今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業から、BMWの5シリーズのツーリングです。
山口県の隣の広島県からお越し頂きました。
専用のナビオーディオ付きのお車にベーシックパッケージの取付を行いました。
BMW5シリーズは同じ型式のセダンを持っていた事があって、ユーザーとして使っていたからこその細かい部分への対応が出来ます。
まず作業の時に写真で残してあったので作業がスムーズに進んで・・
日常生活で使っていたので、音にどの辺りで不満が出るか分かっており、まずはドアのスコーカーが運転席から見て左はストレートに届くのに・・
運転席側からは右のスコーカーがかなりグリップがかかっていて左右の音のギャップが出てしまいます。
そこでスコーカーの上の方の音はピュアコンでバッサリ切ってしまい、ダッシュにワイドレンジのATX-30を取り付けて、中音域の近くまで目の前で聴ける様にして、全ての音域をスムーズに聴ける様に改善しました。
グローブボックス下にはRRタイプのワイドレンジのブラックボックスと、大型の純度の高いコイルを取り付けて、ドアスピーカーを交換するよりもクオリティーの高いサウンドを再現出来る様にしました。
ピュアコンの数値は音を聴きながら何度も交換して、バス・トレブル・フェダーは勝手知ったるドライブのスイッチをスイスイと動かしてあれこれとパターンを変えました。
お客様のご希望はボリュームの低い位置でも楽器の音が一音一音聴き分けが出来るという事で、通常ボリュームと低めのボリューム交互に聴きながら音調整を行いました。
入庫時はバスもトレブルもほぼ上まで上がっていましたが、ベーシックパッケージの装着でセンター付近でも十分な体感音圧が得られる様になって、同じ周波数が違う方向からぶつかってキャンセルされる状態をピュアコンで防いでいるので、無理なく素直な音色で音楽が楽しめる様になります。
昨日の閉店までにある程度追い込んでいるので、これから午前中かけてもっと生音・生声に近くなる様にセッティングして行きます。
お客様にはBMWの3シリーズ・5シリーズ・7シリーズと3台買って実験している事をお伝えして、その中でもツーリングは3シリーズだけで、セダンとツーリングの形状の差があるのではないか?と思われていましたが、実際にはセダンとツーリングの形状の差よりも、前期・中期・後期のアンプかプリの特性の差の方が大きく、同じスピーカーを使っていてもピュアコンのパーツの値は全て替えて対応しています。
BMW3車種を日常使いで乗っていたからこその、実態に基づいた適切なチューンで仕上げています。
追伸
BMWを3シリーズと5シリーズと7をシリーズを持っていたと聞いて、小さい方から順番に買い替えて行ったと思われる方が多いのですが、実際には3シリーズのツーリングと5シリーズのセダンを同時に持っていて、同時進行で2台でパッケージ開発を行っていて、その2台をディーラーに持って行って7シリーズに換えてもらったというのが実際のところです。
Posted at 2024/03/03 10:49:01 |
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