
先日、4月分の電気料金の領収書と一緒に「電気料金値上げのお願い」という紙が投函されていました。
4月の電気使用量、薄々は予想はしていましたが、一年前の4月より14%ほど上昇してました。
昨年の4月は地震でTVが壊れて中旬までTV無しだったこと、出張で3日ほど家を空けていたことなどで、4月の昨対比での使用量増はある程度予測していましたが、改めて領収書を見るとため息がでます。
さる28日、国会原発事故調の参考人聴取において菅直人前総理が「原発事故は、国策として続けられてきた原発によって引き起こされたもので、最大の責任は国にある。事故当時の国の責任者として、事故をとめられなかったことをお詫びする」と述べ、謝罪しました。
一見、当時の政府とその長たる首相の責任を認めて謝罪したような文言になっていますが、その後のやり取りから解るのは、「国策として続けられてきた原発」とは
“自民党政権下から続けてきた原子力政策への批判”とも取れます。
また、菅氏自身も「事故をとめられなかったこと」を詫びてはいますが、結局は他人に責任を転嫁することに終始していたように感じられました。
この菅前首相の発言を、現民主党執行部や野田首相はどう考えているのでしょう。
原発事故を原因とした原発全停止による今回の東京電力の値上げ問題。
このツケを消費者に払わせるのはどう考えてもお門違いだと思うのは私だけでしょうか。
デフレから脱却出来ていない現状の日本において、家庭や企業への更なるコスト負担を強いることは、景気悪化と産業流出を加速させる悪影響しかないと思います。
この非常に大事な時期に消費税増税議論なんかやってて、仮に増税が議決されても導入前に国が潰れたら元も子もないのですが…。
原発再稼動の是非を決められないのも現政権の怠慢と言わざるを得ません。
(恐らくこのまま行けばGDPも下落するので折角の消費税増税議論も無駄になる可能性もありますね。)
菅氏の発言の裏にある意味はどうあれ「最大の責任は国にある。」と明言し謝罪したことを、現政権は重く受け止めるべきです。
この場合の「国」とは「日本政府」と同義であるはずですから、やはり「最大の責任」の取り方は現政権の
「解散」でしかあり得ないと思います。
え?長々と偉そうな事言って、電気代の値上げが嫌なだけじゃないかって?
・・・図星です(笑)
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Posted at
2012/05/30 12:32:11