「佐波川総合水防演習」のブログの続きです。
これで完結編となります。
水防演習訓練はいよいよ終盤のクライマックスへと・・。
情報収集訓練。 地上では県警機動隊のオフロードバイク部隊が走る。
上空からは県警航空隊のヘリコプター「あきよし」が地上の情報を収集。
国土交通省およびJAFによる道路啓開訓練。
救援・救護、緊急物資輸送の経路を確保するため、レッカー車やパワーショベルを使って放置車両・スタック車両を移設します。
救出訓練(車両)。 土砂災害での埋没車両から負傷者の救出は消防レスキュー隊が行いました。
車のドアが開閉可能になるところまで、スコップを使って土砂の掘り起こし。
次に、特殊な工具(カッター、スプレッダー)を使ってドアを切断したりこじ開けたりします。
ところが、報道陣に取り囲まれて肝心な訓練の様子が全く見えなくなりました。
仕方ないので大型スクリーンに映し出される映像で様子を見守りました。
救出訓練(家屋)。 土砂で埋没した家屋からの負傷者救出は警察のレスキュー隊が。
これも大型スクリーンの映像を介して訓練の様子を見守る。
倒壊・埋没した家屋から負傷者が救出されました。
担架に乗せて救急車に運び入れます。
けたたましいサイレンの音を鳴り響かせ、負傷者を乗せた救急車が救護所に到着の図です。
また一人、また一人と、救護所に運び込まれる負傷者。
日本赤十字社や看護福祉専門学校による救護訓練とトリアージ訓練。
トリアージとは、災害時に多数の傷病者が同時に発生した場合、傷病者の緊急度や重症度に応じて適切な処置や搬送を行うため、傷病者に治療優先順位を決めることを言います。
災害時に緊急で開設した救護所では主に軽症者の治療を行い、重症者は病院に転送されます。
水防演習訓練もいよいよクライマックスを迎えました。
陸上自衛隊の多用途ヘリコプターUH-1Jが上空を旋回する。
これより孤立者救助訓練が始まります。
佐波川の中州に取り残された孤立者をヘリコプターにて吊り上げ救助を行う。
中州の上空でホバリング。 低空飛行でアプローチするUH-1J。
中州には孤立者の他に、既に自衛隊員1名がいました。 紅白旗を振ってヘリに近付く。
ヘリコプターの左右から隊員が1名ずつ身を乗り出してます。
ロープがパッと降ろされたと思ったら・・
一気に地上に降下! (一瞬でした)
隊員2名が中州に上陸。 これで中州には孤立者1名と自衛隊員3名に。
そのまま吊り上げ救助が続くかと思ったら・・
ヘリコプターはロープだけを引き上げてそのまま彼方へと去って行った。
えっ、吊り上げ救助はいったい?
と、見てて心配になったその時!
上空にまた別のヘリコプターが登場。
山口県消防防災航空隊のヘリコプター「きらら」です。
消防防災ヘリコプターが孤立者の吊り上げ救助を行います。
上空をホバリングするヘリコプターから消防レスキュー隊員が乗り出して
ロープを使ってゆっくりと降下を始めました。
中州に着地し、自衛隊員が介抱する孤立者にアプローチします。
この救助訓練の様子を河川際に立ち、間近から固唾を呑んで見守る。
孤立者に装具を取り付けて隊員自身のベルトに固定し、
準備が整ったところで上空のヘリに両手を振って合図を送ります。
ヘリコプターによる吊り上げ開始!
ヘリコプターに到達して。
孤立者を先にヘリコプターへ乗せる。
これで救助完了です。 この後、あっという間に彼方へと去っていきました。
滅多に見れない救助訓練の様子を間近に見ることが出来ましたね♪ いやぁ、凄かった。
最後に閉会式が行われる中、給食訓練のテントを覗いてみました。 もしも余ってたらあわよくばと思っていた小学生優先のカレーライスは、残念ながら既に配給が終わってました。
その代わり、保存食の五目ご飯を1パック頂けました。 ありがとうございました♪
佐波川総合水防演習、最初から最後までたっぷりと見学し、防災意識を高めることが出来ました。
以上で「佐波川総合水防演習」のブログは完結です。
山口防府遠征の最終日3日目、後はひたすら帰路の旅となります。 もう1回続きます・・。
Posted at 2019/11/01 20:02:06 | |
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