最近、高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違い事故が突如として頻繁に報道されるようになりました。
陰謀論めいた話に思えるかもしれませんけど、どうしても何らかの意図を感じずにはいられません。
まさか、車を運転する認知症老人がここ1年間で10倍や20倍になったなんてことはありえないですし、同じような事故は昔から同じようにあったことは間違いないでしょう(当然、高齢化社会なのですから、少しずつそんな事故が増えているのは事実でしょうけど)。
そしてそれが布石だったかのごとく、こんなニュースが飛び込んできました。
自動ブレーキ義務化を検討 国交省、高齢運転の事故対策
連日の報道により自動ブレーキが必要だという世論を高め、そんな見事なタイミングで自動ブレーキを義務化。
今の政府は仕事が早い。さすが。国民の声に耳を傾ける素晴らしい政府じゃないか
そんな演出がしたかったのではないかと疑いたくもなってしまいます。
私は自動ブレーキなど不要だと考えています。そのあたりの考えについてはこれまでのブログでも何度となく書いてきましたが、今回は私の考えについては何も書くつもりはありません。
今回は、もし自動ブレーキが義務化されたらどんなことが起こるのかを予想してみたいと思います。
一つ、当然、車の価格は上がるでしょう。たとえ何らかの(国民の血税を基にした)補助金が出たとしても、値段が上がることはほぼ確実でしょう。
そして、付けるつもりもないのに自動ブレーキを無理やり付けさせられた人はどんな運転をするでしょうか。
払いたくもない金を払って、自動ブレーキ付きの車を買わされることになった人は、どんな運転をするようになるのでしょうか。
思うに、せっかく高い金を払ったのだから、自動ブレーキを有効に活用したいと考えるようになるのではないでしょうか。
取り締まりのない場所では、運転しながらスマートフォンをしたり、走行中にも見られるようにしたカーナビでテレビを見たり。
そしてなにより、時間を節約するために、長距離移動であっても、休憩の頻度を減らすのではないでしょうか。
だって、多少ウトウトしたとしても、大金を払って付けた自動ブレーキが警告してくれるんですから。
普通の人間は、安全マージンを過剰にとって運転するわけではありません。
自動ブレーキがあれば、その分だけ運転への集中力がなくなって、結局は自動ブレーキの意味がなくなってしまうのではないでしょうか。
Posted at 2017/02/03 21:16:29 | |
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