ホームセンターで長尺物を購入して、別に配送してもらっても良かったのですが、いい機会ですし軽トラックというものを運転してみようと思い、お借りしました。
同乗したことくらいはありますが、運転するのは生まれて初めての軽自動車です。
というわけで、借りたのは旧型スズキ・キャリイの非ショートホイールベースの最終型4WDのAT車(走行距離1万km弱)です。3速ATなんてなんだかカルチャーショックな感じです。いやまあ、フーガが5速ATなのも大分時代遅れになってはいるんですがね。
ちなみに2000年の一部改良でターボ車はカタログ落ちして、NAオンリーとなったようです。まあホームセンターの貸出車なんて、ターボなわけがないんでしょうが。
とりあえずサービスカウンターでキャリイの鍵を受け取り…まあスマートキーがついているとは思っていませんでしたけど、まさか今時リモートロックボタンもついていない素の鍵の車があるだなんて思いもしませんでした。で、車に乗り込みます。
とりあえず走り出す前に室内装備について。
知識として知ってはいたものの、シートがスライドしないので狭いです。今回の走行行程は諸事情により自宅から遠い店舗に行ったので片道およそ30分…これだけ乗っているとかなり疲れるシートです。一応クッションみたいなのはあるんですけどね。
パワーウインドウなんて装備は当然のようにない…なんてのは想像の範囲内だったんですが、ふとサンバイザーをおろしてみると支える部分が片方しかないという恐ろしい仕様で、すぐに壊れそうで慌てて仕舞いました。
そしてエンジンを掛け、道路に出たのですが、普段はボンネットのある車にしか乗っていないので結構はじめは戸惑いました。まあでもそのあたりは慣れです。
すぐに赤信号があったのでそこまでは何の気なく走ったのですが、信号が青になって進み始めます。私の前はマークX1台。軽自動車だからとそれなりに踏み込んだんですが、前を走っていたマークXが遠ざかること。まあマークXだしね、それなりに飛ばすよね、なんて思ってスピードメーターを見たら40km/h、制限速度にすら届いていないという始末。しかたないので結構踏み込んで60km/hくらいまで出しますが、これが怖いのなんの、それなりに狭い一般道で80km/hくらい出しているような感覚になります。
多分NAの軽自動車で常用として使えるのはせいぜい60km/hがいいところじゃないでしょうか。しかも流れに乗るには耳煩いエンジンを青信号のたびに聞かなければならないということになります。あとで広い道路(高速道路だと思ってください)で80km/h超まで出したんですけど、出すまでが大変で、エンジンは唸り、そして足回りは心許なく、ジュークで考えればその2倍近いスピードを出している感覚なのではないかと思ってしまいます。フーガではちょっと考えられません。よく見たらスピードメーターは120km/hまでしかありませんでしたが、まあそりゃそうだとしか言えません。
コーナリングについては、背が高いわ足回りがアレだわで到底細かく検証する気にはなれませんでしたが、交差点で右左折をする際に物凄く減速をしないと不安だということは確かです。4WDということで一応4WDモードも試してはみたんですが、やっぱり怖くて違いが分かるほどの走り方はできず、でもなんとなく4WDのほうが安定感はあるのではないか、という気はしました。
舗装の少し悪いところに行くと跳ねるわ怖いわの大騒ぎで…仕事とはいえこんなのに毎日乗っている人がどうにも…気の毒に思えてしまいます。そうはいっても住宅街で30km/hくらいで走ってる分にはなんの苦もないんでしょうが、山道のワインディングを走っていると70km/hくらいのいいペースで走っている軽トラをたまに見かけますし、そういう人達は改めて命知らず…もとい運転が上手なのだと思い知らされました。
Posted at 2014/02/03 19:59:47 | |
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