ここにはよく一人ドライブで来ていました。
パルサーでも、
プジョー306でも。
こんにちは。かとんぼコラムニストのsoyokaze.TYLORです。
言ってるだけです。
今回訪れたのは「JR吾妻線(あがつません)」の駅の一つ祖母島(うばじま)駅です。
漢字変換で一撃で出てこない。そぼじま?だと思ってた。
駅はよくある無人のローカル駅。天下のJRサン、しっかりと綺麗に整備されています。
山奥の秘境駅ではないのですが、周囲には田畑が広がる風景。
秘境というより長閑な田舎感を楽しむ事ができます。
在来線は1時間に1本程度しか止まりませんが、上野から長野原草津口駅を2時間半で結ぶ「特急草津」が通る路線でもあり、在来線以外にもまぁまぁ電車が通過する駅です。
ホームと待合室の近代的なほったて小屋。
ホームを出るとすぐに道路に面します。
この駅は国道からそれて2分程度走ったところにあるので到達難易度は低め。ですが今回は、駅よりもここから10分ほど歩く場所にある橋梁がそもそもの目的。
こちらは駅の進行方向とは逆なのですが、一応ちゃんとした歩道として整備されています。
ほんとに「歩道」。チャリでも狭すぎて無理そう。
鉄道の橋梁の横に歩道がくっついてる道。荒川にかかる鉄橋の横とかではない。この距離感。このまままっすぐ歩いていくと、先ほど訪れた祖母島駅に到着します。
あくまで鉄道橋梁がメインで、歩道は間借りして作られた感。しっかりはしていますが、フェンスは低め。
線路からおよそ1m程度の距離。吾妻線が通る時間では無かったのですが、横通られたら怖ぇ。
線路の反対側は河原。吾妻川。落ちたら死ねるな。
この周囲は吾妻川を挟んで左右に大きく分かれて町ができています。
祖母島駅の対岸に渡るには、駅から車で大きく15分くらいかけて吾妻川を渡る橋まで迂回して行くしかなさそうです。
徒歩なら1時間コース。チャリでも20分オーバー。
ですが、この橋梁の歩道があることで相当ショートカットできそう。
そんな役割があるんだと思います。
この辺からS660はオープン走行。ちょっと天気悪いのですが、日差しが強くなくて気分良い。
そして見えてきたのは、今回の目的地。
2020年に運用が開始された「八ッ場ダム」(やんばダム)。コロナなんだかと言って結局今まで来れなかった。
今回は秘境駅探訪というよりも、さすらいのにわかダム探訪家。にわかです。
完成したばかりのダムってなかなか来れないから新鮮。
ダムの横には管理棟も兼ねたビジターセンターみたいなのがありました。最新の施設って感じ。
ダム建設の歴史が壁面に展開。ゆっくり見学。こういうの好き。
計画から68年、建設費は6500億円オーバーだそうな。日本最高額。それだけ時間かかればな。
10年ちょっと前にあった政権交代時代。「建設中止」とかって騒いでいたな。
けっきょく建設したんだな。
周辺地域の模型。そしてダム湖に沈んだ旧市街の模型。
画像中央の「旧川原湯温泉駅」。冒頭の画像はまさにソコで撮影しました。
「八ッ場あがつま湖」この下にはかつて存在した町があります。
よくダム湖に沈んだ町ってダム探訪で耳にします。
地域に住んでいる方々の協力があって現在に至るのは理解していても、どこか遠い世界の話。
実際に自分が訪れた時は過去の出来事として語られる。そんなイメージでした。
ですが、このダム湖に沈んだ町、川原湯温泉。
15年ほど前、パルサーでもプジョー306でも訪れたことがありました。
もう湖の底に沈んだ川原湯温泉駅。当時ドライブブログ用にと使用していたデジカメ。そんな高いワケでは無かったコンデジ。夜撮影するのが苦手だったのですが、ソレを承知で夜な夜な1ショット。
やはりあまり綺麗に撮れなかったけど、なんだか残しておこうと撮影したっぽい。
これが今になって振り返る日が来るとはな。
結婚する前の嫁が、毎年夏になると仕事で草津とか軽井沢で住み込みで仕事していました。
休日にドライブがてら遊びに行く。道中に通るのが川原湯温泉。
仕事が終わってそのままクルマに乗り込み、この川原湯温泉の日帰り入浴を狙って訪れます。
そして草津方面へ走り、どこか途中で車中泊。お決まりのパターンでした。
毎回閉館ギリギリだった気がしますが、一人ドライブで一人温泉を満喫していた定番ルート。
当時もダム建設で騒いでいた記憶があります。
吾妻川には建設途中の大きな橋ケタが見えました。
駅前や温泉施設に「ダム建設反対」の文字。
いつかはここも無くなるのかな、漠然と考えながらの訪問。
今はもう存在しないかつて訪れた川原湯温泉駅舎と日帰り入浴。名前も忘れちゃいました。
ダム建設はもちろん、反対運動もどこか遠い存在。
八ッ場ダムの上に立ってダム湖を見ていると、もっと地域に貢献すればよかった。
かつて自分が訪れた町が、10年後にダム湖に沈むなんてなかなか経験できない。
日帰り温泉だけではなくて、一泊二日くらい宿泊しておけばよかった。
今まで生きてきた中で、一番ダムをリアルに感じました。
八ッ場ダムの下流側です。水位の高い上流側とは別世界。高いし怖ぇ。
ここから放流するのかな?今日は放流していませんでした。
エレベータで下流側へ降りられました。一人だったのでまぁまぁ不気味。怖い。
こんな急斜面だったのかよ。高い。
よくこんな建造物を作ったモンだな。このコンクリートの向こうには、水深数十メートル水があるんだよな。
怖ぇ。
八ッ場ダムでセンチメンタルな気分になった後、自分とS660は次の目的地へ。
かつて存在した国鉄時代の吾妻線の駅。その廃線跡が資料館として残っています。
貨物とかの後ろにある貨車。車掌が乗るヤツだったらしい。
これ乗ってる人になりたかった。
貨物列車に使用される貨車ってもうちょい大きいイメージでしたが、当時はこんな感じ?だったのかな。
荷台になってる貨車。これはなかなか見ることが少ないイメージ。
よく「きかんしゃトーマス」で出てくる言う事聞かないヤツのイメージが強い笑
補修しているんでしょうが、当時のイメージに近い感じで保存されている駅名看板。
「おおし」って読むのか。すぐに変換できない
これは?貨車移動用のモーターカーかな?これだけなんか今も動きそう。
だいぶボロいけど、木造荷台の貨車。桜となんとなくマッチしている感じ。
駅探訪しているけど、正直鉄道にはそこまで詳しくない自分。
でも当時活躍したであろう鉄道を見学して、ノスタルジーな感じになるのが最近の楽しみ。
太子駅の最大の特徴が、かつて鉱石を採掘して運ぶ役割を担っていたホッパー跡。
この遺構よりもさらに高い位置まで鉱石工場があった様子ですが、今では貨車に積み込むホッパー跡だけ残されて現在の形になっているとか。
これは建物の土台部分で、さらに鉄筋の3階くらいの建物だったとか。展示してある写真では。
峠道の中腹。草津や野尻湖方面に抜ける道沿いに突然ある復元施設。
かつては鉱石工場からの貨車と地域の人たちの足になって賑わっていたとは思えない、静かな駅跡でした。
いずれ自分が住んでいる地域も、100年後とかは超デカイ商業施設とかマンションとかにはなってそう。
そんなノスタルジー。どこがノスタルジー。
行きたかった太子駅跡の施設見学を終えて、また戻ってきた川原湯温泉。
こちらは新たに新設された駅舎。ルートが変わって、かつての旧駅舎からだいぶヤマを登った所に移設されています。
メッチャ綺麗。さすが天下のJRサン。ノスタルジーとか全然感じない近代的な駅舎。
とりあえず便所借りるか。
せっかく来たので温泉へ。
一人ドライブだと温泉入った後って何もしたくない。だから入らない。
でも川原湯温泉はなんか入りたくなった。
このまま車中泊したい勢いですが、ゆっくり温泉に浸かって帰ります。
もう嫁も草津の方に仕事で行くなんてことは無いのですが、今度は家族を連れて来ます。
15年前はケタしか無かった橋も開通してた。すげー立派。日本最大の予算を使ったダムなだけある。→関係ないか?
バンジージャンプできるらしい。おれはやりたくないが。
温泉入って食事も、、と思ったのですが、時間的に周辺は営業終了。
次の目的地へS660を走らせます。
まだまだ冬景色だった榛名山。榛名湖。 別名:秋名湖
いろいろ「聖地巡礼」は行きましたが、そういえば榛名山はゆっくり来たことが無かったかな。
ちょうど帰り道の方角だったこともあり、急遽立ち寄ってみました。
例のスタートラインのあたり。プジョーでもパルサーでも訪れなかったのですが、ようやくこの聖地に立つことができたか。
「秋名のエスロク」の図。
最初に流れる「SPACE BOY」がいちばん好きだったな。
特技はマシンガントークだ!(自分が) Gonna get you♪
途中で雨が降って来たのもあって、オープンで走ったのは少しでした。
今度は暖かくなってから訪れてみようと思います。
その前にキューブキュービックで家族と来るかな。。。川原湯温泉に。
榛名山登れるかな。ヤツ(ボロキューブ)
すぐロゴ入りのグッズ買いたくなる派。
これは部屋に飾っておこうかな。
そんな感じです。