民放AMラジオ44局が2028年秋までにFM化!
以前にも
ブログで記事にしたんだけど、それから2年ちょっとで現実に・・・。
この動きに、全国47局中44局が同調し、そうでないのは、HBC北海道放送・STVラジオ・ABS秋田放送の3局のみ。
NHKは、放送法でAM・FM放送が義務づけられているので、今後もAM放送が続けられるとのことだけど、2025年にAM2波のうち1波を停波する方向に向かうとのこと。
現在、AM局はワイドFMと称した補完放送を同時に行っているけれど、2波を維持するとなるとかなりの経済的負担になるという。
世の中AM不要といった方向の論調になっているっぽいけれど、各ラジオ局がAM停波という判断を下す最大の理由がradikoの存在じゃないかと思う。
聴取エリアに関係なく、リアルタイムに番組を聴けるだけでなく、放送時間に関係なく好きな時間に番組を聴くことが出来る事が支持されている理由だと思う。
確かにここ最近、放送よく聞くフレーズに、【リスナーからのお便り】が【リスナーからのメッセージ】に変わっている。
メールやTwitter・LINE・インスタグラム等の情報ツールでパーソナリティと繋がるのが、最早当たり前になってきた。
もうハガキ職人はいないのか!?
また、地元BSN新潟放送に限らずローカルラジオ局では、かつては電波を受信することさえ困難な地域からの番組宛メッセージが増えた。
radikoで月額料金を払うと、全国のラジオ局を聞くことが出来、県外在住当該県民・縁もゆかりも無い都道府県民のリスナー拡大に貢献しているお陰だろう。
以上のことから、radikoがもたらすメリットは非常に大きく、スポンサー収入に頼るラジオ局にとっては革命的じゃないかと個人的に思う。
AMの良さは災害に強いこととされているので、今後FM波・radikoのみの聴取方法に絞られてしまうと、もしものときの備えとしては弱いのではないかとも思う。
AM局のFM局化を、経済的や利便性に優れている!という側面だけで進めてしまうのは、どうなの?と思わざるを得ない。
AM波を停波した場合のデメリットは、関係各所で充分論議したor論議中と思うけれど、もうこの流れは止まらないのではないかな?
やんばるは、常々ブログで中波遠距離受信愛好者だと言っているけれど、AM絶対主義者では無い。
最近はラジオ機の都合もあるが、BSNラジオをFM補完放送で聞く、地元局以外はradikoで聞くことが多いせいか、愛機であるSONY ICF-EX5の出番が格段に減った。
ながらで番組を聴くのが主なスタイルなので、受信状態が逐一変わる遠距離受信よりは安定した質で聞くことが心地よいのである。
でも、時々ICF EX-5の前で、アナログチューニングダイヤルとループアンテナのダイヤルを指先で少しずつ回しながら、スピーカら聞こえてくる音声に全神経を集中させて遠方局の受信を楽しんでいますが、これもあと何年かすると出来なくなると思うと、大分寂しいやんばるでした。
ブログ一覧 |
デジタル&アナログ | ニュース
Posted at
2021/06/27 06:21:52