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2019年05月16日

洗車・今昔物語 消えゆくコイン洗車場

洗車・今昔物語 消えゆくコイン洗車場 車が、まだステータスだった昭和の時代。

「車を買いたい」が、働くモチベーションのひとつだった
時代である。自分の場合は、オーディオにはまっていて
車は二の次であった。

当時、乗っていた中古車の洗車の記憶がない。
洗車の記憶は新車から。最初の新車はセルボであった。
この頃から、コイン洗車場に通う事となった。


自宅で洗車を除けば 1.コイン洗車場 2.GSで機械洗車 が一般的だった。

更には、車がコンベアに乗り、洗車・拭き取り・ワックスの各工程を通過していく
洗車専門工場のような建物も出来ていた。


*ネットのフリー画像より

車好きはコイン洗車場に、手早く済ませる派はGSの洗車機とに分かれた。



*カタログ画像  自分にとって初の新車。コイン洗車場に通い始めた頃。

セルボは、低い車高と6連メーターで、スポーツカーの雰囲気が味わえた。
2サイクルのトルクは、現在の軽とも同等で、正丸峠の急坂を3人乗りで軽く登れた。
*車重は、僅か600KG台の半ばくらいだった。

お気に入りだったが、大変な当てられ車。

納車翌日に、走行して来た車に側面全部を擦られる。
3週間の長い修理終了後、車を引き取り、帰宅途中に横滑りして来たバイクに、
修理箇所をまた当てられた。

次の車の下取りの前日、ファミレスPKでサイドブレーキ引き忘れのマークⅡに当てられた。
全て停車中の出来事であった。

乗り換えようと思ったのは洗車後、ボディを拭き取っていると修理したドアの塗料面に
、たくさんのブツブツが出来ていたのに気づいたからだ。

自分で、洗車したからこそ気付いた事であった。これでは、いずれ塗装が剥げる。

その足でHONDAのDに向かい、当時大流行した赤いシティを契約した。



*シティR 足回りが異様に固く、旅行では疲れが溜まり、若かったのに宿に着くと
バタンキューだった。シティターボは、しなやかな脚で疲れる事はなかった。
停まっていると警察官を含め、いろんな方々から質問を受けた。写真の時もスバル
のオーナーに乗り心地などを聞かれた。ここは巾着田前の高麗川の河原である。

1980年の前半だったか。バブル景気の前夜であった。

この頃、コイン洗車場は絶頂期だった。洗車のみで帰る人は稀で、室内清掃に
ワックス掛けのフルコースをDIYで、行う方が多かった。

当時はネットもなく、ドライブ情報も限られていた。ドライブより洗車・メンテの
方が多いなんて言う方々も多かった。趣味は洗車などと公言する人々もいた。

大抵が一人できて、黙々と洗車・ワックス掛けに励んでいた。


*セルボの前に乗っていた最後の中古車サニークーペ。DIYで半年がかりで全塗装した後。
交差点中央でマフラーの太鼓が脱落してセルボに買い替えた。先日、同じ車が中古専門店
で、150万の値札が付いていてビックリ。 

この頃のコイン洗車場の週末は満員で、順番待ちも珍しくなかった。
洗車後の時間が長いので、待機スペースの広い洗車場は人気があった。

半日300円で過ごせる週末のイベントであった。

3-4年乗って、シティターボに乗り換えた。バブル景気が始まる頃だった。
*この後から、ジムニーに始まる四輪駆動車に乗り続ける事になる。

この頃から、自分の手を汚さないGSの機械洗車が増えて来た。

コイン洗車場も泡・イオン水などメニューも多彩になったが、料金もバブリーとなった。
DIYでやって千円(当時で)を遥かに超えるとは・・。

*ネットのフリー画像  

そしてバブルは崩壊した。車はもはやステータスではなく、移動のツールになった。
だが、コイン洗車場が料金を下げる事はなかった。
GSの自動洗車の方が、安くなれば、当然皆そちらに動く。

こうして、コイン洗車場は次第に姿を消し、GSの機械洗車に列を成す車が増えたのであった。


*ネットのフリー画像  泡洗車 まさにバブルであった。   


さて、本題はここからである。

GSの自動洗車機の柱に紙が貼られていた。下記の文言が記されていた。
「ダイハツ○○〇 ホンダ○○〇は、ドアミラー脱落の恐れがあるので、入れないで下さい。」

ミラーが脱落とは・・・機械洗車の圧力は、そんなに凄いのか と思った。
絹のような滑らかタッチで、車の塗装を傷める事はありません と謳っていたのに。

そう言えば、機械洗車を続けていたエスクの塗装が、少しくすんで来た気がした。
*表面には洗車傷がビッシリ付いていた。その後、コンパウンドでくすみ取りをした。

そして、以後GSでの機械洗車は止めて、DIYで洗車するようになった。
まだ、7-8年前の事で、割と最近である。



だが、四駆など下回りの洗浄が欠かせない車は、やむなく高いコイン洗車場に行く
しかなかった。

そんなある日、買い物途中で渋滞を避けて入った裏道に、コイン洗車場発見!
そこは、まるで昭和以前にタイムスリップしたような雰囲気のコイン洗車場だった。

見つけてから、2年経つか経たないか位の最近の事である。


*洗剤付き5分コースは200円。これが1台。


*水のみ3分で100円。これが2台、計3台の小さな小さなコイン洗車場である。

昭和にも見た事がなかった、オンボロ洗車機である。壊れたらもうお仕舞かと
思っていたが、故障しても次に行くと修理してある。有難い事だ。

自販機の飲料も100円以下だ。
知られていないせいか、週末を除くと殆ど人がいない。

ここは、まるで異次元の空間のようだ。

まさに、子供の頃の秘密基地である。


昨日は三カ月ぶりにスイフトを洗車・ワックス掛けを行った。

ここでの作業は何だか楽しい。昔のコイン洗車場の雰囲気を思い出す。



10円の水を備え付けのバケツに入れ拭き取り。その後、ワックス掛けだ。


*少しだけ林道仕様のMY SWIFT 。ワックス掛け終了まで90分。いつもなら60分。

タイヤワックスで、タイヤもピカピカに。




ここは、自分の中の歴史的景観保存地区なのである。 



イイね!昭和の空間!!



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Posted at 2019/05/16 18:33:09

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この記事へのコメント

2019年5月17日 17:17
お久しぶりです。
たいへん楽しく昭和の空間にタイムスリップ出来ました。
料金据置は不思議かつ崇高に思います。有難いことです、感謝ですね。
ところで災難続きだったセルボですが今見てもスタイル良いですね。タイプは違いますがセルボでいろは坂をを上った事を懐かしく思い出しました。また、自分の中の歴史的景観保存地区の掲載楽しみにしています。
コメントへの返答
2019年5月17日 19:37
こんばんわ。

大変でしたね。お大事にして下さい。

セルボは幅が広くなり以前のフロンテクーペよりデザインのバランスが良くなりました。
もっと乗りたかったんですが、当てられ通しで諦めました。

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「[整備] #トゥデイ アメリカン・トディのメッキ磨き+各部メンテ https://minkara.carview.co.jp/userid/1110056/car/1315807/8229855/note.aspx
何シテル?   05/13 13:59
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