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予告を見て気になっていた映画「アルキメデスの大戦」を鑑賞してきた。


一言で言うと…

面白かった！

近年観た邦画の中では（アニメはのぞく）1、2を争う完成度の高さだと感じた。

その前に観た「空母いぶき」があまりにヒドかったので、ハードルが下がっていたのかもしれないが…




※ここからネタバレあります

舞台は太平洋戦争開戦の８年前の日本。

巨大戦艦（後の大和）建造を主張する嶋田繁太郎派と、空母建造を主張する山本五十六派、さらにそれに手を貸す天才数学者、主人公の櫂直（かいただし）の予算審議での争いが描かれている。


（原作は、さらに様々な兵器開発のエピソードが描かれているが、映画はこの大和建造の序盤を抽出している）

フィクションでありながら、「日本はこんな風にして戦争に突入していったのだなぁ」と考えさせる展開で引き込まれる。

「大艦巨砲主義はもはや時代遅れ」

「これからは航空機が戦闘の主役」

と譲らない山本五十六（主人公側）の意見に観ている人は賛同するだろう。


なんせ、自分たちは史実を知っている。

大和なんて、実戦でほとんど活躍しないまま沈められたんだから。


だが。

私は終盤、平山忠道造船中将の言葉に感動した。

「大和は、日本人そのもの。
その玉砕しかねない日本人の代わりに、あえて沈むために作らなくてはならない」

大和は日本人の象徴であり、心のよりどころとして存在しなければならないのだ、と。

その言葉通り、「宇宙戦艦ヤマト」の例を持ち出すまでもなく、大和は21世紀の今でも日本人なら誰でも知っている、愛され続けている軍艦である。

なるほど、その思いは達成されているではないか。

日本は戦争で負けた。

だが、焼け野原となった僅か19年後には、世界が度肝を抜く超特急新幹線を作り上げた。


心のどこかに

「われら日本人は、アメリカでさえなし得なかった、世界最大の戦艦を作った技術大国なのだ」

という思いがいつもあったのではないか。

それが、敗戦でも挫けなかった力の源になっていたのではなかろうか。

私もこの映画を観るまでは

「大和と武蔵２艦建造するんだったら（信濃は空母に設計変更されたので）、正規空母を４，５隻作った方が、戦況はもっと有利に働いていたはず」

と思っていたが、結局50対１の国力差ではその程度でひっくり返するはずもなく…


ならば、戦後、心のよりどころとなる象徴として世界最大の戦艦を持つ事に意味があるのかなぁと感じた。

だからこそ、あれほど巨大戦艦建造を阻止しようと戦った主人公が、最終的には大和建造の要となるラストシーンに納得出来たのだ。


戦後の洗脳教育では

「軍部が暴走して無謀な太平洋戦争に突入していった」

と、教えられるが…

主犯は日教組だね

決して、軍部だけが暴走していたわけではない。

マスコミが…

そして、一般市民が、日清戦争、日露戦争の勝利を経て、日本という国を過信してしまっていたのだ。


己の技術が物量の不利を覆せると。

その技術に対する過信が日本を戦争に向かわせ、敗戦を招いてしまった。

その過信の象徴こそが、世界で最も巨大で最も美しい戦艦大和なのだ。


だが、戦後の奇跡の復興もその技術があってこそ。

今後、何百年経とうが、日本の技術の象徴、大和は日本人の心に生き続けるだろう…

などと、感じた映画だった。


話は逸れるが…

戦後70年。

そろそろ日本人も、押し付けられた価値観を否定し、真剣に太平洋戦争の検証をしてもいいのではないだろうか。

もう自虐的な歴史観は捨てよう。


あの戦争は日本だけが悪い訳じゃない。


勝者の理論だけ押し付けられ、それを肯定し思考停止してしまったら、ちっとも前に進めない。

決して正義は１つだけじゃないのだから…

日本各地で梅雨明けが発表されたが、関東はお預け…

そんな中、レイトショーで「天気の子」を観てきた。


３年前に大ヒットした「君の名は。」の監督、新海誠作品だ。



※ここからネタバレあります。

新海作品だけあって、映像の美しさは圧巻。


東京の風景が気持ち悪いくらい美しい。

この映像を大画面で見るためだけに1,400円払ってもいいくらいだ。

ただ…

「君の名は。」に比べると盛り上がりに今ひとつ欠けるかな？

帆高がなぜ家出をしたのか？

陽菜がなぜ“晴れ女”になってしまったのか？

単に願ったから？

その辺の掘り下げがなかったせいか、イマイチ感情移入出来なかった。


「君の名は。」で感動した人が、同じ期待を持ってこの映画を観ると肩すかしを食うかも！？

でも、「君の名は。」の主人公たちも登場するなど、前作が好きな人にはうれしいサプライズもあるんだけどね。


（「君の名は。」と今作は時系列が繋がっていて、今回の主人公の行動が瀧くんと三葉の再会に影響を与えてしまう）

まぁ、前作が良すぎたせいでフィルターが掛かっているのは否めないが…

それでも充分楽しめる映画だったかな。

ただ…

声がね。

アニメ映画に、普通の役者さんを使うの、やめてもらえませんかね？


感情移入できなかったのはこのせいもある。

これで面白さ20％減ですわ。

声優さんは、画のキャラクターに声で命を吹き込むプロ。

俳優さんは、自分の体を使って役を表現するプロ。

同じ“優”でも、その２つは似て非なるもの。

「空母いぶき」でも思ったが…

自分はますます本田翼が嫌いになりました。


こんな事続けていたら彼女にとってもマイナスだと思うんだけどなぁ…

剛力彩芽化しなければいいんだけど。


まぁ、色々不満はあるけど…

やっぱりアニメはいいなぁ。

日本文化の宝だよ。

だからこそ…

京都アニメーションでの惨劇は絶対に許されない！


本日、京都アニメーションの募金専用口座が発表になった。


自分は出来るだけ多くの額を募金するつもりだ。

少しでも被害者のために…

京アニの放火殺人事件。

あまりにやりきれなくて、極力ネットやTVを遠ざけている。

しかし、自分の担当番組でもこのニュースを扱わざるを得ない。

続報が入ってくる度に、絶望と怒りで気が狂いそうになる。

少しでも力になれたらと、クラウドファンディングの寄付や京アニサイトから商品をＤＬしている。

さらに…

日本各地にあるアニメイトでは募金箱を設置し、集まった募金は被害者支援に充てられる…

という事を知り、今日秋葉原のアニメイト本店に行ってきた。


既に多くの人たちが募金をしており、箱の中はお札でぎっしりだった。

たぶんすぐいっぱいになるので、その都度取り出しているようだ。

同じ思いをしている人の多さに目頭が熱くなる。


今回の放火は、世界的に見ても未曾有のテロだ。

亡くなった方は、今日現在３４人。

その1人1人のクリエイターが日本アニメ界の宝だ。

現在、まだ多くの方が安否不明になっている。

偉大なレジェンドまで…



これを監督したのが、京都アニメーションの木上益治（三好一郎）さんだ。

モデルになっているアニメ制作会社は京都アニメーションであろう。


木上さんだけじゃない。

他にも実力のある監督や新進気鋭の若きアニメーターが…

あまりに理不尽すぎる…

私が深夜アニメにハマったのは10年以上前。

そのきっかけの１つが「CLANNAD」だった。


単なる恋愛ものにとどまらない、登場人物の人間的成長や家族愛などをテーマにした壮大なストーリー展開で、“CLANNADは人生”という名（迷？）言を生み出した作品だ。

仕事の合間、何気なく見始め一気にのめり込んでしまった。

原作のゲームも、オリジナルのPC版だけでなく、ちょっとした違いを楽しみたくてPS版など複数のバージョンをやりこんだ。

ゲームで何度も泣いて、そして、アニメでも泣いた。

いい大人が…と笑われてもいい。

アニオタか…と蔑まれてもいい。

この作品は、私が今まで経験したドラマや映画といった映像作品をはるかに凌駕する感動を与えてくれたのだ。


このアニメを手掛けた製作会社が京都アニメーション。

演出のきめ細かさ、そして圧倒的な映像の美しさ…

映画クオリティの作画で毎週放送のアニメを作る技量が世界的にも評価されている会社だ。

「涼宮ハルヒの憂鬱」や「けいおん！」といったアニメファンではなくても名前を聞いた事があるであろう作品もこの会社の制作だ。


私はそんな京都アニメーションが、数あるアニメ制作会社の中で一番好きだ。



昼に第一報のニュースを目にしてから仕事が手につかない。

テレビから目を離せない。

そして、涙が止まらない…

なぜ、こんな事を…

突然ですが…



ブログ始めました！


このみんカラとは別に。

ちょー有名なアメブロです。


仕事の都合でかなり前から登録はしていたこのアメブロ、メインはみんカラがあるからと一度も記事を書いた事がありませんでした (^_^;

が…

YouTubeの自分のチャンネルがいい感じに回っているので、より再生数を伸ばそうと、Twitterと一緒にブログも連動させる事にしました。


みんカラの方を連動させてもよかったのですが、こっちは仕事やプライベートな事もけっこう書き込んでいるので、なるべく人目に付かずひっそりとやりたかったので…

色々考え、新たにアメブロを立ち上げました。


アメブロの方はYouTubeと同じく不特定多数の人たちの目に付きやすいので、なるべくプライベートな事は書かないつもりです。

と言っても、今はまだみんカラの最新の記事をコピペしただけですが…

（文体を“ですます調”に直したり、日本語のタイトルを付けていますｗｗ）

メインは引き続きこのみんカラと考えていますが、アメブロの方にしかアップしないネタが出てくるかもしれないので、よろしければそっちの方もブクマしていただけるとうれしいです！

H-SADA' Blog

・・・

以上、宣伝でした（笑）