先日のブログで紹介した通り、
8月最後の週末は鈴鹿サーキットでレース観戦。
そしてそしてその翌日、
超強行軍で残暑厳しい「青の島」へも行って来た。
下地島である。
3月から宮古島に隣接する下地島内にある空港に定期便(JJP、HKE)が飛び始めた為、
夏の下地島+RWY17(ランウェイ17)エンド+旅客機のコラボ撮影が主たる目的で、
8月上旬訪問で行程を組み、飛行機やホテル、レンタカーの予約も済ませていた所、
まさかの台風9号襲来で、全ての予約を号泣しながらキャンセル。
翌週はお盆休みとも重なる為、今夏の訪問は完全に中止と考えていた。
そんな中、同じ時期にキャセイパシフィック航空が下地島空港で訓練予定だった事を知る。
僕にとっては正にビッグニュース。
事前に訓練情報を知っていて8月上旬の下地訪問を考えてはいなかったので、
もし実現していたら、突然やって来た機体に腰を抜かしていたかも。
でもそれは叶わぬ妄想に終わった訳であるが、
心の奥では何となく諦めきれない自分が居たりと葛藤は続く中、
何となく↓訓練予定を眺めていると、8月26日(赤線部)に目が止まる。
26日は元々レース観戦からの移動日と考えていたので、休暇取得するつもり。
ん!?ではこの日を上手く宛がえば、見に行く事も可能では?
また訪問時期を遅らせようとすればする程、空港周辺の季節風が南風から北風に変化し、
RWY17での着陸機会が少なくなって来るので、チャンスがどんどんなくなっちゃうぞ。
とポジティブな情報だけを自分に言い聞かせ、今回の暴挙に向けてのシーケンスがスタートする。
行くと決めたからには、次に考えるのは移動手段。
ラッキーな事に訓練予定は12時30分から。
でも宮古島には何とか午前中の早い時間には到着していたいのが本音です。
鈴鹿から宮古島へ飛行機での移動を考えてみると、
まずはセントレアから那覇、そして宮古島に乗り継ぐのがセオリー。
これだとJTA43便で7時40分にセントレアを発ち、宮古島には11時20分に到着するのが最速。
う~む、それではちと遅い。
ではもうひとつの移動手段、羽田からの便ならどうだろう。
此方からは直行便があり、JTA21便で6時40分に羽田を発ち、
宮古島へはその恩恵もあって、9時30分に到着出来る非常に魅力的なフライト。
しかも普通席なら結構直前だったけど、何とか確保出来そう。
もう迷う事はありません。
当然出発までに羽田へ移動する必要があります。
なのでレース終了後もあまり余韻に浸らずに速攻でサーキットを後にします。
お陰で周辺の帰宅渋滞に巻き込まれる事なくホテルに戻る事が出来ました。
入浴と暫し仮眠するつもりでしたが、いや~全く寝れね~ッス。
そうこうしてると、時間が来ました。
出来るだけ余裕を持ちたかったので、少し早めから移動です。
道のりとしては400キロ弱、昼間なら余裕の走行距離であるものの、
この時は夜中+全く寝ていない状況での移動。
う~む、著しく不安です。(汗)
でも行くしかない。
出発前に目的地の天気もチェック~。
注目の風向きは直前に台風11号が立ち去った(実はまたビクビクしてた)事も影響して南風、
これなら絶対RWY17確定でしょ。
最早邪魔者は移動中の睡魔だけです・・・。
道中はトラックや高速バスに囲まれて結構走り難かったけど、
不安だった睡魔も順調にやっつけ、何とか海老名SAまで到達。
このままでは早着となりそうなので、少し長めの休憩・・・・・zzz。
完璧寝落ちッス。(笑)
本当に焦りましたがアウ様Ⅱにムチを入れ、何とか想定していた時刻に羽田へ到着。
ここから先は寝ていても宮古島へ送ってくれるので、もう安心であります。
↓こんな感じで飛行した模様。
そして鈴鹿を出発してから約10時間、遂に宮古島に到着。
考えてみると、この1年で3度目の訪問かな・・・。
因みに
1度目は昨年10月、
2度目は今年1月でした。
でもやっぱ夏の宮古島が一番!
俄然テンションも上がる中、早速レンタカーを借り下地島へ急ぎます。
実は下地島空港に定期便が就航する様になってから、
RWY17エンドへの車両乗り入れは完全禁止に。
なので、最寄りの駐車場から歩いたら、灼熱のエンドまで30分も要し
真剣にぶっ倒れそうになった僕。
でもそんな疲れを吹き飛ばす光景が、やはりそこには広がってましたよ。
うほぉ~、眩しい!!
正に青の島、やはり夏は太陽のパワーが段違いッス。
早速FR.24をチェックし、訓練機の位置を確認してみると、
此方に飛んで来ているはずの機体が全く確認出来ません。(便名はCPA9991便)
ベースの香港からは1時間半くらい掛かりそうなので、現着した途端の延着確定で残念至極。
まあ待ちましょう!
最早悟りの境地である。(笑)
そのまま2時間くらい経ったでしょうか。
香港からは相変わらず訓練機の離陸が確認出来ぬまま。
『ううぅ、飛行機の神様、貴方はどれだけ僕に試練を与えるのですか。』(涙)
完璧ボウズを意識して何に当たり散らそうかと考えていると、
誘導灯の遙か彼方にランディングライトを点灯しながら接近して来る機体が見えて来た。
どうやら暑さで幻視が見えて来た様である。
いやいや小っちゃいけど、間違いなく接近して来る機体があります。
機体には尋常じゃない程、エメラリュドブルーが映り込んでいます。
ぬおぉ~、来た~!!
まさかの海上保安庁ガルフストリームエアロスペース(レジ:JA501A)降臨。
ランディング後、直ぐに離陸しタッチアンドゴー開始であります。
Thank you God!
順調に空港周辺の周回コースを飛行し、再びアプローチコースに進入です。
2回目は誘導灯からちょっと距離を取って撮影。
やっぱ青い!
正に夏の下地ここにありって感じで気分も最好調!
さあドンドン飛んで来て~と考えてると、
2回目のランディングを終えた機体は一路駐機場を目指す。
程なくしてエンジンも停止し、辺りには波が打ち付ける音だけが響き渡ります。
穏やかな波音が非常に心地よい。
って余韻に浸って満足してる場合ではないぞ。
わ、僅か2回の通過だけで終了なの!?
やっぱ飛行機の神様は気紛れです。
(笑)
それから約1時間、飛行再開を待ち続けましたが、その気配はまるでなし。
そろそろ帰りの便も気になる時間になって来たので、
今回も後ろ髪をダンプで強烈に引っ張られる思いでRWY17エンドを後にします。
勿論帰り道も30分歩きましたよ~。
もう本当に汗だくです。
兎にも角にも、飛行機が飛んで来てくれて本当に良かった。
その他画像達。
遂に下地島上陸を果たした宮古島まもる君ファミリーの『まさお君』。
中休味食堂前からはるばるやって来た頑張り者である。
砂川小学校前へ新たに移動した『いさお君』も見に行きたかったけど、
時間の関係で今回は断念。
次回は来島時には必ず・・・。
宮古島から那覇までの便が唯一窓側の確保出来たフライト。
機内からの景色を数枚。
那覇からの出発が大幅に遅れ、結局家に到着したのは
鈴鹿を発ってから24時間を過ぎた間もなく火曜日になりそな時刻で、
心底疲れた弾丸ツアーは、こうして幕を閉じた。
来年の宮古島訪問は、のんびり宿泊したいと切に願う。