
大相撲 横綱「大の里」出身地の石川 津幡町で昇進祝賀パレード
2025年6月29日 19時01分
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大相撲の「大の里」の横綱昇進を祝うパレードが出身地の石川県津幡町で行われおよそ3万7000人が集まり、声援を送りました。
石川県津幡町出身の「大の里」は大相撲夏場所で、大関として2場所連続で優勝を果たし、第75代横綱に昇進しました。
石川県出身者の横綱昇進は52年ぶりです。
「大の里」は29日地元の津幡町に凱旋(がいせん)し、師匠で元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方とオープンカーに乗り込み、町の中心部、およそ1.2キロを30分ほどかけて進みました。
パレードには「大の里」の名前が記されたタオルや「横綱昇進おめでとう」と書かれたうちわなどを持った大勢のファンが詰めかけました。
「大の里」は大きな声援に笑顔で手を振って応えていました。
津幡町によりますと、29日のパレードにはおよそ3万7000人が集まったということです。
石川県かほく市から訪れた女性は「横綱の貫禄が少しずつ出てきたと感じました。去年災害で大きな被害が出た石川県に明るいニュースを届けてくれてありがとう」と話していました。
地元の津幡町の男性は「自分も小さいころ相撲をやっていたのですごく誇らしい。これからもっと強い横綱になってほしい」と話していました。
「県民栄誉賞」と「町民栄誉賞」贈られる
横綱に昇進した「大の里」に地元の石川県と津幡町から「県民栄誉賞」と「町民栄誉賞」が贈られ、「大の里」は「たくさん声援を力に変えられるよう頑張りたい」と意気込みを語りました。
「大の里」の出身地の津幡町では横綱昇進を祝うパレードのあと、「県民栄誉賞」と「町民栄誉賞」の贈呈式が行われました。
はじめに津幡町の矢田富郎町長が「勝ち続ける姿は地震や豪雨の被災者に日常を取り戻す勇気と希望を与えてくれる。これからも津幡町の星として、唯一無二の大横綱として、さらなるご活躍をお祈りしている」とあいさつしました。
続いて石川県の馳知事が観客に呼びかけてバンザイを三唱をし、「大の里」の栄誉をたたえました。
そして石川県と津幡町から「県民栄誉賞」と「町民栄誉賞」が贈られ表彰状が渡されると、大勢のファンから大きな拍手が送られていました。
「大の里」は「横綱になって初めて津幡町に帰ってきて、たくさんの方にパレードに来てもらい、本当にうれしかった。これからが大事だと思うので、引き続き応援よろしくお願いします」と感謝と喜びを語りました。
「大の里」は報道陣の取材に対し「あすには名古屋場所の番付発表があるので、お祝いムードから切り替えて稽古に取り組みたい」と話していました。
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2025/06/29 20:22:30