EOS 5D Mark III + EF50mm F1.2L USM

寝室に置きっぱなしになっている、寝顔専用セット(お風呂撮り兼用)を久しぶりに陽射しの下へ持ち出した、GW初日。

写真整理の関係で、GWのUP前後しつつ、この日の小金井公園は臨時駐車場も運営されるほど大盛況でした。

曜日の概念に対して気まま、気楽に過ごして来た、子供にとってのこの三年を含めた、十年あまり。これからは平日と週末、そして連休にまとまった休みなど、意識していかねばならない中、初GWは各所の渋滞や混雑にしり込みしてしまい、近場で済ませるこの先に向けた心の準備期間。

家人ばぁばに買ってもらったラジコンのジープを、結果として手転がし用になった「どうぞどうぞ」と持ち出し許諾。

ウォーキングラリーイベントも催されていて活況です。

気味悪がって、これが最短距離でした。

まずは遊具でウォーミングアップ。

ここでも迷子にならぬよう、ほど近くまで追いかけますが、途中多少ロストすることも。ある程度、ここでの行動パターンは把握しているので、すぐ見つけます。

加えて、カメラで撮るので、それなりに近くにいることが多いというプロセス重視の成果主義ながら、ぴたっと横に付いて周ることはせず、出来る限り一定の距離を取ったり、子供世界の自治に任せたり、小さな冒険の邪魔をせぬよう、自由闊達に遊ばせるよう心がけます。放任主義と監視体制の折衷もどきと言ったところかもしれません。

先日UPした素人ならではの発想と愚作としての秀作たる、
50mmレンズテストのテスト。分母が非常に小さいながら、表示されるフリッカーのPV数を見れば、新旧ともにキヤノンレンズへの関心は低く、ソニーレンズとZEISSがあらたに展開しているMilvusの注目が高いことが伺え、次いでotusへの興味が見てとれ、世相を感じた気がしました。

こちらもヒヤヒヤしながら安全性にも配慮しつつ見守るため家人に下で待機してもらい、前面から撮ったあと、従前は自分で降りましたがこの時は怖かったらしくレスキューに向かいました。

EF50mm F1.2L USMは、トレンドの対極級に位置する、現行ラインナップとして買えるオールドレンズばりと言っていいほどに、スペックとしては開放値以外は低いと言ってもよいであろう収差も大きなレンズです。

F1.2という明るさにより、ボケ量と暗所で稼げるSSと低ISOは、一つの個性と言っていいかもしれませんが、それよりも収差が生み出し、そして材質の妙もあるのかと思いますが、

人を撮ると、ときに息を飲むほどに切り取ってくれる逸品のように思っています。これだけレンズを揃えてきましたが、最上級に気に入っている一つです。

朝起きて中庭日光の下で遊ぶ子供の全裸写真、すなわち優しい太陽光の中で、開放で目にピントが合い、つまりそれ以外は優しく結像をしておらずな肌色の面積が多くを占める一枚を見たときは、何ともいえず引き込まれ、魅了される感情に一瞬支配されました。

物撮りや風景には、概ね向いていないと思われ、かつフリンジなど偽色もよく出て、あるいは等倍で見れば、子供のまぶた上に1乃至3ピクセルほど、偽色も確認できればまるで薄く青も混ざったアイラインをしているかのように見えるときもある、逸品です。

数多くの愚作たる駄作な素人写真集を心の中に作ってきましたが、忘れられないその一つが、子供が一歳の頃に、夕刻に電気をつけない室内で、ハイアングルで撮った一枚です。けして精細には写らず、他のレンズのように高品位な質感も撮れず、あるいは存在感や立体感とは僅かに異なる、ふわっと優しく浮き立つような写真をもたらしてくれるようなことがあるように思います。

この描写。数多くの現行品と比べても、今のレンズに見えないときも少なくありません。キヤノンを買われカメラをはじめて間もない場合、Lレンズだからと言って、飛びついても少々齟齬が生まれる可能性もあります。なお防塵防滴は備えていることを謳っているので、これは大きなアドバンテージかもしれません。

キヤノンとFUJIは肌色がよい、と評されることが多いような気がしますが、私なりに思うことは、

それぞれによさがありつつ、またメーカー間だけでなく、機種差もあり、あるいはこの先変わっていく変容性もあるゆえ、一過性の様子な要素もありつつですが、

色味の違いもありつつ、一方でダイナミックレンジの広範性がよいとされる、ニコンやソニーは黒い部分もより「はっきりと明るくしよう」という方向性で仕事しているのに対して、

キヤノンやフジは黒をどう作るか、という思料を感じます。すなわち陰影を「できるだけ起こしてディテールをしっかり明るく見せよう」と「影をどう表現するか」、という方向性の差を感じなくもありません。

影たる、黒は黒で残し、それをどう階調をつけながらダイナミックレンジを調整するかに腐心している、と言ってもいいかもしれませんが、

これが情緒性に繋がり、ときに人の機微を写しだすかのようなドラマを撮るような気がしています。

ダイナミックレンジが広いゆえに、厳しい状況でも一助となり、もしくはいい写真が撮れることもあれば、写り過ぎて味が減退することもあり、ダイナミックレンジが狭いゆえに、写真らしいと思うこともあれば、せっかくのシャッターチャンスに明暗どちらかを大きく諦めなければならないときもあり、一長一短の側面もあろうかと思いますが、

ダイナミックレンジが広くなるのが技術進歩だとすれば、ある程度の幅内のダイナミックレンジ域で撮る写真が写真らしいと感じることは、回顧主義かもしれません。

ジープを小山頂上へ手転がし、もしくは担いで、坂を走らせる自主トレ30本ノック。相当に体を使うような気がします。持って来て正解でした。

休憩して終わるのか思いきや、まだまだやる気全開。

文章内容と画像がそれを顕していない中、記述が続き恐縮ですが、キヤノンのダイナミックレンジとこのレンズの合唱、つまり程よい陰影と優しく結像しない黒の妙と、その濃淡が変わっていく連続が、ときにふわっと優しく浮き上がらせる絵をもたらすのかと、想像してみています。

まさかジープラジコンの写真をこのように撮る日が来ようとは想像していませんでした。幼稚園の行き帰りは、4台のジープ、1台のFJクルーザーが止まっており、これらが行きは元気、帰りは癒しをくれているようです。

UPし過ぎている自覚症状があるので、そろそろ手仕舞いを視野にいれますが、

トリミングした一枚を見ると、偽色がひどいのが分かります。子供と稜線に薄っすら青みがかった線がご覧いただけるかと思いますが、これが等倍レベルで見た場合まつげ上のまぶたに日光下などで載ってくることもあります。

これら収差や解像力の低さを勘案しても、手放す気もおきず、かつ第一線で使っていきたくなるレンズです。そしてこのようなレンズが今後新しい製品として発表されることもないかと想像すれば、なおさらに惜しくなります。

相当に疲れたであろうこの遊び。この日は帰りに寝てしまって朝まで起きませんでした。というGW中は毎朝4時乃至5時起きというリズムがズレることになった、起点となりました。

GW明け、本日よりお弁当もはじまり幼稚園からの帰りが遅くなります。離れる時間もさらに増え、そわそわする気持ちも増大しています。

幼稚園に行っている間に、この三年弱、動画の勉強もしながら、写真は撮影増産ペースが落ちつつの中で、写真の未整理分を消化していく予定ですが、思いのほか早番完了させられそうな気がしています。仕事もやりますが。

調べてみれば米軍チャーターのサザンエアのジャンボ、でしょうか。調布の飛行場に横田基地も行ってみたいながら、羽田や成田に行く機会も大きく減りそうです。

コンデジを見返せば、早期警戒システムを搭載している家人のほうがいち早く飛び物に気が付いていたようでした。

クルマに戻った瞬間に豪雨。そして陽の光。これは虹が期待できる、

そう思い見つけるも、子供は熟睡に入り見せてあげられませんでしたので、写真を見せようと思います。
EOS 5D Mark III + EF50mm F1.2L USM

と、本日ブログを認めたあと、子供が幼稚園から帰ってきた次のとある教室前の一休み中に、私は不毛なカメラテスト。絞り優先でカメラはSS1/4000を選んだ、F1.2。
EOS 5D Mark III + EF50mm F1.2L USM

同F1.4。
α7R II + Planar T* FE 50mm F1.4 ZA

同じ状況でソニーはSS1/6400を選んだ、F1.4。
EOS 5D Mark III + EF50mm F1.2L USM

開放F1.2をF1.4にして、キヤノン。
α7R II + Planar T* FE 50mm F1.4 ZA

開放F1.4をF1.6にして、ソニー。このレンズ、解像力は高いながら、偽色は多少目立つケースも少なくありません。otusとの違い、その一つに思います。
このあとは仕事へ行ってきます。