
お盆が過ぎても全く涼しくなる気配はありませんね。
バイクから外した部品を隠して会社へ持ち込み、作業場でチャチャっと溶接。

TIG溶接機。アーク溶接と違いシールドガス(アルゴン)で電極を覆い保護しているためスパッタが飛ばず仕上がりがきれいです。

折れたピン破断面をヤスリで整えてからバイスプライヤーで固定し仮付け溶接。それから全周溶接。たまにしかやらない作業ですがメッキがかかっていないステンレス同士だったので上手く付きました。

8/23(土)組み付け作業開始。直したチェンジシャフトを取り付け。この写真はちゃんと嵌っていません。青いスプリング2本の先端がピンに嵌るのが正解。

アウタードラムを嵌め直すのが大変。ギアが2重になっていて少しズレています。バックラッシ対策のようです。穴にポンチを突っ込んでこじると歯が揃いますが、片手でポンチに力を入れながらもう片手でドラムを嵌めるのは無理があり、うまくいきません。

ポンチを太めのタイラップで縛ってテンションを掛けたらいい感じ。両手を使って嵌めました。

ニードルベアリングとインナースリーブを、外した時と同様イゴイゴとアウタードラムを揺すりながら嵌めました。

センターナットはトルクレンチ98Nmで締め付け。本当はこのナットは新品を使わなければだめです。でも緩み防止のポンチ跡が同じ位置に来たから大丈夫じゃないかな。

クラッチ板を外した時と同じ順に元に戻す。クラッチ摩耗具合を測る余裕なし。

バネを固定。10Nm。

前日に届いたクラッチカバーガスケット2000円。

古いガスケットを剥がしていたら気付いてしまった。なんとケースにクラックが入ってるではないか!! 液体ガスケットで補修してます。このバイクが妙に安かったのはこういう事があるからでしたね。まあオイル漏れてないし、今まで違和感無かったから気にせず蓋をしましょう。
《訂正》

クランクケース腰下分割のラインでした。WEBで公開されているサービスマニュアルにそこで上下に割れているイラストがありました!

クラッチカバーをネジ止め。9Nmで対角に締めます。クラッチワイヤーを調節して完成!押して歩いてクラッチの切れを確認。大丈夫そうだ。

富士山水ヶ塚まで試運転。涼しい〜。
バイクめっちゃ調子良い!シフトがカチカチと決まります。あの折れたピンはぐらぐらしていてシフトタッチが悪くなっていたのかも。
webikeで純正ギアチェンジシャフトの見積りを取ったら¥31926!ディーラー修理なら工賃入れて¥5万以上かかりましたね。素人整備ながら先人達の修理記事のおかげでクラッチカバーガスケット代¥2000で済みました。
クランクケースのクラックという残念な発見をしてしまいましたが、エンジンの調子はいいから気にしな〜い気にしな〜い(*^^*)
《訂正》
無知な素人の早とちり、クランクケースにクラックなんて入ってません。良かった〜😆
ブログ一覧 |
バイク
Posted at
2025/08/27 17:32:44