• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

紅い幌馬車のオサムのブログ一覧

2012年06月21日 イイね!

The memory of my father and his cars.

The memory of my father and his cars.先日、探し物で押入れを覗いたら昔のアルバムが出てきました。
この写真は私が小学校2~3年生の頃、家族でお墓参りに行ったときのものです。(右から3人目の気をつけしてるお坊ちゃまが私です。笑)

クルマはトヨタ・パブリカ。
いつ頃まで所有していたか定かではないのですが、私にとっては父の愛車で最も思い入れの深いクルマです。

父は私が幼児~中学生の頃は建設作業員をしていました。
主にダムや高速道路などの建設現場でダンプカーなどの運転をしていたと聞いています。

北海道の片田舎に住んでいた我々家族を支えるために、北海道内はもとより、東北、関東などの工事現場への長期出張もしばしばあったと記憶しています。
私がまだ幼児の頃は、父が長期出張から帰っても顔を覚えていないので、お客さんだと思っていたという話もよく聞かされました。

私が幼い頃からウチはクルマを所有していましたが、子供の頃の私は車酔いが激しくて、10数キロ程度のドライブでも必ず気持ちが悪くなりました。
でも何故か父のクルマに乗るのは大好きで、助手席に陣取って、父のクルマの操作を見たり、道路標識などの意味を聞くとやさしく教えてくれる父とのドライブが楽しみの一つでした。
なるべく気持ちが悪くならないように、家のまわりに自生している薄荷の葉っぱを摘んできて、その匂いで紛らわせたり、なるべく窓を開けたりしてドライブを楽しみました。

家族の中でもクルマを運転できるのは父だけでしたし、車酔いの酷い私は大人になっても絶対運転は無理だろうと思っていましたので、運転は本当に特別な人間が許されたものなんだろう、と子供ながらに思っていました。
そしてなにより、クルマを意のままに自在に運転する父を、小学生の私は心底から尊敬していたのは今でもはっきりと記憶しています。

しかし、やがて私も中学生になり、今から考えるとアレが「反抗期」というやつかと思えるのですが、訳も無く父が嫌いになりだしました。
中卒で学歴も無く、趣味らしい趣味も持たず、仕事から帰ると酒を呑んで酔っ払って寝るだけの父を見て「ああいう人間にはなりたくない!」と強く思ったものです。

余談ですが、その頃の父の愛車が何だったのか今でも思い出せません。
それほど父への興味が失せていた時期だったのでしょう。

しかしその後、私が高校に進学した頃、父が「大型二種免許を取る」と突然言い出しました。
中学生の頃は殆ど話しもしなかったので、その時にあと大型二種を取れば日本の自動車免許を全制覇することを知りました。
そして、その卒業検定の実地試験に私を同行させると言い出すのです。

高校生になって、それまでの反抗的な気持ちが幾分薄らいでいた私は試験について行く事にしました。

そして当日。
試験車輌は路線バスに使用されていた中古バスでした。
古いバスなのでタバコなどの匂いの染み付いたシートが私の車酔いを促します。
おまけに、狭い教習コースでの試験なので右に左に大きくローリング…。(ううぅ…)

…やってしまいました。いわゆるリバースを…。(ゲロゲロ~)

当然、試験は中断。
一瞬、怒られる…と思いましたが、父は「ごめん、ごめん。俺が無理に誘ったせいだな。大丈夫か?」とやさしく慰めてくれました。

その後、私を降ろして試験を再スタート。
無事、試験に合格して父は「日本の公道を走る全てのクルマを運転できる人」になりました。

素直に「凄い」と思えたそのときに初めて気付きました。
仕事一辺倒に見えた父の、唯一の趣味がクルマだったのだと。

そして今、その父のクルマ好きが私の身体にも受け継がれていることを改めて感じました。

今もそこそこ元気に田舎で暮らしている父に直接は気恥ずかしくて言えませんが、ちょっと遅い父の日の感謝の気持ちをこめて。


しかしこの写真、4人(?)乗りのパブリカに6人乗って行ったってことですよね…。
…ま、それだけ緩い時代だったということですねぇ。
Posted at 2012/06/21 16:39:35 | コメント(7) | トラックバック(0) | 思い出 | 暮らし/家族
2012年06月20日 イイね!

物言わぬゴーヤーが示唆したもの

物言わぬゴーヤーが示唆したもの昨日上陸した台風4号、関東でも非常に風が強く、会社で育てているグリーンカーテンのゴーヤーが飛ばされているんじゃないかと思っていましたが、今朝出社したらどこにも異常は無く元気そうで一安心しました。

写真は一番育ちがいいものなのですが、既に高さ2mを超えています。
その他はまだ1,5m程度といったところで、一番小さい株はまだ1mそこそこ(一番大きいものの半分程度)です…。
日当たりでこんなに育ちが変わるものかと少々驚いています。

しかし「グリーンカーテン」としてはまだまだ用を成さないゴーヤーを尻目に、予想最高気温35℃となった今日、今年初めて「不覚にも」冷房を入れてしまいました。
社屋の1Fと2F以上での室内温度差がかなりあり、私の部署がある2Fは出社時から既に30℃超え!
湿度も高い中で午前中は我慢したものの、午後からは冷房を入れてしまいました。
スタッフ一同の健康を考えたら背に腹は換えられません。(と言いながら暑い暑いと一番騒いでいるのは私ですがw)


と…ここまで書いていて、はたと気がつきました。
「不覚にも」「入れてしまいました」などと電気を使うことに無意識に罪悪感を覚えるほど、昨年の震災以来「節電」に対する意識が変節していたことに。

最低限必要な電気を使うことにすら「罪悪感」を覚えるような社会は決して健全とは言えません。
私のような若輩者でも無意識にこういった気持ちになるのですから、特に高齢者の方々は余計そういった意識になっているかもしれません。

これから梅雨を経て厳しい夏を迎え、こういった「罪悪感」から無理をした結果、痛ましい犠牲者が出ないことをひたすら願うばかりです。
Posted at 2012/06/20 15:17:07 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2012年06月16日 イイね!

モノが売れない理由。

モノが売れない理由。年に二度ある「次年度新作展示会」(クルマ業界でいうモーターショーみたいなもの)の第一弾が今日やっと中日を向かえ、一息ついています。
やはりご他聞に漏れず、物販の状況はなかなか厳しいものがあります。

この一週間、「なぜモノが売れないのか」ということをずっと頭の片隅に置いて過ごしました。

詳細は触れませんが、私の所属する業界の商品はいくつかの点でクルマと似ています。
例えば、クルマが売れなくなった原因としてTVや報道などで目にするのが「趣味嗜好の多様化」「若者のクルマ離れ」「クルマの白物家電化」などといった事象です。
私の業界でもほぼ同様の事象が売れなくなった原因として、業界紙の紙面や取引の場での話題に上ります。
至極当然な理由にも聞こえますし、私もその通りだろうと考えていました。

しかしこの一週間で「なぜモノが売れないのか」の原因は実は言い古されたことですが、「日本経済がデフレから脱却出来ていない」ただ一点のためである、との考えに至りました。

当たり前ですが「デフレ」とは物価が持続的に下落していく経済状態だと定義されています。
デフレギャップと呼ばれる、需要が供給を下回る状態が継続すると物価が下落するという図式はなんとなく理解できます。

その「需要が供給を下回る」大きな原因の一つは、消費者の消費マインドが停滞した状態、つまり「あぁ・・・給料も上がらないし、ボーナスも期待できない。おまけに老後も不安だから無駄なお金は使えないよなぁ。」というような気持ちだと考えます。

おのずと無駄なモノや、必需品でも高単価なモノは買い控えが進み、物販業界は販売数減少と単価下落のダブルパンチを被り、疲弊していきます。
クルマも軽自動車が毎年販売台数を伸ばす一方、大排気量車の販売が減少している様なので乗用車の平均販売単価は恐らく下落していることでしょう。http://www.jama.or.jp/release/news/attachement/20120404_jouyou.pdf

このことから「クルマの白物家電化」は生活必需品としてクルマを所有する消費者が、より低価格、低コストを求めた「結果」であると言えます。
同様に「若者のクルマ離れ」も平均年収が下落し続けている一方、自動車価格自体は上昇し続けているというギャップが起こした「結果」と考えられるし、「趣味嗜好の多様化」は仮に「バブル期」であれば、クルマはもちろんケータイもゲームも、スポーツや音楽、さらに飲み会etc・・・将来に不安が無ければ「多様化した趣味」をそれぞれお金が続く範囲で満喫できるはずです。

つまり、「原因」とされてきた事象は全て「結果」であったと言えるのです。


私はいわゆる「バブル期」に社会人になった世代です。
「バブル、バブルなんて騒いでいたけど、俺ら下ッ端にゃ何も恩恵なんか無かったよな?」と、バブルが崩壊した直後はバブルの恩恵とは何だったのか、20代だった私は全く実感出来ずにいました。
しかし昨今の長引く不況とデフレスパイラルの渦中に投じられ、ようやく理解しました。

バブル当時はかなりハードな仕事で、深夜まで残業し休みも月に1~2日でしたが、20代前半でクルマも普通に所有していましたし、(TVで観る様な)派手な遊びはしませんでしたが、やりたいことは金銭的にそれほど躊躇した覚えはありません。

当時は私を含め、日本国民の多くに「消費マインドの昂揚感」は多かれ少なかれあったと思います。
少なくとも私には現在とは真逆と言えるほど違って感じます。
(註:決してバブル経済が良いと言う訳ではありません。)


健全な経済状態は緩やかなインフレが好ましいという意見を聞きます。
(また逆に、日本がインフレになると現在の年金問題がいよいよ破綻するとの意見もありますが。)

昨日15日に消費増税の最終協議はまとまりませんでしたが、個人的には一刻も早くデフレから脱却する施策を政府には望みますし、デフレ脱却を果たして「消費マインド」が上向けばGDP自然増から税収は自ずと伸び、消費増税も不要(もしくは脱却した後に増税を検討すべき)だと考えます。


(仕事のことはさておき)このままデフレが続くと懸念されるのが、国産の「趣味性の高いクルマ」の企画開発が非常に難しくなると思えることです。
Roadsterのような本当に楽しいクルマに乗ろうと思ったら輸入車にしか選択肢が無い。
デフレ脱却が遅れるとそういう時代になるかもしれないと思うととても悲しくなります。

その前に失業してクルマ自体に乗れなくなるかもしれませんが・・・。


ちょっと疲れ気味のせいか暗くなってしまいましたので、今日はこれにて。
Posted at 2012/06/16 13:15:14 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2012年06月07日 イイね!

「お見合い」をしてしまいました。

「お見合い」をしてしまいました。お相手の女性は30代半ばの方。場所は瀟洒なシティホテルやイタリアンレストランなどではなく、近所の交差点です。(核爆)

写真がその交差点。
写真上側方向がJR駅ロータリー入り口に続くため、路線バスや送迎の車、もちろん歩行者や自転車も多い交差点です。
オサムの幌馬車は写真左側から右折する(写真下側に向かう)ためウインカーを出して信号待ち。対向車は2台信号待ちをしていて、先頭車のウインカーは点いていません。

信号が変わり、幌馬車は交差点手前の写真A地点で対向車の通過を待ちます。
前方B車は直進。後続車Cもウインカーを出していないのが見えましたので、私はそのまま待ちます。

と、C車はスピードを緩め交差点内で停止しました。
この道路は結構狭いため、先行B車が歩行者かなにかで詰まっているのかとサイドミラーを目で追うと、B車はもう走り去った後。
「?」と思ってC車の女性の顔を窺った刹那、こちらも見ずにC車はそのままウインカーを出さずに右折を始め、曲がりながらウインカーを出して駅方向に向かいました。
「?」間の交差点内の「お見合い」は時間にして2~3秒だったと思いますが・・・。

・・・(´д`)

ここからは私の推測です。
『運転時の方向指示意識が希薄な運転者は、他車の方向指示に対しても注意が希薄である。』と仮定します。

お見合い相手の女性C車は、(ウインカーは出していませんが)最初から右折のつもりで交差点に進入しています。
当該交差点は特に走行している車線は狭く、駅のそばで歩行者も多いので、先行して右折を待っている私に先に行かせてから、ゆっくり安全に右折を済ませたいという気持ちがC車の女性に働いたのか、とも推測できます。

ちなみに私は右折待ちの停止時は必ず車を走行車線と平行に保って待ちます。
右折方向に若干斜めを向いて待つ車を散見しますが、特に今回のような狭い交差点は直進対向車の進行を妨げる場合があると考えるためです。

しかし、これももしかしたら無意識に「車を斜めにして曲がる意思表示をしている」行為なのかと思えてきます。

これらのことから、ウインカーを出さないか、決定的に出すのが遅い運転者は『車の挙動や速度、周りの状況などから進行方向などの意思表示を汲み取って運転している』のではないかとの推論に至りました。

それはまるで「自分の足で歩く」か「自転車に乗る」感覚で。

クルマを「日常の足」と呼び、実際にそういう使い方がクルマ社会を形成する一側面でもあります。
しかし文字通り、ふらふらとお散歩感覚で運転するドライバーが「いないだろう」ではなく、「いるかもしれない」と思って日々運転すべきなのかと、少々背中が寒くなった昨日の午後でした。



で、本当のお見合いはしないのかって?
・・・その件のについての「意思表示」はこの場では控えさせていただきます。(笑)
Posted at 2012/06/07 11:24:10 | コメント(4) | トラックバック(0) | コラム | 日記
2012年06月04日 イイね!

スローペースになりそうです。

スローペースになりそうです。6月は公私共に少々忙しく、暫くブログ更新やコメント投稿が滞り勝ちになりそうです...。

折角お知り合いになれた皆さんに忘れられない程度には更新しようと思いますが(汗)

タイトル画像は今朝のゴーヤー。もう1m近くまで育ち、花もいくつもついています。
テントウムシが嬉しそうに這い回っていました。The Beetleの発売がそんなに嬉しいのか?(違)
Posted at 2012/06/04 17:16:46 | コメント(10) | トラックバック(0) | 日常 | 日記

プロフィール

「プリウス初搭乗記 http://cvw.jp/b/1368451/31319221/
何シテル?   10/07 17:59
2011年初頭、RX-8からRoadsterNC1に乗り換えました。 人生初のコンバーチブルですが、なぜもっと早く乗らなかったか後悔するほど、オープンエアの楽...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2012/6 >>

      12
3 456 789
101112131415 16
171819 20 212223
24252627282930

リンク・クリップ

「伝える」ということ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2012/12/09 00:51:49
純正OP RECAROシート座面ローダウン加工 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2012/03/22 21:44:38
光軸調整 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2012/03/04 21:00:28

愛車一覧

マツダ ロードスター 紅い幌馬車 (マツダ ロードスター)
紅い幌馬車です。これで人生変ります。 弱点はトランクに三味線が入らない事です…。
マツダ RX-8 マツダ RX-8
エンジン、ドアレイアウト、スタイリング、どれをとっても唯一無二の車。一生思い出に残る名車 ...

過去のブログ

2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation