ここしばらく、次の車を買おうという気持ちはほとんどありませんでした。
確かに、Y51後期のType Sはなかなか恰好良いのですが、
・積んでいるエンジンが今乗っているフーガと200cc、20馬力しか変わらない
・インテリアパネルが木目調しかない
など、わざわざ高い金を払ってまで買い替えようというほどの魅力が見出だせない、それになにより、今乗っているY50後期に惚れ込んでいる、という理由により、もうしばらくY50に乗るつもりです。
とはいえ、それでも10年も20年も乗り続けるわけにはいかないので、いずれは買い換えなければいけません。
しかし、日産のエンジンは旧態依然で、3.7L以上のエンジンは皆無に等しく、正直な話、次の車はもう少し高い車を、と思っている身としては、どうしても候補が外車に行き着いてしまうわけで。
それでも、デザインで言えばインフィニティこそが私の感性には一番合っていて、はっきりと言ってしまえば世界で一番恰好良いと思っているので、日産にはまともなエンジンを作って欲しいと思っていました。
けれど、日産は2.0Lターボすらも自社で開発せず、メルセデスに供給を受けています。
ちなみに、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン・アウディ、BMW、ジャガー・ランドローバー、フォード、GM、トヨタ・レクサス、スバル、それにヒュンダイにいたるまで、ありとあらゆる自動車メーカーが自社で2Lターボエンジンを開発しています。
言うまでもなく、2Lターボエンジンはこれまでの2.5Lエンジンに代わる世界の中・大型乗用車の主力エンジンであり、それを自社開発することもなくぼったくり価格でメルセデスから買い取り、スカイラインを(レクサスよりはましだけれど)ぼったくり価格で販売する日産の方針が理解できません。
そんな状況があって、だから、VQの後継もメルセデス製になるものだと思っていたのですが、VQ37VHRの後継機はなんと日産内製の3.0Lターボになるそうです。
この新エンジンは、インフィニティ・Q50(スカイライン)のマイナーチェンジ時に追加され、300馬力版と400馬力版が用意されるそうです。
400馬力なんて、なかなか理想的な数字じゃないですか。
現行スカイラインはリアシートもフーガ並とは言えないものの従来よりは広くなっていますし、デザインもかなり良いですし、なによりインテリアが現行フーガと違って演歌調木目全開ではないので、これに400馬力のモデルが出れば、多分迷わず購入すると思います。
ただ。
今の日産(日本市場)は頭がおかしいです。
日本仕様のスカイラインには北米仕様にある3.7Lモデルが投入されていません。
なので、日本ではハイブリッドさえ出しておけばいいという頭のおかしな結論に至るかもしれません。
そうなるとやはり、私はドイツ車あたりに買い替えることになるのかもしれません。
日産に言いたいのは、是非ともホンダの失敗に学んで欲しいという話です。
ホンダは、ハイブリッドであれば売れると盛大な勘違いをしてアコードだのナントカだのというまったく売れない車を売り出しました。
意識が高い人たちはハイブリッドじゃなきゃ嫌なのかもしれませんが、全員がそうだというわけではありません。
ラインアップが少なければ、顧客がどんどん逃げていきます。逃げた顧客はなかなか戻ってきません。
日産はそれを理解し、穴だらけの日本市場のラインアップを見直すべきでしょう。
それはなにも、スカイラインに限った話ではありません。
Posted at 2015/12/18 01:28:50 | |
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