
「言うと思ったよ」などと言いつつも、写真を撮らせてくれ、

オーナーが作業に夢中なところで、こっそりタコマカフェをプレオープンさせてもらい、

ヒッチメンバーでも遊んで、

もう一回か、もう二回か開閉の儀を行って、

リアガラスも開けて出発です。

兄貴分に敬意を払いながら、

美しく上品な女性かのような山をみて、

あの山の向こう、名古屋からの道程のためいつもと異なる道で箱根に向かいます。

ジムニー、それは大人の玩具。

遠くで唸るサウンドと豊田章夫社長いわく「不思議と作る国よって新車の香りが違う」というアメ車な新車の匂いを連れ立って、山を登っていきます。

トンネルをすぎれば開けて、トンネルがあれば閉めて、開けた瞬間にトンネルが見えてくると「しまった」と声を聞きながら、小まめにリアクオーターガラスの開閉業務に勤しむ我が家のコ・ドライバー「ラリー一緒に出ようよ」と言ってくれてますが、こちらの加齢要素がどうなるか。ちなみにドリンクホルダーはドアにも2つずつ前席のみで計8カップ分あり、どれだけ飲むんだというマーケットリサーチの結果を想像し、鍵は一回押しで運転席だけ、二回押しで全席の鍵がオープンとなる治安の都合なども当然のごとくローカライズが考慮され、各所随所、そしてこの出来具合、トヨタのすごみを思います。

家人いわく「無駄に長い車の無駄に広いトランク」から、傘をさして頂いている中「自分で出す」と荷物を出します。

お腹にいる頃から知ってくれているM様。小さい頃はぬいぐるみを二回も頂き、今でも大切にしております。「小さい頃ぬいぐるみもらったお礼に」とMさんにお土産買っていこうよ、と皆さんで召し上がってもらえるかなりさした物ではありませんが、名古屋のお土産を手渡して、

我が子直属の上司たるI様はこの日お休みで、伝言にてご挨拶を賜り、それら有難いながら、最近頻度が減っている中に、この先小学生になれば週末に友達との予定も増えていくであろうところ、意識して頻度のコントロールをしていきたく、

そうやって人間関係を、あるいは無理のない人と人との付き合いを、たとえば社の仲間ともメンテし、維持し、享受すなわちエンジョイもさせて頂きたく存じます。

夏の前な6月ぶり、そういえば社の女性社員が彼氏殿と泊まった翌日に偶々きたのも思い出しましたが、うっかり神様ともう別の女性社員氏など、要件を満たした方のご招待を失念してました。近々ご案内したいと思います。

ということも合わせまして、後発が多分にある中に、抜きに出たホスピタリティが色あせることない点も敬意に思いつつ、今後とも何卒よろしくお願い申し上げる次第であり、そのホスピタリティやお仕事なさる方々同士の関係性も敬意と素敵に思いながら、お世話になっております。

さて、タオルを持って、

アイスは帰りに頂くこととして、

洗車タイムです。まずはステップからやさしく撫でて

「拭き上げ、拭き上げ」といいながら、雨水を吹いていくだけの洗車ながら、

この瞬間がまた楽しそうな心が伝わってきます。届かないところを拭くときは「パパ抱っこ」これももう少しで終わるかと思うと、やはり寂しく。

フットリアステップ、いやリアフットステップで靴を脱ぎ玄関となっていましたが、ここでは靴を脱いでからステップにあがり、とうとうこのリアステップも土禁となった瞬間です。

他のお客様の車に触らない、当たらないように気を付けること、預けてある鍵をわざわざ渡して頂いてお手間を取らせて申し訳ないこと、を支配人殿に伝えれば「大丈夫ですよ、気持ち、よくわかります。TRD珍しいですね」とお声を頂戴し、

その後もそこそこ長丁場、タコマを堪能する時間が箱根で過ぎていきます。

旅館や旅の楽しみ方は人それぞれ。この光景をみていてそう思いましたが、買ったばかりの車が気になって、こうしてエントランスで堪能する大人な方もまた少ないと思われ、あまりない光景かもしれず、成長とともに立ち会う機会もなくなっていくと想像し、という意味で稀有な旅の楽しみ方かもしれません。いや別荘にガレージという過ごし方のシェアを頂いているのかもしれません。

どうぞどうぞ、思いのままやってください。これから付き合いが続き被写体としても活躍をくれるであろう、この青に私のほうは苦慮しています。デジカメではブードゥーブルーがなかなか出ず、実際の色味とだいぶ異なって撮れてしまい、あるいは手抜きしてライトルームを使わないソフトでいじっても色が出ません。青が鮮明に写るソニー機なら、と思い後日試してみるも、これもなかなか出ない始末、意外でした。一番近い色で出たのが結局RF50mmF1.2というレンズの力でした。

雨が滴る中に、フロントガラスより前部は私に業務が割り振られ「あっそこ」「あっそこも」と「やってみせ」を体現したということになるのであろう我が家の現場監督から雨粒一滴ずつ拭き上げの指示が高所より飛びます。

雨水は原則として拭く必要がなく、水道水はカルキなどが残るため拭く必要があり、そして基本としてはできるだけ拭かないほうがよく、磨き傷がついていき、汚いタオルだとなお一層傷がつくことも伝えながら、

雨が降る箱根の空気を私も愉しみます。

WBなど調整しますが、なかなか色がでなかったブードゥーブルーのタコマ。「これがぼろくなったら、新しく出るタコマを買いたい」と重ねて確認が入り、また特別で素敵なタコマが出てくることを楽しみにしながら、タコマ枠の維持に努めてまいります。なお2020モデルも勘案しましたが、この色と入庫まで数か月かかるであろうことがオーナー決め手になっていました。すばらしくよい個体です。

どうせ半分で終わるアイスですが、タコマ優先アイス後回しの労働の対価を私も頂き、

部屋に戻ってママをマッサージとストレッチしたあとは、

このとき抽出している分は翌朝頂くことになる8時間かける水出しコーヒーを通り抜け、

秋の夕食です。

いつも仕事を教えて下さる直属の上司I様のさらに上席にあたるM様から「正社員にならない?」とお声掛けを頂きながら、OJTです。

と、就職先訪問を終えたところで、

タコマで頭がいっぱいのはずなところ、

「あっカエル」と秋雨の中ささやかな観察もして、

「バカなグラス?」「違う違う、バカラのグラスって言ったの、バカラっていう高いコップがあるんだけど、それよりこれのほうが好きなの」と説明したお気に入りのグラス右側。今回は割れてしまった補完と、ガラス工芸の道を進む後進妹君へ参考にと思い2つ仕入れることとして、

やっぱりタコマの事案です。

「パパ動画撮って、ハイラックスは安いからいっぱい持ってる人いて、たくさん動画あるじゃん?、みんなのためにタコマの動画UPしようよ」おいおいと思い修正を投げかけます。「安いからハイラックスを買っているんじゃなくて、右ハンドルやサイズが使いやすかったり、ディーラーで面倒見てもらえたり、あのデザインが好きな人もいて選んでいると思うよ」と、いうわけで見てみれば当該タコマナビや後付け分も合わせ、ナビ付ハイラックス二台分のお値段と知りまして、ハイラックスでよかったような気がしてくるのはカーニバル、いたしかたありません。

ヒッチメンバー遊びもして、入りにくかったパーツをスーッと入れるコツも掴んで、

帰路自宅近くのコンビニまで、このままにすることになります。

洗車、

トノカバーとタコマとの時間を楽しんで、途中Mさんが来てくれて「かっこいい車だね」と言ってくれ、

「あっそうだ」と作業灯を自分でつけて、

消灯も行い、作業完了となり、

お風呂をしたあとは、ママをこちょこちょして、太ももで挟まれて返り討ちとなり、

朝がくれば私に冷たいお茶を二種類注いで運んでくれ、

ひとっぷろして、

ご飯の前に、

朝の半分アイスをしながらタコマです。まずは鑑賞し、

土禁の結界は破られておらず、

もう何度目となるのか、コアタイムはトノカバー。

急ぐ旅ではありません、付き合いましょう。

そして二度と戻らない大切な時間です。

ほんとかっこいいよねと語り合う機会が激増の一台。早々自慢したばぁばからも「これはかっこいいね」、後進からも「Aちゃんむちゃくちゃかっこいいね」と援護をもらい、意気揚々「RAV4売っていいよ」が出ました。

エンジン始動、停車中のハンドル操作、末切り、どうぞどうぞ好きにしてください、あなたのですから。

今までで一番嬉しそうな一台に、こちらも嬉しい気持ちになります。

人生を愉しむ、という習性を骨の髄まで刷り込んで、どうか楽しい人生を送れる大人になってください。あなたの陽気さであれば大丈夫だと思っていますが、身の回りの経済状態、そして時間をコントロールできる環境になれればさらによいかもしれません。

そしてトノカバーの儀。

前夜撮った動画を見ていると、手元を見ないで一生懸命youtubeについて話しながら作業している姿も立派に見えます。

自宅にてピックアップの荷台でコーヒーを淹れる動画をみれば「
いいねぇ、こういうのやろうよ」とまずは火を起こすアイテムを揃え、山ラーを目指し、

海外の強者を見てれば「
オーマイガッ」と言いながらやはり唖然となり、もはや度胸がありすぎるアウトドアを見れば「
いろんな人がいるねぇ」と呟き、途中では「あっダチョウだ」と車以外にも教養を知り、「これ古いタコマじゃない?」と言ってみれば「
ハイラックスだよ、ほらハイラックスじゃん。(トレーラーのタイヤをみれば)あっランクルと同じだ、ほら」とほらと言われてもなかなか分からないときもありますが、こうして外国の文化や国土、これに基づき派生した国民性など、youtube先生からご教示の日々ですが、泥レース動画も倍速で見ていて、おもしろいのかは不明です。

椅子も発見し、

タコマをあとにして、

手前の低い雲がすごい勢いで流れていく不思議な空をみて、一足早く色がついたもみじな秋の交通標識を見つけ、

朝ごはんの時間です。

私はいつもの洋食、家人は生粋の和食派、それぞれおかずをおすそ分けして、

8時間かけた水出しコーヒーを頂き、

「うわ~きも」と時折生物の先生が舞い降りる箱根の山。

「パパ三種類入れたよ、飲んでみて」今まで飲んだどのコーヒーよりも、酸味、苦み、コクにパンチが聞いていて、インパクトある一杯でありこれは美味しい、さすが天才とお礼を伝え、

ママとお湯をかけ合うところを激写する、戦場カメラマンとして随伴していると、

ディフェンス時は敵のオフェンスを無力化する無敵の方策で応対し、

戦いのあとの素敵なヘアスタイルでまた微笑をもらい、

静寂化したお風呂で淹れてくれた美味しいコーヒーをゆっくりと飲みながら過ごしました。

温まった体をほてしながら、気持ちいいであろう思い思いの時間をすごし、

ご厚意のレイトチェックを頂き有り難く享受しつつ、若干早めに出ることにします。

タコマが待っている。
つづく