三月も終わりに近づき、日毎春めいてきました。
あと数ヶ月もすれば夏が来ます。今年も猛暑なのでしょうか。
昨年の今頃、関東では輪番停電が実施されていました。今年も実施されるのでしょうか。
原発の再稼動問題も先が見えないまま時間だけが過ぎていきます。
ちなみに原発存続問題について私個人的には「反対」の立場です。
周りに聞くと原発の賛否は様々。
止む無しという意見も含めて、賛成という人が結構多いのは私にはちょっとした驚きです。
その理由は、電力不足や電気料金の値上げによる経済と産業の衰退への懸念、火力発電等への代替によるCO2増加による環境悪化などが主な理由に挙げられます。
そんな時、私はこういう質問をします。
「あなたの家の隣に原発を建設されても賛成出来ますか?」
また都内の方には
「本当に安全な施設なら送電効率的にも、東京湾岸に建設すべきではないですか?」と。
逆に「完璧に安全で万に一つも壊れない原発」なら私も隣に住んでも構いません。
でも断言できるのは、人間が作るものに「万に一つも壊れない」ものは無いということです。
経済や産業はもちろん社会的に最重要項目のひとつです。
CO2増加も環境問題を考えれば非常に悩みどころです。
しかし、たった一度の事故であれだけの被害を出し、今また更に瓦礫の処理問題すら解決を見ない状態を目の当たりにして、なぜ賛成できるのでしょうか。
しかし、ただ単に反対しても物事は進みません。
現実的には、現在ある原発の中で比較的安全なものを再稼動し最低限の電力供給を維持しつつ、リスクの高い施設から順次廃炉に。数十年単位のスケジュールで他のエネルギーや発電方法と代替を果たし、将来的に原子力と完全に決別していく。
孫や子の世に「昔、大きな地震と津波があったけど、それで原子力発電が廃止になってやっと安心して暮らせる世の中になったんだよね。」と言われる様に努力することで、この未曾有の災害の犠牲になった方々が報われるのではないでしょうか。
Posted at 2012/03/23 00:38:28 | |
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