10年に一度開催される日本最大級の船神事『ホーランエンヤ』を観に行ってます。
約100隻もの船が繰り広げる絢爛豪華大船行列の「ホーランエンヤ」は、大阪天満宮(大阪市)の天神祭、厳島神社(広島県廿日市市)の管絃祭とともに日本三大船神事のひとつとされてます。
自身にとってホーランエンヤを生で観るのは10年ぶり2度目。 10年前に観た壮観な光景が今でも目に焼き付いてますが、今回改めて次の10年分まで目に焼き付けておきたいと思いました。
前夜のうちに山口県遠征から戻って来たのは、10年に一度のホーランエンヤを観るためです。
会場周辺は大混雑が予想されるため、1kmほど離れた県立美術館の駐車場に停める。
ホーランエンヤ開始2時間前、既に会場周辺は多くの人出で賑わってましたが、大橋の中央付近に入り込める僅かなスペースを見つけて陣取ります。
最高気温32.4度という真夏日。 照りつける太陽の下、橋の上でひたすら待ちです。
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暫くの待ち時間
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ホーランエンヤやってきました。(ズーム)
色とりどりに装飾した櫂伝馬船が橋と橋の間をくるくると回り始めます。
ホーオオエンヤ ホーランエーエ ヨヤサノサ エーララノランラ♪
威勢のいいホーランエンヤの唄声と整然と揃う櫂さばき。
船首と船尾に「櫂伝馬踊り」を勇壮に披露する踊り手が立つ。
舳先(へさき)には歌舞伎風衣装の剣櫂(けんがい)。
艫(とも)には女姿の采(ざい)振り。
次の櫂伝馬船が来る。 櫂伝馬船は5隻。
ホーオオエンヤ ホーランエーエ ヨヤサノサ エーララノランラ♪
ホーランエンヤの語源はこの唄にあり、漢字で「宝来遠弥」「豊来栄弥」の当て文字から由来。
3隻目が来ました。 櫂伝馬踊りは2人交替制。
剣櫂(けんがい)、采(ざい)振りともに目の前で入れ替わりの図です。
炎天下の下、歌舞伎衣装で踊り続けるのは物凄く大変そう。
4隻目です。 舳先で威風堂々見得を切る歌舞伎風衣装の剣櫂。
ホーオオエンヤ ホーランエーエ ヨヤサノサ エーララノランラ♪
最後の5隻目です。
たくさんの船で覆いつくされとても賑わってきました。
誘導船を先頭に、清目船、櫂伝馬船、神器船、神輿船、神能船、両神社氏子船が連なる大船団。
2周目。 1隻目の櫂伝馬船再び。
2隻目の櫂伝馬船。
天空へ華麗に采(ざい:棒の先に紙や布を付けたもの)を振り舞う采振り。
3隻目の櫂伝馬船。
4隻目の櫂伝馬船。
ホーオオエンヤ ホーランエーエ ヨヤサノサ エーララノランラ♪
5隻目の櫂伝馬船。
ホーオオエンヤ ホーランエーエ ヨヤサノサ エーララノランラ♪
艫(とも)で踊る采振りは四斗樽(酒樽かな?)の上に乗ってます。
370年の歴史を有すホーランエンヤ、眼前で空前絶後の一大錦絵巻が繰り広げられてます。
何しろ10年に一度。 地元なのでこれは観ておかないと。
櫂伝馬船は橋を潜るとき、垂直に立てられていたポール?マスト?を倒します。
舳先では天を指す剣櫂。
右手をかざし空を見上げ踊る。
見得を切る。
ホーランエンヤ大船団は、自分が立っていた橋の下を潜って橋の反対側へ。
今度は次の橋との間をくるくると回ります。
1隻目の櫂伝馬船。
2隻目。
3隻目。
ときどき踊りの動きが止まることがある。
これも大きな意味がある場面なのだと思われます。
4隻目。
5隻目。
2周目に入って櫂伝馬船の1隻目再び。 舳先では剣で天を指す剣櫂。
艫(とも)では四斗樽の上、上半身を反り返し、天空へ華麗に采(ざい)を振り舞う采振り。
2隻目でも思いきり反り返る。
3隻目。
4隻目。
最後の5隻目ですが、いつの間にか小さな船を引っ張ってました。
この船が城山稲荷神社に納める御神体を乗せた神輿船とのことでした。
以上で日本最大級の船神事『ホーランエンヤ 』を観終えています。
もの凄い壮観な光景で素晴らしかった。 勇壮で華やかでカッコ良かったですね。
10年に一度の開催なので観れて本当に良かった。 ありがとうございました♪
Posted at 2019/05/27 16:49:34 | |
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