FD3SにR MagicオリジナルセッティングATSカーボンLSDを組みました。
LSDはプレートの材質だけでなく、カムの作用角とイニシャルトルクの仕様を変えることで
性能、性格がガラッと変わります。
R Magicではプレートはカーボンをお勧めしています。
街乗りでも違和感なく、まるで機械式LSDが入っていることを忘れてしまうくらい
自然な効きだからです。
イニシャルトルクはFD3SとRX-8では変えてます。
FD3Sは極力リヤを引きずらないほうが進入アンダーなど、妙なアンダーを出しやすいので
RX-8と比較するとイニシャルは低く設定し、走らせやくしています。
カム角は、ジムカーナ以外は小さめの角度で効き始めをマイルドにね。
そもそもLSDの効果ってのを理解していない人が多いですね。
ちゃんと効くLSDって、安全性が大幅に向上するのですよ。
殆どの人は、カーブをスピード上げて走るとき、内輪が浮き気味になってもしっかり両輪を回して
前に進める推進力を高めるためにLSDを装着するっていうことは理解されてますね。
が、半分しか正解じゃないです。
まっすぐ走っているときでも効いてるからね。
ブレーキングの時にリヤを安定させたり(特にブレーキ残してステアリングを切り始めたときとか)
雨の高速で水たまりに乗ったときとか、安心感がまるで違う。
大雨の時なんて、「機械式LSD入れててよかった」ってほんっと実感するもんね。
てことで、サーキットや峠を走るとか、スポーツ走行を目的としていない人でも
クルマを安定させたい、事故りたくない、安全性を向上させたいって考えるなら、
みんなにしっかり効く機械式LSDを装着してもらいたいです。
横道逸れちゃったね。めんごめんご。
このあたりのことは近々ブログとYoutubeで解説しようと思うので、チャンネル登録お願いします。
https://www.youtube.com/watch?v=6pGc4g46N0Q&t=2s
最後に、R MagicのLSD作業のこだわりポイントがここです。
LSD本体とリングギヤを留めるボルトには、超強力なねじロック剤を使いますが、
万が一のことを考慮して、緩み防止のワイヤーをかけてます。
硬いリングギヤボルトに穴を開けるところにけっこうコストかかってんのよ。
あ、もちろん外注先にお願いしてます。
うちのボール盤じゃ歯が立たないから。(笑)
Posted at 2020/01/31 02:27:52 | |
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