米子城跡の三の丸(旧湊山球場)で『三の丸 PARK Fes』が開催され、その中で発掘調査現地説明会がありましたので米子城跡まで出掛けています。
米子城跡 三の丸 PARK Fes
当日の米子城周辺は桜まつりも同時開催で大混雑するため市役所が臨時駐車場に。
通常は有料駐車場でも今回はフェス会場で12時間の無料処理が行われるので安心。
三の丸(旧湊山球場)ではマルシェやステージイベントなどがあり多くの人出でとても賑わう中、その片隅で米子城跡発掘調査現地説明会は真面目に行われました。 受付で頂いた資料です。
米子市文化振興課の職員さんによる発掘調査の説明がありました。
現地説明会は少人数が集まるごとに行われ、1回が10分程度の短いものです。
発掘調査のため三の丸、旧湊山球場グラウンドの一部が掘られています。
建物の楚石がある。 三の丸には参考写真のような米蔵などが建ってたそうです。
現地説明会の本編はこんな感じで終了。
三の丸より出土した遺物の紹介。 馬の蹄鉄、屋根瓦、陶器など。
ご自由にお持ち帰りくださいのコーナーがあって、「米子城跡ガイドマップ」「米子の文化財」「米子の歴史」の冊子類、米子城跡ポケットティッシュ、ありがとう湊山球場マスキングテープを頂きました。
三の丸から枡形虎口に行ってみると、ここでも発掘調査の状態を勝手に見学することが可能。
地面が掘られ石垣が露な姿に。 あんな下にも石垣が隠れていたことに驚かされます。
枡形虎口でも出土品の展示がされていました。
昭和20年以前、戦時中のものか?「打ちころせヤンキィ」と殺伐とした標語が書かれた諸口。
発掘調査の現場から離れ、二の丸に上がって三の丸(旧湊山球場)を見渡す。
三の丸フェスには本当に多くの人が訪れて大変な賑わいです。
二の丸を振り返るとそこはテニスコート。
二の丸は御殿が建ってた場所とされてます。 ゆくゆくはここも発掘調査の対象に?
それでは、湊山(標高90m)山頂にある本丸に登ってみます。
山上部まで登って見上げる本丸石垣群。 米子城は大小2つの天守閣を持つお城でした。
左側の小天守台は幕末期の修繕、3段になってる大天守台は上段が慶弔に作られ、中段が平成に修繕、下段が昭和に修繕と、米子城では4つの時代の石垣が同時に見られる。
鉄御門(くろがねごもん)跡を通って山頂へ。
大天守台からはパノラマ眺望。 眼下に米子の街が広がる。
大山も綺麗に見えました。
その後、米子城跡から下りて湊山公園の桜まつりや米子の街を歩き回って徘徊。
かつて米子~法勝寺間を結んでいた法勝寺電鉄線車両の保存展示を拝見。
法勝寺線は1924年(大正13年)開業~1967年(昭和42年)廃止。
発掘調査現地説明会で貰った冊子「米子の歴史」では法勝寺線の他にも、昔は角盤町~皆生間、米子駅~灘町~角盤町間、加茂町~角盤町間があり米子の街を市電が走ってたと知って驚く。
最後に米子港から米子城跡がある湊山の遠景をバックに愛車の撮影です。
いろいろと歴史に触れることができた米子城跡の三の丸フェスでしたね。
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カマロ | 日記
Posted at
2021/03/30 17:15:36