
関東はお盆からず〜っとジメジメした雨で夏の終わりを悲しむ余韻もありませんでしたが、今週は特に北関東で大きな被害が出てしまいました。洪水で次々と住宅が濁流に飲まれていく映像を見ていると言葉が無く、心からのお見舞いを申し上げるより他に自分には何もできません。
さて、自分も8月11日に911カレラをユーザー車検に持ち込んで以来、約一ヶ月休みがありませんでした。仕事で某モーターサイクルメーカーの
2016年ニューモデル発表会を手がけており、その大きなイベントも無事に終了したので、今週の土曜日は半日だけひっさびさに休めております。また来週から10月半ばまで休みナシになるのですが(汗
以前に所有していたポルシェ
987にはクラシックポルシェイメージのサイドデカールを貼っていたのですが、997にも同様のデカールを貼ることにしました。
ポルシェのサイドデカールは、子供の頃に見て憧れていたナローや930のイメージです。ナナサンカレラの「Carrera」デカールもレーシーでカッコいいんですが、何だか個人的には“役モノのポルシェ”じゃないと似合わない気がして、自分の地味な素カレラには「PORSCHE」のシンプルなタイポグラフィがいいかなと。
ネットで997用の「PORSCHE」デカールを探してみると、何と全くといっていいほど商品がありません。オーダーメイドで作ってくれるショップだと数万以上もする高価な物になってしまうので、それならばと実車を採寸し、PORSCHE AGのサイトから拾ったPORSCHEロゴを正確にトレスして、デカールの原稿を自作してみました。
自作ポイントとして、あまりハデにならないようにPORSCHEロゴを少し控えめなサイズにしたことと、全ての角に角Rを付けました(拡大画像参照)。PORSCHEロゴのフォントは角ばっているためマトモに貼るとそこから剥がれてしまうので、近づいてよ〜く見ないと殆ど判らないぐらいの小さなRを全ての角に付けてあります。
ネットで数店に相見積りをとり、価格と素材と対応のバランスが優れている
香川の週末工房さんに入稿しました。
入稿から3日後、デカールの現物が届きました。早い!素材は屋外用定番の3Mスコッチカルフィルムにしようと思ったのですが、スコッチカルより耐候性に優れるハイグレードフィルムにしました。
純正デカールを買うと数万円(!)、オーダーだともっとお高いのですが、原稿データ入稿で数千円という安さでした。
久しぶりの好天に恵まれた土曜日、張り切って施行の準備です。まずはシリコンオフスプレーや霧吹き、スキージ等の必要な道具を揃え、施行しやすいようにデカールをバラバラに切り離します。
ボディ下周りを中性洗剤で念入りに洗車し、シリコンオフスプレーでワックスや油分を完全に落とします。
養生とマスキングテープで仮止めして位置決めします。実車を採寸しただけあって、ピッタリの大きさです。
ここから先は、慣れていないと長いデカールをくっつけてしまう可能性があるので、必ず2人で作業しましょう。中性洗剤を1滴入れた水を霧吹きでボディ面にたっぷりスプレーし、裏紙をを少しずつ剥がしながら慎重に貼り付け、スキージで少しずつ水を押し出していきます。997のリアタイヤ前のフェンダー部には、飛び石によるキズ防止のクリアシートが貼られているんですが、今回はその上からデカールを貼りました。小さい段差部分や曲面になっている箇所は特に慎重に水を押し出してしっかり貼り付けます。
セパレータを慎重に剥がして完成。まだ水分が残っていて接着力が弱いので、少なくとも一昼夜以上は置いておく必要があります。ご覧のようにボディ右サイドは曲がらずに貼れましたが、反対側は油断していたら少し曲がってしまった(泣)ので、施行し直すことにしました・・・せっかく安くあげたのに、ステッカー屋さんに反対側のセットを再発注しないと・・・メンドくさいよ〜(号泣)
「Carrera」だと自分にはハデ過ぎるので、
987と同じ「PORSCHE」ロゴにしてみましたが、このタイプはクルマの重心が下がって見えるので好きですね。ポルシェにはこうした直線的なデザインが似合うと思います。
…来週末はまた反対側を貼らねば…しかし仕事が休めそうもないので暫くこのまま片側だけになってしまう…カッコわる(滝汗
画像を見ながらブログを記していたら、ホイールのリム部分をシルバーに残したまま、スポーク部をツヤ消しでブラックアウトするのもいいかなと思ってきました(画像は合成)。これも
ナローや930のフックスホイールのイメージですね。時間がある時にでも(あるのか?-_-;;;)DIY塗装してみます。
【2015.10.1追記】
失敗した反対側も無事曲がらずに貼れました(汗

Posted at 2015/09/12 18:21:29 | |
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