先週、表題の
【内房篇】を書いて、こんなの参考にする人はいないだろうな〜と思っていたところ、「もっと他に無いのか」「外房篇や南房篇も頼む」というリクエストメッセージを続々と頂きまして。っていっても2人だけですが(笑)。今回は外房方面で、取り急ぎサワリだけでも。
本来こうした投稿はブログではなく「おすすめスポット」として載せるべきなのですが、複数店舗あるので前回同様ブログとして投稿させて頂きます。
※タイトル写真は外房の夷隅川河口
【勝浦式担々麺】
勝浦界隈にウジャウジャあるラーメン屋/中華料理屋/定食屋/またまたオシャレなカフェにも、大体置いてあるのがこの
「勝浦式担々麺」なるジャンクな麺。それは一般に想像するような、ゴマだれと麻油がきいた麺ではない。そう思ってオーダーすると、確実に驚くこと受け合い。真っ赤な見た目は、自家製ラー油が表面を覆い尽くしているため。まずこの毒々しい見た目で超驚くが、一口すするとあまりの辛味にムセこんで二度驚き、じっくり味わうと、そのうま味に三度驚く。そして完食の暁には、妙な達成感と汗で全身が覆われる。さらに翌日には、出口でも再び辛味が堪能できる。
「江ざわ」が元祖らしいが、今は長狭街道の鴨川寄りに移転してしまった。僕が好きなのはグダグダに煮込んだ麺と甘辛タマネギがきいてB級感が漂う
「はらだ」。ここは例によってオンボロ掘建て小屋系。サーフポイントにあるオシャレなカフェ
「ラグタイム」の勝浦担々麺も美味い!
【とんかつ/ステーキ・岡本】
テニスで有名な九十九里の白子海岸、南白亀川(←読める?)の河口近くにあるイケてるレストラン
「岡本」。 ここはとにかくゆっくりできるのが良い。使っている肉や素材にも拘りのウンチクが記してあり、安心してオーダーできる。自家製の漬け物や野菜を何種類も使ったサラダ(食べ放題!)と、それにかける自家製ドレッシング、肝心のトンカツやステーキと、どれをとってもかなり美味しい。正直、ちょっと寂しい場所にあるのだが、いつも人でいっぱい。B級ってよりはA級に近いのかも。
【ぐうらーめん】
内房の竹岡式ラーメン、外房の勝浦担々麺、山奥の久留里焼きそばと並ぶ房総ご当地麺の代表としてファンが多い、東金の
「ぐうらーめん」。真っ黒な見た目とタマネギがデフォで浮かぶ雰囲気は竹岡式ラーメンに近いのだが、竹岡式と違って動物系のダシと生姜がきいたパンチある一杯。真っ黒な見た目に比例して実は結構しょっぱいのだが、間違い無くオリジナリティ溢れる味わいだ。いつ行ってもとんでもなく混んでいるので、変な時間を狙っていかないと行列に並ぶことになる。都心のオシャレなラーメン屋には間違い無くあり得ないようなB級テイストなのだが、一度食べてみて損はないと思う。
【イタリアン・ポポラーレ】
正直なところ、個人的には茂原や大網界隈は観光で行く土地では無いので、美味い店やご当地B級グルメ店をわざわざ探す機会も無い。国道128号沿いの本納付近にあるこの
「ポポラーレ」も、実は特別に美味しいワケでもないしB級感覚で面白いワケでもない。しかし、昨今のようにイタリアンが大衆化する前から、この田舎の地にある男気と、何だか一生懸命な感じがとてもいいのだ。お客さんはほとんどが地元の家族連れ。地元客中心とはいえ、この辺は大きな街も何も無い。しかし店内は結構居心地が良い。「本格ナポリピッツァ」つーても、イマイチ本格じゃない(笑)。でも料理は全て素朴で美味しいし、安いのだ。
【和風アジアン(?)まきのきてい】
九十九里の長生村にある実母の実家の近く、白子町の田舎の田んぼの中に建つレストラン
「まきのきてい」。自分が子供の頃から親や親戚に連れられて行った記憶があったので、最近再発見した時にはまだあったのか!?と感動してしまった。こんな田舎でも潰れずに長い間やってるってことは、地元に愛されてる証拠かも。昔は畳敷きで料理も蕎麦や天丼といった和食のみだった気がするが、今はモダンなアジアン調に改装されオシャレで落ち着く雰囲気。メニューは和洋中何でもござれのファミレス感で特徴は無いようだが、充分に美味しい。店名のようにマキの巨木がそびえる庭園が素晴らしく、夏の夜はカブトムシやクワガタが飛んできそう。
【割烹・舟勝】
御宿ビーチの北端にある岩和田漁港から坂を登った住宅街にひっそりと建つ、割烹と小料理の店
「舟勝」。外房には当然のように良い地魚料理店が多いのだが、ここは素材といい料理の腕前といい更には後述するB級感といい、個人的に大好きな店だ。地魚のネタはとにかく美味い。酒は冷蔵庫に冷えているボトルを客自ら勝手に持っていって飲むというテキトー感。大将の母親とおぼしきお婆ちゃんが頑張ってホール係として働いているのだが、この婆ちゃんがとにかく耳が遠く、「お母さん、日本酒おかわり」「ん?トイレはあっちだよ」といった腰が抜けそうになるとんちんかんな受け答えがニコニコしながら返ってくるところがたまらない。店の灯りがフツーの蛍光灯なのも鮮魚料理には残念。しかし一度食べに行けばわかると思うけど、何度でもリピートしたくなる魅力とB級感が満載だ。
【農家を味わう店・ポラーノ広場】
東金駅と八街駅のちょうど中間あたり、千葉東金道路の東金JCTそばの国道409号沿いにある、農家を味わう店
「ポラーノ広場」。宮沢賢治の短編小説名からとられた店名のように、イーハトーブでメルヘンな素朴な佇まい。実はココ、自分の妹分のミュージシャン
“ありっぱ”が経営するお店。“ありっぱ”は千葉では少し名前が通っている姉妹デュオで、優れたオリジナル曲を次々にリリースしている。地元で産まれ育った彼女達が作る天然酵母パンや料理は絶品!裏の畑で収穫された野菜も美味しい。無垢な彼女たちの笑顔と手作り料理の優しい味が、ささくれだったオッサンのハートにグサグサと刺さる。リクエストすれば目の前でキュートな曲も歌ってくれちゃったり、とにかくサービス満点。
■切ない恋の終わり・ありっぱ&Nacky『時のしずく』ライブ
【おらが丼】
外房とはいえ南房に近い地域の安房鴨川のご当地グルメ
「おらが丼」は、鴨川界隈を走っているとやたらにのぼりが目に付くので知っている人もいるかと。町おこし的使命を背負ったご当地グルメなのだが、まだメジャーになりきれていないのとイマイチ盛り上がりに欠けている感じが、そこはかとないB級感を演出している。おらが丼を出す各飲食店で素材や味が違うので、色々な店で食べ比べるのも楽しい。地元の新鮮な海の幸・山の幸に必ず出会える。
おっと、また時間が無くなってしまった。外房篇も半分も書けてないな。リクエストがあれば(あるのか?^^;;)南房篇と併せて、また書くかもしれません。それではごきげんよう。
※追記
・【内房編】は
こちら
・【内陸編】は
こちら
・【南房篇】は
こちら
Posted at 2013/04/11 18:26:24 | |
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