
2014年3月期はタイ販売が急減速する半面がある中
国内は好調が堅調に推移し合理化の進展も寄与し
営業最高益のいすゞ自動車㈱は、環境問題に敏感に
反応するハイクラス層に対してのSUV+スポーツカーを
販売すると発表した。
いすゞ自動車㈱がこのクラスの乗用車発売を行うのは
乗用車から撤退した2002年以来12年ぶり
一昨年には、再びGMとの共同開発・VW]との提携が報じられるなど
業績が回復したいすゞ自動車㈱にはパートナーとなるべく
海外自動車メーカーもこの動きに注目している。
■デザインは、旧知のItaldesign(イタルデザイン )Giugiaro(ジウジアーロ)氏
いすゞの乗用車といえば、現在VWグループの傘下にある
Italdesign(イタルデザイン)のジウジアーロ氏の存在を抜きには考えられない
若き日のGiugiaroが、いすゞに送った一台が、流麗なデザインを備えた
117クーペで1970年代の日本車を代表する傑作の一つに数えらている。
Isuzu 117 Sport
その後もPIAZZA・FFジェミニ等、いすゞとジウジアーロ氏の関係は深い
今回発表された新型車もやはりデザインはジウジアーロ氏の手による
作品となった。
発表された新型車は、現代の多様化された自動車環境に対応する為
スポーツカーにSUVのテイストをくわえた、2シーターのクーペとロードスターモデルで、
GTカーといった位置づけになっているが、車離れが著しい日本国内の若者に向けた
シンプルで、機敏で安全、そして低環境負荷がコンセプトとなっている。
ベースとなったのは、イタルデザイン ジウジアーロが45周年を記念して
2013年ジュネーブモーターショーにて、「パークール(Parcour)」という
コンセプトカー、特徴はコンフォートモード、オフロードモード、ウインターモード、
サーキット向けのハイスピードと4つのドライビングモードを持ち、あらゆる環境に
対応する。
コンセプトカーを市場にほぼ変更無しで送り出す技は、
いすゞ自動車㈱が、117クーペやPIAZZA で実践されており
今回も多いに期待できる。
Isuzu Asso di Fiori
■エンジンはやはり伝統のディーゼル
新型車に搭載されるエンジンは、新たに開発された小型車用
4JJ1-TCSディーゼルエンジンにコモンレール式超高圧燃料噴射システム/
VGS(可変容量型)ターボ/DOHC16バルブが組み合わされ
燃焼効率を向上が図られ低回転域から豊かなトルクを発生と
吸・排気効率を高めて燃費を向上している。
低環境負荷が車選びの一つになっている現代社会の中で
いすゞ自動車㈱の答えは、低燃費の環境ディーゼルエンジン
やはり、お家芸という所である。
■販売網はグローバルに
久しぶりの普通車販売で気になるのはその販売網だが
VWグループの傘下にあるイタルデザインを動かした事でも
解るように、今回の新型車には、現在いすゞとの提携をしているVW社も
同社で販売されている乗用車とは明確に違った車種であることから欧州では
販売網を活用する事を承諾しており、北米での販売にはエンジンでの共同開発が
取りざたされているGMが前向きに検討しており、GM伝統のスポーツカーコルベット
の次回モデルには、いすゞとの共同開発のディーゼルエンジンの搭載も検討されている
との事である。
2014/4/1/AF通信配信
※(注)この記事はフィクションです
ブログ一覧 |
いすゞ車 | クルマ
Posted at
2014/04/01 23:59:48