日ですが最大1週間まで可能のようです。
ただ、営林署の業務時間に手続きをしなければいけないのが最大の難関です。
※詳細が知りたい方は連絡頂ければお教えします。
時間ギリギリに帯広へ戻り、ドロドロのイスト君を返却します。
返却後、さっそく洗われてました。
イスト君ありがと♪
帯広⇔糠平 (往復170km×2=340km)
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当初、4km林道を歩くつもりでしたが、北海道在住のみん友さんのアドバイスにより徒歩を断念してレンタカーにしました。結果的に大正解でした。
このエリアは熊生息地帯で、今回の訪問でも熊と思われる気配を感じたほど危険な地域です。
タウシュベツ橋梁への訪問は、NPO主催の有料ツアー(車で林道を連れて行って貰えます)に参加するのが一般的ですが、時間に縛られずに満喫したいのであれば営林署で許可を得て車で訪れる方法もあります。
ただし、交通量が皆無で荒れている箇所もある林道なので、誰にでもお勧めできる方法ではありません。慎重な運転が出来る方のみ自己責任でお願いします。
基本的にNPO主催のツアーに参加するのがお薦めです。
上士幌町観光協会のHP(以下)をご参照ください。
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※マニア度の高いブログになってしまいました。m(_ _)m
それでも・・・ ちょっとでも興味を持って頂けたら・・・ 思うツボです。(*^_^*)