どこでもカントクのブログ一覧

今回のブログも、最初「路上観察日記」としてアップしようかと思ったのですが、これも笑い事じゃ済まされない感じなので、“日々の出来事”の括りにします。




近くの山間部を娘を乗せて走っていると、やたらにスピードが遅いわりにセンターラインを跨いだり、直進も怪しいトラックに追いつきました。



（娘の写真の腕・・・下手すぎです）(T-T)





危険物の積載標識を付けた灯油の配送トラックですが、過労運転でもして意識が飛びそうなのでしょうか？

接近しすぎないように注意をしていても、上り坂で失速しているのでお尻を突きそうになってしまいます。

追い越そうにも見通しが悪く、尚且つふらついているので危なくて抜かすことも出来ません。





嫌でも接近してしまうので、後に色々書いてあるのがわかります。



（これも酷い写真です）




「HOME LORRIEって言うのか」

「1000って書いてあるから1,000ℓ入るんだね」

「1,000ℓじ無くて、上の方になんか書いてあるな」



“灯油　最大数量0.96kl”と読めますね。（ブレブレだけどそう読んで下さい）




アオリにも最大積載量が書いてあります。



正直な人には“最大積載量 700kg”と、読めていると思います。(^Д^)




灯油の比重は、0.78〜0.80位なので、簡単な算数をしてみると・・・

0.80×0.96＝0.768・・・あっ、700kg越えちゃった。

比重0.78で計算すれば、0.78×0.96＝0.749・・・えっ、これでも越えちゃった。(;。;)

と、言うことは、最大数量の0.96kl入れちゃうと、最大積載量オーバーしちゃうって事ね。（１割未満だけど）




色んな意味で、危ないトラックに遭遇した一日でした。

長かった、Merry Christmas＆ Happy New Yearの“HOLIDAY”もようやく終わり、部品調達の目途が立ちました。在庫払拭が懸念されていたこんなことになっちゃっていたタイベルのカバーも、本国在庫があるらしく、新調が可能になり先ずは一安心です。





今回のトラブルの原点はこれ↓





矢印のウォーターポンプが固着して、タイベルに強い力がかかると共に軸が曲がり、ベルトがせり出してカバーと接触したようです。

不幸中にも幸いだったのが、ディーゼルムルのエンジンはウォポンがコクドベルトの背回しであったことです。

歯の部分で回していたら、固着直後に断裂やコマ飛びが起こり、バルブクラッシュしていたことでしょうね。

（一時期イタ車のウォポン固着が多発して、バルブクラッシュが相次いでいたために、背回しに切り替えたのかも知れませんが、背回しできるほどのテンションをかけるとより負荷がかかりそうにも思えます）





上の写真でも、ウォポン軸の曲がりがわかると思いますが、こちら↓ではよりわかりやすいと思います。






いずれにしても、これらのパーツが揃った後、肝心のシリンダーヘッド回りへのダメージの確認に移れます。

直後のヤバイ匂いも、ベルトとカバーの接触による樹脂の溶ける匂いだと考えると、ちょっと安心ではありますがこればかりは部品交換を終えてみないことにはなんとも・・・



他に何も無ければ、ルーティーンのタイベル3点セットの交換＆ラバーダンパー付きクランクプーリーの定期交換だったと思えば気も楽になります。

ラジエターとコンデンサーの新品ストックもしていたので、“水回りのリフレッシュも出来た”と、喜べれば良いのですが、まだまだ安心しきるわけには行きませんね。