朝０１

私は朝 優雅に過ごす
新聞を広げて世の中の動きを朝のうちから把握する


一杯の濃いドリップしたコーヒーをたしなみながら
ソファーに体をあずけ 自身のアイドリングする…


うがぁぁぁぁ！妄想全開！！
そんな生活できる訳ねーよ！


朝は戦いさ！
眠気との永遠の戦い
半分寝ぼけまなこで自動的に口に食い物を運んでいる


さて…歯を磨くか


そう呟きながら洗面所に立った瞬間


『ギュイ！ギュイ！ギュイ！』


うぐお！？何だ！？何が起きたの！？


ゴォォォ…ガタガタガタ…グラァ…


携帯電話が緊急地震速報を流した
つまり震度５クラスが…来る！！
即刻玄関まで行き開け放つ！


サイレンが鳴り響く


私は仕事で早くおきていたからな
あの時間なら まだ夢の世界の人も沢山いただろう


津波注意報が発令された


しかし注意報…１メートルまでのもの
海岸にさえ行かなければ１メートルならこちらまでは来ないだろう


そのままシャドー＆ディープ㈱へと出発した


異変はすぐわかった
車が少ない！！
土建屋サンのダンプがいない！


場所柄海岸付近での仕事が多いのだろう
つまり津波注意報は自分たちに直接関わるものだから
日ごろから注意報警報が出たら待機するように言われているのかもな



これもまた…教訓なのかも