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2015年06月18日 イイね!

こんな人間が自動車評論家を名乗っているという現実

国沢光宏という自動車評論家がいます。
比較的名の知れた自動車評論家であり、日本を代表する自動車評論家であると表現してもいいかもしれません。

そんな彼がYahoo!ニュースに著した無保険車の存在を憂う記事中にこんな一節がありました。

このあたりで自賠責保険の制度を大幅に見直し、任意保険と同じような賠償範囲まで広げるべきだろう。こう書くと「出費が大きくなってしまう」といった意見が出てくるかもしれない。

その場合、車両の大きさや動力性能で保険の価格を決めればいい。加害性の低い軽自動車は安価に。今回事故を起こしたような大きくて重い車両なら高価に。



今回の事故、というのは記事を読んでもらってもわかると思いますが、先日北海道で起きた事故です。この事故の加害車両はBMW X5。

さて、ここで問題。
加害性の高い車ってなんだ。

私は日産・フーガに乗っています。全長4,930mm、全幅1,805mm、車重はドライバーである私の体重を含めれば1,800kgを超えます。

では、私の車は、そこら辺を走っている軽自動車より危険なのでしょうか。


かつて、一度だけ軽トラックを運転したことがあります。軽トラは直進安定性能、旋回性能いずれも乗用車の比ではなく、軽トラを降りてフーガに乗ると車ってこんなに運転するのが楽だったんだと感じました。
運転をするのが楽だ、ということは、常に運転中に操作自体だけでなく前方、側方、後方に注意を払うことができることを意味します。
実際、軽トラに乗っている時は普段車を運転している時に比べると注意力は散漫になっていました。


結局、加害性の高い車というのは、運転時の侵襲性が高く(つまり安定性に欠けており)、緊急回避能力が低く、そして重い車だと思います。

では、国沢氏曰くの安全な車、例えばワゴンRとしましょう。
その車と私のフーガ、さてどちらが危険でしょうか。

一般道を走っていると、ろくに車線もキープできずにフラフラ走っているハイト軽を時折見かけます。軽自動車のほとんどは車の縦横比が1:1よりも縦長寄りになっているのですから、安定感が欠けているのは当然です。フラフラする車に乗って運転操作に気を取られていれば、急に飛び出してきた歩行者に気付くのも遅れます。

それに、制動性能。いくら車が重いと言っても、高級車に付いているブレーキやタイヤと、軽自動車に付いているブレーキやタイヤの性能差は歴然であり、子供が飛び出してきた時に早く止まれるのは当然ながら高級車です。

あるいは、旋回性能。いざというとき、ステアリング操作で緊急回避できるかどうかは、車の旋回性能によります。それに、緊急回避できるかどうかの判断を正確にするためには、運転中に余裕がある=安定性の高い車であることが重要です。



今回の事故は、飲酒運転をした上で暴走し、さらに赤信号まで無視した大馬鹿が起こした事故です。
当然、重くて速い車ならば暴走すれば加害性は高くなります。人殺しの道具として見るならば加害性は高いでしょう。
しかし、一般的な人間は人を殺すために運転をしているわけではありません。むやみやたらにアクセルを踏んで、むやみやたらに信号無視をする人間なんて、普通は存在しません。

にもかかわらず、国沢氏は重さだけで車の危険性を判断しています。
ドライバーだけでなくBMWにも責を求めています。
しかし、それは理屈として異常ではないでしょうか。


BMWの走行性能は高いです。一般道を60km/hで走っていれば、ワゴンRよりもBMWの方がよっぽど安全です。もし突然歩行者が飛び出してきた時、ワゴンRよりもBMWの方がその歩行者を轢き殺してしまう可能性は低いです。
(別にワゴンRに恨みがあるわけではありません。気分を害されたら謝ります。)


スポーツタイプの車は危険だと言って、偏見で思考停止をした爺さんが世の中には存在します。そういう人間に限って、自分の乗っている軽乗用車ではろくに安全確認もできなかったりします。
そんな人間と同列な位置にいる自動車評論家が、果たして許されるのでしょうか。
Posted at 2015/06/18 17:25:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2015年06月17日 イイね!

白物家電に求められるもの

白物家電に求められるもの先日、唐突にキッチンの方からパリパリと嫌な音が聞こえてきました。
何が起こったのかと様子を見に行ってみると、なんと電子レンジのガラスドアの部分がひび割れているではありませんか。
理由は分かりません。
そもそも、ここ数日は電子レンジなんて使っていなかったし、変なものを温めたわけでもないのに。
まだ買って3年ちょっとしか経っていないのに。

ともかく、必要性に駆られて新しい電子レンジを買うことにしました。
私は基本的に白物家電には欠片も興味がないので、普通ならそのまま家電量販店に行って適当な商品を見繕って買うのですが、あいにくその時は深夜。

そこで、参考程度にでもとネット通販を見てみました。

いくらで買ったか覚えてはいないけれど、まあまあな値段だった東芝製のその電子レンジが3年で壊れてしまったことが悔しかったので、今度はもういっそ安いものでもと思って見てみたら。

シャープやパナソニックのベーシックな電子レンジに加えて、ハイアール、エレクトロラックスなどの電子レンジが1万円近い値段で販売されていました。
さすがの中国ブランドだけあって、ハイアールには5,000円台の品もあったのですが、さすがにハイアールはないだろうとスルー。

で、エレクトロラックスってなんだ。
スウェーデンの家電メーカーだそうです。

で、こいつ、ひと目で気に入りました。
だってデザインがいい、値段は安い、機能はシンプル。

これまで使っていた東芝にはやたらボタンが付いていて、むしろ使いづらかったんです。そもそも電子レンジが自動的に判断する温め時間なんて私には信用出来ないですし、わざわざボタンを何度も押して何分何秒何Wを設定して使っていました。

しかし、エレクトロラックスのエントリー機はそんなややこしいものはなく、ただダイヤルがあって、ワット数と温め時間を調節するだけ。

そんなわけで、そのままヨドバシ通販で購入。価格は8,930円也。安い。

実際に使ってみたところ、温め終わりのお知らせ音はこれまでのような「ピーッ ピーッ」ではなく、昭和の時代の「チン!」という懐かしい音なのですが、正直そんなことはどうでもいいです。
また、従来使っていたものは回転式ではなかったので、むしろ万遍なく温まらないことがあったのですが、新しい電子レンジは昔ながらの透明回転テーブルが付いており、出来上がりもパーフェクト。

さて、つまり、東芝の従来使っていたものと新しく家にやってきたエレクトロラックスを比べると、後者のほうが電子レンジとしての素の機能が優秀で、操作も直感的で、値段も安く、そしてデザインが良い。

唯一負けているのはブランドイメージだけです。

電子レンジが壊れ、エレクトロラックスという知らなかったメーカーの電子レンジを購入した経験から、日本の白物家電について改めて考えさせられました。
白物家電とは単機能のものがほとんどであるにもかかわらず、日本のメーカーはなぜか余計な部分にこだわっているような気がします。
かつて、炊飯ジャーがしばらく使われなければ家族に通知されるというCMがありました。果たしてあんなものが売れたのでしょうか。あるいは、私の家の冷蔵庫には液晶画面があって、いろいろな設定ができるようになっていますが、使ったことなどありません。
あるいは、白物ではありませんがスマートテレビ。果たしてどうして、パソコンもタブレットもスマートフォンも使える環境であるはずの家の中で、あえてテレビのリモコンをポチポチ押してGoogle検索をしたい人間がいるのだと思ったのでしょうか。

日本の家電メーカーは危機下にあるそうです。その理由がひとえに家電の複雑性にあるとはいいません。ですが、必要もない機能を「イノベーティブなアイディア」などと評してどんどん付けていくだけなら、いずれ滅び行くことになるでしょう。

当然、革新も必要です。でも、必要のあるものとないものの分別くらい、どうして付けられないのでしょうか。


そして車にも似たようなことが言えるでしょう。自動車とは長時間を過ごす場であり、当然白物家電のような単目的的なものではなく、多目的的な製品です。つまり、要求されるものは多々存在します。
しかし、猫も杓子もアイドリングストップ、猫も杓子も自動ブレーキ、挙句の果てにタッチパネル式エアコン
当然、オートライトやインテリジェントキー、バックカメラのような機能は私も毎日のようにありがたく使っています。
だから自動ブレーキだって必要だと思われる人もいるかもしれません。
しかし、どこまでドライバーが下手になれば、この技術革新に歯止めがかかるのでしょうか。
私には理解できません。
Posted at 2015/06/17 23:29:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2015年06月08日 イイね!

ランエボのない三菱

三菱自動車の2015年4月度販売実績は4,213台。
同年同月度の輸入ブランド国内トップであるメルセデス・ベンツの登録台数が3,189台。

この数字を見て何を思うかは人それぞれでしょう。

私の感想としては、三菱ってこんなに売れていたんだ、です。

だって、メルセデスにはAクラスやCクラスなど、比較的手が届きやすくて魅力的な車がある一方で、三菱にあるのは、アウトランダー、パジェロ、RVR、デリカD:5、あとは軽自動車、それにOEM車。

…ああ、ミラージュもあったか。

ともかく、軽自動車を買うような人は、あえて三菱に行かずに日産で買っちゃうような人が多いだろうし(NMKVの作るようなハイト系軽自動車を買うような人は十中八九車に興味のない人でしょうし、そんな人があえて三菱のディーラーの敷居をまたぐなんてしないでしょう)。

じゃあパジェロやアウトランダー、RVRのようなSUVはどうかと言えば、結局日本でSUVを購入する人というのは大抵がそのデザインを理由とするわけで、その点で三菱は…??? あんまりセンスがあるとは思えないです。

デリカD:5はまあ、一応ニッチにはまった車といえるでしょうが、所詮ニッチはニッチですし。i MiEVも同じです。
ミラージュはお話になりません。


じゃあ三菱がメルセデス以上に売れる要素がどこにあるのかと言えば、やっぱりどうしたって、三菱という巨大グループのなせる技なのではないでしょうか。トヨタ以上に、ひょっとしたらオーナーに車への愛着はないのかもしれません。

もちろん、三菱にだってファンはいるでしょう。かつて、三菱にも名車と言われる車は存在しました。
あるいは、パジェロもその括りに入れてもいいのかもしれません。

けれど、過去の栄光に縋っていても、メーカーは終わっていくだけです。だとしたら、ランエボを切り捨てた三菱の判断は、明らかに間違っていると言えると思います。ランエボがあれば、それがきっかけでディーラーを訪れる人は増えるでしょうし、そこからディーラーとの付き合いが始まって、ランエボに限らず三菱車が売れるきっかけが生まれます。

けれど、益子さんはどうしてもエコカーが大好きみたいですし、三菱をEVメーカーに仕立てあげたいみたいです。でも、EVなんて言ってしまえば新興メーカーだって作れる裾野の広い分野であり、ハッキリ言って、自動車でさえ勝負になっていない三菱がEVで勝てるとは到底思えません。

もっと言えば、誰がEVに憧れるのだろうか。
誰がプラグインハイブリッドに憧れるのだろうか。

本当に欲しいと思うか、必要性に駆られるか、自動車を購入する理由は人それぞれですが、ブランドを選ぶ際には必ずブランドイメージが重要となります。
そして、ブランドイメージを植え付けるためには「名車」が必要です。

確かに、トヨタはそんな理由で売れているわけではないでしょうが、いまさら三菱がトヨタにはなれません。「なんとなく車にこだわっていそう」という印象があるだけで車が売れるきっかけになるのは、ホンダが十分に証明しているのではないでしょうか。もっとも、今のホンダは三菱同様に、過去の栄光に縋っているようにしか見えませんが。


さて、このブログで私が言いたいのは、別にランエボの復活を切望しているという話ではありません。もちろん、車好きとしてランエボの消滅は寂しい限りですが、正直言ってそれほどランエボに思い入れはありません。


噂によると、インフィニティ・Q50 オールージュの開発計画は頓挫したらしいです。

インフィニティという新興メーカーにとって、イメージは重要です。
確かに、私が何十回と言ったか分かりませんが、インフィニティにはデザインという他のどのブランドも太刀打ち出来ないような強みがあります。しかしそれだけでは、高級車は売れません。
高級車のオーナーは、デザインという一面的な部分が優れていただけで車をホイホイ買うほど短絡的ではありません。大体、それだけ高い金を払っているのですから、車に万能性を求めるのは当然です。

そして、車に、特に高級車に重要なのは走行性能です。

それを世間に認知させるために、そしてインフィニティの躍進のために、AMGを超えるような、Mを超えるような、RSを超えるような広告塔は重要です。
インフィニティという弱小高級ブランドが、三菱という弱小ブランドと同じ道を辿らないことを願いたいところです。
Posted at 2015/06/08 21:30:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記

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「ジャパンタクシーに試乗 http://cvw.jp/b/1639875/41456484/
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