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2015年07月23日 イイね!

ワゴンとジャーマンデザインの親和性

ワゴンとジャーマンデザインの親和性車の格好良さには多分大きく分けて2種類あるんだと思います。

有機的なデザインと無機的なデザイン。
曲線的なデザインと直線的なデザイン。

前者を代表するのが今のインフィニティやマツダであり、後者を代表するのがアウディやフォルクスワーゲンだと思います。


で、今回は新型パサートの話。
はっきり言ってパサートなんて全く興味がなかったんですが、ヴァリアント(ステーションワゴン)のデザインに物凄く惹かれました。

私は基本的にセダンが好きです。それは、前後のバランスが最もとれており、かつ上品であり、デザインによっては妖艶ささえ醸し出すからです。



例えば、写真のフーガ(インフィニティ・Q70)は見事なまでに有機的で、筋肉質な、それでいて均衡のとれた美しいデザインです。

膨らんだホイールアーチは脚周りの力強さを強調し、ロングノーズ・ロングホイールベースはFR的なスポーティーさを醸し出し、そして一筆書きのデザインはインフィニティらしいハンサムさを作り出しています。


一方、ドイツ系のデザインはインフィニティのようには、あるいはマツダのようには曲線を多用しません。非常に合理的で、それゆえ破綻のないデザインをコンスタントに生み出していますが、同時に面白味も欠けがちです。それはフォルクスワーゲンに顕著です。

実際、パサートのセダンのデザインはあまり面白くはありません。



確かに顔はいかつくて普通に格好良いのですが、それ以外の部分がFF丸出しの平凡デザインなので、あまり魅力を見いだせません。

しかし、ワゴンとなると途端に格好良く見えます。
正直、世界中のあらゆるステーションワゴンの中で、最も格好良いと思います。

例えば、曲線的なアテンザはワゴンよりもセダンの方が格好良いです。しかし、直線的なパサートはセダンよりもワゴンの方が格好良いという逆転現象が生じています。

そういえば、V35型スカイラインのワゴン版である2代目ステージアはスカイラインと違ってデザインが直線的なものに改められていました。日産のデザイナーは、セダンには有機的な、ワゴンには直線的なデザインが似合うことをちゃんと理解していたのでしょう(その割にウイングロードのモデルチェンジは大失敗していますが)。


正直なところ、私はステーションワゴンが欲しいとは思いませんし、大きいだけのフォルクスワーゲンに魅力など感じることはないのですが、写真を見て直感的に良いと思ったワゴンは、多分これが初めてだと思います。
Posted at 2015/07/23 19:53:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 新型車 | 日記
2015年07月14日 イイね!

トヨタにも良いと思えるデザインの車が…

トヨタにも良いと思えるデザインの車が…トヨタの車にはろくなデザインの車がありません。

例えばクラウンは、稲妻グリルとやらを付けて、斬新"風"に見せて、保守的なイメージを崩そうとしています。
しかし、フロントの顔を除けば、基本的なデザインは旧型クラウンとほとんど何も変わっていません。
それでも、顔しか見ない人間はいとも簡単に騙されてくれます。
あるいは、全く似合わないピンクを塗って、トヨタという企業がこんな"大胆"なことをするなんて、と褒められもしています。
しかし、大胆とナンセンスは違います。しかし、そんな違いもわからないような人間が、喜んでトヨタ車を買っています。


レクサスは、例えばISはお話にならないくらいに不格好ですけど、しかしGSやRCはそれなりに調和のとれたデザインだと思います。もうそれだけでも、トヨタという企業の平均的センスを思えば満点をあげたいくらいなんですが、残念ながらこの車にも魅力はありません。

車としてマトモなデザインでも、アウディほどには洗練されていませんし、フーガほどには色気がありません。
もっとも、そういう中庸で凡庸なデザインを求める人間がいるのは知っていますが、少なくともそれは私ではありません。


高級車に限らず、トヨタのデザインセンスはおしなべて悪いです。カローラ。SAI。MIRAI。この辺は最悪です。
それ以外は凡庸です。悪いデザインだとは思いませんが、はっきり言って、あえて、どうして、これを選ぶのかという理由が私には分かりません。
まあトヨタというブランドだけで、あるいはハイブリッドというバッジだけで売れるのが現実なのでしょうが。


で、じゃあトヨタで格好良い車ってなんだろうって話になると、2000GTくらいしかないような気がします。
"悪くない"車はあっても、"これじゃなきゃ"な車はトヨタにはありません。

しかし、今回の主題。
新型シエンタ。

このタイプの車のデザインを褒めるなんて自分ですら思ってもいなかったのですが、よく考えればジュークを買う前もSUVなんて欠片も興味はありませんでした。

前提として、欲しいとは全く思いません。
私の車選びの基準は、一にデザインですが、そこに走行性能が伴っていなければオハナシになりません。

ともかく、それでも、新型シエンタは良いデザインだと思います。
デザインの方向性としては、日本車ではなく、フランス車的だと思います。
カングーとか、ベルランゴとか、その辺の。でもそれ以上に目を引きます。

ヘッドランプ後端からバンパーに至るコペンみたいなラインや後輪の前にある飾り物は正直いらないと思いますが、それ以外の点ではかなりいいところまで行っていると思います。
ヘッドランプは鋭く、アクア的ですが、アクアのようなのべっとした(だからといってスポーティではない)デザインよりもシエンタの方が合っていると思います。

サイドラインは、Cピラーまで一旦上がってから少し下がっています。その点については違和感を感じないわけではないですが、スライドドアの形状がまるでヒンジドアのようになっている点はなかなか巧いところだと思います。トヨタにこんな工夫ができるなんて、正直驚きです。

ただ、ドアミラーや樹脂パーツ(?)の色が変えられるらしいんですが…。



うーん…酷い。

こういうパーソナライズは、ミニとかDS3とか、最近だとジュークとかその辺の、欧州の流行りをまんま取り入れたのでしょう。そういう商魂たくましさはトヨタらしいですし、それをマトモに自分のものにできていないのもトヨタらしいんですが…。


ともかく、トヨタにしては超上出来な車だと思います。
クラウンの稲妻グリルみたいに小手先だけで奇抜を演じているわけではなく、MIRAIみたいに全体として崩壊させて奇抜にしてしまったわけでもなく、ちゃんと全体として調和した奇抜を生み出すことができていると思います。
スポーティーなデザインとはあまり言えませんが(ミニバンだから当然ですが)、それでも、「おっ」と思える車がトヨタから出ただけでも、私としては驚かされました。
Posted at 2015/07/14 01:40:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | 新型車 | 日記
2015年07月10日 イイね!

最近の日本車、高すぎないか?

最近の日本車、高すぎないか?ホンダのシビックタイプRは新型モデルも日本に投入されるそうです。
その点については喜ばしいことだと言えるでしょう。

日本車で唯一、その対抗車種たりえそうなパルサーNISMOについては、そもそもパルサー自体が日本投入されていないですし(それはシビックも同様ですが、日産という企業の性格も考えれば)日本投入はあまり望めません。


しかし、シビックタイプRのイギリス本国(製造国はイギリス)での価格はおよそ570万円だそうで、日本で発売するとすれば600万円はくだらないでしょう。

一方で、例えば、メガーヌR.S.の価格は500万円を切ります。ゴルフRの価格は510万円です。
確かに、ホンダのほうが馬力はあるかもしれませんし、ニュルブルクリンクでも速いかもしれません。しかし、デザインは終わりすぎるほどに終わっていますし、実用性は4WDのゴルフRの足元にも及ばないでしょう。
確かに、魅力的な車だと思います。
現実世界で何の意味をなさなかったとしても、ニュルブルクリンクFF最速という称号には夢があります。
しかし、だからといって、600万円は高すぎます。


ホンダといえば、新型NSXの発売も控えていますが、今度のNSXはハイブリッドカーになるそうです。噂では価格は1,800万円程度になるとか。しかし、正直、私は今のホンダに期待なんてしていないのでそんなことはどうでもいいです。
問題は、次期型GT-Rもハイブリッドカーになるという噂があるという点です。そうなれば、新型GT-Rは確実に高くなります。本来、誰もが頑張れば購入でき、誰もが圧倒的な高性能をその手中に収めることができた車が、雲の上の存在になろうとしています。
しかし、日産というブランドで、手の届かないスーパーカーを作って、一体誰が喜ぶのでしょうか。


あるいは、スカイライン。ハイブリッドの値段が高いことについていまさらどうこう言うつもりはありませんが、メルセデス製の2.0Lターボ車の値段が高すぎます。
メルセデスに足元を見られているのでしょうが、さて、どうして日産は2.0Lターボを自分で作らないのでしょうか。
トヨタでさえ、ついに2.0Lターボを自社開発しました。それどころか、ヒュンダイですら自社開発しています。
2.0Lターボがあれば、スカイラインやフーガはもちろん、エルグランドやティアナなどにも搭載できることでしょう。非常に実用的なエンジンになるはずです。それに、MR16DDTという優れたターボエンジンの開発をしておきながら、2.0Lが開発できないということはないでしょう。

スカイラインの2.0L車の一番安いモデルは383万円です。これは確かに、メルセデス・ベンツ C180の427万円という価格よりは安いですし、レクサスほどにはぼったくってはいません。しかし、日に日に日本車とドイツ車との価格差が小さくなっているような気がしてなりません。


例えば、アウディは249万円のA1を発売しました。
フォルクスワーゲンは260万円のビートルを発売しました。

ルノー車も安いです。ルーテシア、208万円から。メガーヌ、249万円から。
一方で、トヨタ・オーリスの1.2Lターボは259万円。


果たして、アウディよりも、排気量も車格も同じルノー・メガーヌよりも10万円高い値段を払って、あえてトヨタのハッチバックを購入しようという酔狂な人間がどれほどいるのでしょうか。

率直に言って、日本車は本質的にドイツ車には勝てません。
インフィニティのデザインは世界中のどの高級車メーカーよりも格好良いと思います。マツダのデザインはどの大衆車メーカーよりも洗練されていると思います。
ですが、車の本来の生命線である走行性能において、ほとんどの日本車はドイツ車に届きません。
にもかかわらず、その実力に合わない値札を付け続ければ、いずれ日本でさえ、日本車が売れなくなる日が来るかもしれません。
Posted at 2015/07/10 22:29:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2015年07月02日 イイね!

トヨタには調和という概念が存在しないのだろうか

トヨタには調和という概念が存在しないのだろうか私はかねてより車のデザインでもっとも重要なのは全体のシルエットだと主張してきました。

そしてだからこそ、私はインフィニティが好きで、フーガに乗っています。だからこそ、ドイツ御三家の中では、メルセデスよりも、BMWよりも、アウディのデザインを評価しています。

例えば、最近発表された新型アルファ・ロメオ ジュリアは、全体的なシルエットが旧型BMW 3シリーズにしか見えません。これで格好良いなんて言うことはできません(格好悪いわけでもないんですが…)。アテンザのほうがよっぽど格好良いです。

新型アルファ・ロメオ ジュリア


旧型BMW 3シリーズ


インフィニティやアウディ同様、私はマツダのデザインも高く評価しています。日産と違って、下はデミオから上はアテンザまで、一様に優れたデザインだと思います(最近の日産は安い車のデザインが駄目駄目です)。

しかし、いくらシルエットが美しかろうと、それを台無しにできるメーカーがあります。
トヨタです。

マツダ2セダン


サイオン iA


トヨタとマツダが提携関係にあるのはご存知のことかと思いますが、北米においてはマツダ・デミオのセダン版(日本未発売)がトヨタのサイオンブランドにおいて「iA」として販売されています。

小型セダンのデザインというものは難しく、日本で販売されているラティオやカローラなんかは不格好ですし、グレイスはまだましにしてもやはり垢抜けてはいません。
しかし、そんな中でマツダ2セダン(デミオセダン)は流麗なボディラインを描く非常に秀逸な仕上がりとなっています。

ところが、デミオセダンではフロントからリアに向けて目を見やるとき、綺麗な曲線を描いて認識するところを、サイオン版はといえば、フロントをごちゃつかせることでそんな認識を邪魔します。

要するに、流麗なボディラインと、雑然としたフロントエンドが調和していません。


逆に、タイトル画像のカローラのマイナーチェンジモデルは、(バンパー下の開口部がやたらデカいのはともかく)凛々しい目つきのヘッドランプが付いたフロントデザインとなっています。しかし、ボディラインがカローラ的なハコ型なので、全く調和していません。

カローラアクシオの公式サイトを見てみると…
スポーティ・モダンに生まれ変わった、伸びやかなボディライン。
とあります。

これは日本最大の企業渾身のギャグなのだろうか。
ボディラインというのは、ヘッドランプのことではありません。
カローラのボディラインは、どう見ても家電製品と同列にあります。
決して、スポーティとは言えません。


あるいは、カローラとほぼ同時に発売されたオーリスのマイナーチェンジモデル。
こちらは、カローラに比べれば比較的スポーティなデザインなので(欧州市場にも向いていますから当然ですが)、トヨタの新顔がそれなりに合っています。カローラみたいに間抜けに大口を開けているわけでもないですし。

サイオン iM(北米仕様オーリス)


しかし、このルノー顔スタイリッシュなフロントフェイスが本当の意味で似合うのは、オーリスよりもデミオの方なのではないでしょうか。
いくらスポーティと言っても、所詮はトヨタであり、オーリスにはぎこちなさが残っています。


ならばどうして、iAのフロントフェイスを、同じサイオンブランドで売っているiMと似たような形にしなかったのでしょうか。

その理由は恐らく、考えるまでもないでしょう。
トヨタのデザイナーに感性なんてものは存在しない。
バランスなんていう概念は存在しない。
さもなければ、これだけとってつけた感のあるデザインの車を連発することはないでしょう。

最近、トヨタは車のデザインに共通性(笑)を持たせようとしているように思います。
しかし、マツダやアウディやインフィニティは、はじめから車全体として共通したプロポーションの車を作っています。
一方、トヨタは、全く違う方向性でデザインされた車に、マイナーチェンジで似たような顔を無理矢理つけています。
ところが、いざマツダからスポーティなトヨタ顔が似合いそうな車が供給された途端、何故か意味の分からないデザインの差別化をしました。


トヨタのデザインセンスは、私のような日産乗りには到底理解の及ばないところにあります。
そして、本気で新型カローラがスポーティ(爆)だという宣伝に騙されて購入したのかは知りませんが、日本の自動車売り上げランキングの上位にMC後のカローラが踊り出るような日本市場のセンスも理解できません。
Posted at 2015/07/02 21:49:20 | コメント(2) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記

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