「パパ首都高行くの?」
明日は卒業式。
そろそろ寝ているハズの長男が、おれの部屋にヌッと現れた。
こんにちは。TYLORです。
明日は小学校の卒業式を迎える長男。
長いようで短い、本人はどう思ってるのか知らないけど。
自分はあっという間の6年間でした。
自分「え?なに?行きたいの?」
長男「ちょっとは行きたいかな。」
そろそろ寝る前の自由時間。
チョットゲームやって寝ようかなと思っていたから、おれはぜんぜん首都高行きたくねぇ。
「いや、寝ろよ」

まぁ明日は節目を迎えるワケだし、そういう気分なのかな。と思ってS660を走らせます。
近所のコンビニで「いつもの」って長男が言ってるBOSSカフェオレ。
数十年来、おれの「いつもの」がBOSSカフェオレだったんだが、長男に取られた。
なのでおれはBOSSブラックにした。

日付が変わる前の首都高。
休日の前はいいけど、こんな平日に走るのは滅多にない。あした大丈夫か?

助手席に座る長男。今日のS660はオープンだ。
先日走った時は終始無言を貫いた長男だったけど。
今日は饒舌だった。
小学校の思い出とか中学に行く不安とか。
そんな話でもするのかと思ったら、まぁまぁゲームとかアニメの話ばかりになった。
まぁそんな話題でも、今日は会話したい気分なのかなと思う事にした。

平日の大黒PA。平日だけど春休みなのか、学生っぽい若い子が多かった。

コンビニで買ったアイス片手に、駐車してあるクルマを見物。
いつの間にかクルマに興味を持つようになって、こっちとしては嬉しい。

帰りは湾岸線から一気にC2、自宅方面へ。
クルマの話題もそこそこに、今度はどこからか仕入れた古いゲームやアニメの知識を話し出す長男。
以前、自分もいたアキバカルチャーな業界。
長男がちょいちょい自分も知っているゲームやアニメ作品の名前を出してくる。
そろそろ、解禁してもいいかな。
「その監督さんね。パパの会社の同僚だったんだよ」
から始まって、
「あのゲームは、パパも声優でモブキャラの声やったんだよ。」
とか、
「あ、そのゲーム、エンディングにパパの名前がテロップで出てるよ」
核心には迫らなかったけど、一般的に出回っている知識程度で話した。
「え?まじ?」
声変わり途中の長男。裏返った声で驚く。
長男のリアクションがすごかったので、まぁまぁドヤ顔。 の自分。
コレ、嫁が横にいたら絶対怒られる話題だったな。
オタク同士ならまだしも。
子供にアノ業界のハナシを自慢するようなモノでも無いしな。
と思っていたのですが、
受け手の長男の方が、いつの間にか話題についてこれるほど成長していたみたいだった。
最近で一番成長を感じた瞬間でした。

卒業を迎えて、胸中穏やかではないのかなって連れ出したけど。
なんか返り討ちにあった気分。 デカくなったな。長男も。

小学校に入学する時はFK7の前で撮ったけど。
卒業はS660の前で。
デカくなったな。と思ったけど、クルマは小さくなったな。
また来年は長女が卒業だし。
次男坊は再来年でようやく小学生。
先は長い。
もうすぐ定年が見えてくる頃、ようやく次男坊が成人とか。 相当なムリゲーが続くけど。
長男にも、自分にも、なんか節目が来たなって気がする。

もう卒業かよ。
入学式の前に、「ホントにコイツ小学校まで辿りつけるのか?」と心配になって、満開の桜の中を歩いて小学校まで下見に行ったあの日。
けっこう最近のつもりでいた。

そんな感じです。
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S660 | 日記
Posted at
2025/03/25 18:12:43