ロシアGP・・・時期的には例年通りなのですが
本来ならこの後、鈴鹿でワクワクしているのですが・・・
今年はワクワク感の無いロシアGPでした
レースにおいても、始まると印象に薄いレースでした
レース1周目や始まる前までは、色々ハプニングが発生して、ワクワクしたのですが
今回のロシアGPの最初のハイライトは予選Q2で起こりました
条件としては
・トラックリミットに苦戦するハミルトン
・思う通りに動かないSF1000に手を焼くベッテル
・そして、コース上で再起動できないメルセデスPU
今年のメルセデスPUは、圧倒的に切れない回生パワーにてGPを席捲しております
それは、去年まで最下位争いをしていたウィリアムズをQ1突破争いへ持ち上げた
ことからも分かります
その為にFIAは各メーカーにMGU-K,MGU-Hに関する3DCADデータの提出を求めました
さて、予選Q2ですが
レースを1STOPで乗り切りたいTOP2は、Q2でミディアムタイヤを選択します
路面改善を考慮しても、TOP3台はミディアムで突破出来る計算でしたが
ハミルトンが1回目のアタックでトラックリミットに掛かり失敗
2回目のアタック中、残り2分15秒でアタック中のベッテルが事故
その後方を走っていたルクレールはなんとか回避出来ましたが
車の撤去に時間がかかるロシアGP
赤旗が提示されました
残り時間が少ない状況です
撤去作業中、再開時間の発表もない状況から車が並びます
予選ラップで1分33秒なので、
残り2分だと、運が悪ければ、アタックラップに入れない
それを想定して並びます
並んだ車に対しては、PUを切れの指示が飛びます
しかし、ここで切れない車が居ます
レーシングポイントのストロールです
彼は、PUのオーバーヒートで、走ることなくQ2落ちが確定しました
メルセデスPUは風が当たらない状況では、2分でオーバーヒートになることが
分かりました
そして、コース上でMGU-Kを使った再起動ができないことも
他のPUメーカーで出来るのに対してです
何故他メーカーは出来るのか・・・
これはMGU-KがKERSと同じ取付をしているからと言われています
KERS取付
クランクシャフトにギアボックスで接続されているので、MGU-Kを起動すれば、ICEも回るのですが、メルセデスPUは回らない
この辺に、今季切れない回生パワーの秘密があるのかもしれません
再開時間ギリギリに出てくるハミルトン
追い抜き追い抜きで、残り1秒でアタックに入ります
この時のタイヤはソフトタイヤ
レースでは、非常に不利が予想されます
予選は結局ハミルトンのPP
ソフトタイヤでどこまで逃げ切れるか、ミディアムタイヤのボッタス、フェルスタッペンがどこまでプレッシャーをかけれるか
そういう展開が予想されました
決勝です
決勝前のスタート練習はFIAから指定された場所で行います
しかし、ハミルトンはチームに許可をもらい、場所を移動します
でも、ハミルトンが練習を行った場所は、ピット出口から360mも先でした
ハミルトンはチームに少し先に行ってもいいかといい
チームは許可しましたが・・・誰も360m先の1コーナー近くまで行くとは思いませんでした
でも、チームはハミルトンのペナルティポイントの増加を防ぐために
チームの指示としてFIAに申告しペナルティを受けました
ハミルトンはスタート練習を二回行い、1回5秒ペナルティを二回受けることになります
この時点で、チームが考えてた戦略は水泡に帰しました
何か大きなトラブルが無い限り下位からの追い上げになります
予選後のタイヤ残り
追い上げるとした場合、軟らかいタイヤが必要になります
しかし、ハミルトンはQ2でのアタック失敗やベッテル事故影響で
予備のNEWタイヤが有りません
良くて3周OLDのミディアムになりますが・・・
約2秒ほどのタイム差が無いと抜きにくいロシアでは、2STOPしても
タイヤが無く勝機は有りません
そして、ロシアは、1周目に事故は発生しますが
傾向的にそれ以降の事故は発生しにくい
そして今回も1周目
サインツの自爆
ストロールVSルクレール
大きな事故はこれだけです
ハミルトン、16周目まで粘りますが、タイヤの摩耗からピットイン
10秒ペナルティを消化し、10位で復帰します
30周目には、3位へ復帰、GAP8秒でフェルスタッペンを追います
しかし、TOP2とのタイヤオフセットは約10周あり、
追撃するほどのマージンは有りません
4位ペレスもGAP10秒で追ってきますので、フリーストップを得られず
そのまま、タイヤ保護を優先することに
そして、ロシアは1周目以外事故は発生しにくい
結局そのままで、ゴール
ボッタスの2勝目となりました
FIAの裁定ではチームの指示によるハミルトンの行動となりましたが
明らかに、ハミルトンのミスだと考えます
今季は特に、FIAからの通達を把握していない状況が多く
ミスと不満を言っているように思えます
これはまさに傲慢と言える態度になってるように思えます
強いから許される・・・そういう流れになっているようですが
あまり褒められた状況ではないと考えます
後の歴史が、彼をどう評するか、非常に気になります
個人的には、傲慢な・・・今はそんな言葉が似合いそうです
次はアルフェルGP、ってどこだよ!!と思いきやニュルブルクリンクです
ドイツです
二回目のロックダウンを宣言した
ギリギリで開催出来た感じでしたね
さぁ頑張って思い出そう