自宅で受信専用機のIC-R15を使って航空無線などの業務無線を趣味で聴いているのですが、航空管制では民間機だけではなく自衛隊機や米軍機等、軍用機もコンタクトしてきます。
土日は少なくなりますが平日の昼間は結構軍用機が飛んでます。
多くは輸送機や連絡機など定型業務、通常スケジュールと言うものがほとんどですが、訓練業務の飛行も知らない間に頭上を飛んでいることがあります。
一部は航空機の位置情報を知ることが出来るWEBサイト、Flightradar24でリアルタイムで確認できますが、軍用機は位置情報を示すADS-Bというシステムを切っている場合もあり、無線でいつも聞いている民間機のコールサインとは異なるコールサインが何なのかというのは興味を引かれます。
イカロス出版が発行している「航空無線ハンドブック2026」というムック本を購入し、その付録の「エアバンドデータブック2026」にコールサインデータが記載されているのでそれと照合し、航空機の機種や部隊を確認することができます。
又、位置情報についてはIC-R15のチャンネルデータとしてセクターごとの周波数が登録されており、このデータブックに記載されているACCセクター図を基に実際の航空機との交信を聞いてハンドオフされるタイミングなどを考慮したセクター図を自前で制作し、それを参考にして機を特定しています。
(現役の時はCADでプラント配管図等を書いていたのに、今じゃ老眼も進み新たなことをするのが億劫となりペイントで落書き状態なのはご愛敬ということで)
しかし、中にはコールサインが新しくなったものやプロジェクト名を使ったものなど、この本との照合だけではわからないものもあります。
その場合は耳コピしたコールサインをチャットAIに問い合わせるとすぐに正解にたどり着くことも有りますが、そうでない場合もあり、次々情報を与えて正解を得るというのも一つの楽しみです。
自衛隊機のコールサインについては、2026年4月1日から一部の機種において今まで聞きなれたものから未知のコールサインに変更となったことが確認されました。
コールサインの変更は10年くらいのタームで行われるようですが、今回確認できたのは航空自衛隊の輸送機部隊についてでした。
C-2輸送機はCOSMOからFENIX、KOBATに、COMETがLUCCYとGRACEに変わりましたがなぜか6月にDENEBになり2段階変身!
KC-46AはCORAXからCANNYになりましたがこれも6月からKAGRAに2回目の変更です。
C-130H輸送機はCAMELがMRIETTAになりましたがこれも6月からBRONCOです。
U-125,680など航空設備点検に使用する機体は以前はTRIERでしたがPLUTOに変更されました。
新たなところでC-2を電子情報収集機に改造したRC-2と思われる機体がSTERASとなって再デビューしました。
輸送機ではないものの連絡業務に使用されているU-4はCOSMOからSAINTに変更。
他にはデータブックにて照会できるので今のところ私の受信エリアで聞こえたコールサインの変更はこの程度でした。
戦闘機が私の受信エリアに飛行することは稀ですが、5月に明野原駐屯地にて展示飛行を行ったF-15JはJEANSでしたが、これは通常使用されるVHF帯ではなくUHF帯の航空無線を使用しての交信でした。
6月7日に防府基地でブルーインパルスの展示飛行が行われた際には、6月5日に本拠地の松島基地から中継地点として浜松基地に立ち寄り、その後、リモート展開の拠点となる築城基地に向けて飛行しましたが、UHF帯のATCをスキャンしていたところ、コールサイン”BLUEINPULSE”と管制官の交信を管制圏のハンドオフの際に聞くことができました。
次の展示飛行として7月19日に徳島上空というのがありますので拠点となる基地はまだ公開されてはいませんが、阪神間を飛行していくと思われますので、航空無線で入感することを楽しみに待ちたいと思います。
偶に航空無線を聞いていて自衛隊機のコールサインが入感したらFR24で位置を確認すると我が家上空に向かってKC-46A”KAGRA53”が飛行しているっていうこともあります。
B767くらいの大きさですから3万フィート上空でも目視で確認できましたが、ブルーインパルスで使用されているT-4くらいになると小さすぎて目視出来ないでしょうね。
子供のころ、空港が近くと言うことも有ってかFMラジオに航空無線が混信することがあり、趣味のアマチュア無線と同時並行的に業務無線の面白さにはまっていたのですが、だいぶ前に無線機も壊れ、今では局免許も再交付することなく廃局状態です。
しかし何が切っ掛けだったかは思い出せませんが2013年頃にアルインコのワイドバンド受信機DJ-X8を買い、受信チャンネルデータを”エアバンドスペシャル化”し、その2,3年後くらいから行き始めた航空祭のお供として活用することを覚え重宝していました。
昨年、マンションへの引っ越しを機会に入居と同時にベランダにアンテナを立て、エアバンド受信を本格的に基礎からやり直そうかと、先ず受信エリアを確認したところ、そこそこ広範囲で入感することは確認できたものの、近くのはずの伊丹空港のタワーやグランドの交信が弱く、物足りなさを感じ、ブースターか受信機本体の買い替えかを模索するようになり、下調べのつもりで大阪日本橋の無線ショップに行った際に、IC-R15見つけほとんど衝動買い!してしまいました。
家に持ち帰り早速受信してみると数デジベルは感度が上がったと実感でき、2バンド同時受信はすごく重宝することもわかり、伊丹空港でのカンパニーラジオも聞き取れ、今までは航空無線は何となく聞いていて、コールサインが聞こえたら近くに来たな程度の利用から、今は業界用語を理解する楽しみも加速度的に増してます。
天草エアラインの”みぞ活”にも重宝しており、熊本空港を出発したMZ801が豊後水道を超える付近から入感しだし、高知市上空でカンパニーと交信して到着時刻と到着スポットの伝達が行われ、紀伊水道、生駒を経由して伊丹空港に到着までカバー出来ます。又、熊本空港への帰路も、出発直前のカンパニーとの交信で乗者数などの最終確認後、大阪デリバリー、大阪グランド、大阪タワー、関西デパーチャー、関西レーダー、神戸コントロールへと次々にハンドオフされ、概ね瀬戸大橋付近まで”お見送り”をしています。
他にも詳しくは言えませんが海上自衛隊の飛行艇US-2の大阪湾での試運転に遭遇することもあります。
というように結構ディープな航空無線世界の沼の深みにちょっとづつズブズブと引き込まれかけている毎日を送っています。
*2026/7/2追加
今朝も航空無線を聞いていたところ神戸コントロール・セクターN47で「マグナス」という初めて聞くコールサインが入感しました。
直ぐにセクターN48にハンドオフされたのでFR24を見てみると航空自衛隊のC-130が小牧から美保基地方面に飛行していました。
その後外出して帰宅しFR24を見てみると「MUGNS79」と表示されたC-130を捕らえましたので、C-130のコールサインがCAMEL→MRIETTA→BRONCO→MUGNUSと2026年度になってから3回目の変更が確認されました。
*2026/7/3追加
FR24にC-2が「MATBA05」というコールサインで表示されていたので航空無線で神戸コントロール・セクターN51を聞いていたら「マツバ05」とコールがあった。
C-2も今年に入って3回目のコールチェンジですね。
しかし”マツバ”って、山陰名物松葉ガニが由来かなあ???
*2026/7/8追加
FR24にKC-46Aが「KARAS51」というコールサインで美保基地から離陸しました。
受信機で神戸コントロール・セクターN48にチャンネルを合わせると確かに「カラスファイブワン」と言っているのを確認できました。
以前はCORAX=カラスだったのが日本語のカラスになったということですね。
CORAX→CANNY(2026/4)→KAGRA(2026/6)とこれも今年に入り3回目の変更となります。