ご案内を頂きましたが、とても広島までは行けません。
でも一度は参加してみたいです。株主総会。
MAZDAの株価も単にアベノミクス効果による円安に引っ張られて上がったと片付けられそうですが、必ずしも円安の恩恵だけではなく、CX-5などの好業績が評価されてのことだと私は思っています。
MAZDAが好きで応援のつもりで買った株ですが、(いや、本音は儲けようと思って買ったんですが)、実際に株主になってみて改めて思うのは、「ものづくり」と「投資」は対極にあるなあと。
私自身ものづくりの現場にいて思うのは、もし私がMAZDAの社員で去年秋頃までの株価が低い頃と、先月あたりの高騰していた頃とを較べても、自分の仕事自体実はそんなに変わりが無いのに、株価が騰がっただけで「儲かってるでしょ?」などと言われることには恐らく違和感があると想像するのです。
むしろそういう雑音が「ものづくり」に対する気持ちを萎えさせてしまうようにも思えるのです。
パソコンの前に座って数字のやり取りで得たお金と、ものづくりをして得たお金。
たとえ額面がいっしょだとしても、その価値はどちらが高いのでしょうか。
実際、私も数年前から株式投資をかじってみて、現実の商取引とは異質なマネーの動きにある種の魅力を感じたのも正直な気持ちですが、反面「やるせなさ」も同時に感じました。
しかし、資本主義の根幹をなす要因の一つである株式システムを否定することは、即ち現代のものづくりそのものを否定することにもなるのかもしれません。
ただやはり、株価の上下で一喜一憂することと、ものづくりの現場に真摯に向かうことは相容れないものだとつくづくこのところの騒ぎで思わされました。
というわけで(どういうわけで?)、MAZDA株はこの間売却してしまいました。
…利益出たかって?
ええと、ご想像にお任せします。
Posted at 2013/06/18 16:03:09 | |
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