福島県道いわき石川線・才鉢工区が開通 バイパス化で物流振興
2022年03月25日 08時55分
いわき市小名浜港と中通りの復興拠点を結ぶ災害に強い「地域連携道路」として県が整備を進めてきた、県道いわき石川線の才鉢工区(延長3.18キロ、いわき市田人町)が24日開通した。現地で開通式を行い、関係者が完成を祝った。
同県道はいわき市常磐から古殿町を経て、石川町を結ぶ総延長約53キロの道路。物流の重要路線だが、才鉢工区周辺は落石が多く東日本大震災では、5カ月にわたって通行止めとなるなど災害時の危険性が高かった。
震災復興事業として予算化し、2011(平成23)年に事業に着手。バイパス化で、落石の危険性が高い山沿いを通る箇所を少なくし、近くを通る鮫川の浸水被害を受けないようにこれまでより平均5メートル高い位置に整備した。昨年8月末に開通した皿貝工区(延長1.4キロ)と合わせ、いわき市内の関係工事が完了した。既存の道路は生活道路として利用する。
式典で、内堀雅雄知事が「いわきと県中、県南地域の広域的な物流、観光振興につながる」と式辞。主要地方道いわき石川線整備促進期成同盟会長の内田広之いわき市長らがあいさつ。テープカットに続き、関係者の車両が開通区間を通り初めした。
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2022/03/26 08:50:04