のんびり景色を楽しみながら走っても、それほど時間がかからずに到着してしまうなー。
と、頭の中で考えながら、信号の無い道を選びながら走行。
田舎で言う信号の無い道とは大抵農道(もしくは堤防道路)なので走る車は多いけど、路肩は広いし信号は無いし起伏は無いし、やんばるがお気に入りの道なのである。
全行程の3分の1位の所に差し掛かったあたりで、またもや路面に細かくて粗い亀裂が出始める。
いつぞやの二の舞はごめんなので、超低速で走行。
ところが、何の前触れも無く
パーーーーーーーーン!!!!!
パンクかよ!何回聴いても嫌な音だなぁ~。
条件反射で急ブレーキ&降車。
タイヤを確認すると、なんと前輪がパンク!
あーあ、パンクかよ・・・だけど、今日は準備万端だぜ!
交換用チューブ
タイヤレバーセット
フットポンプ
これら3点セットをリュックに入れてきているので、ぶっちゃけパンク修理というかチューブ交換なんて余裕だよ~♪
自転車を道端に寄せてチューブ交換作業開始。
後輪に比べて前輪は手間が大分楽。
ブレーキのワイヤーを外し、クイックリリースレバーを解放し、フロントホイールをひょいっと外す。
タイヤをリムから外す為に、タイヤレバーをタイヤとリムの間に突っ込み、グルリと一周させる。
そうすると、タイヤの片側がリムから外れて破損したチューブを取り出すことが出来る。
チューブを取り出す際、リムを触ってみると・・・
ん?なんか変だぞ・・・歪んでいるぞ!
このまま作業は続行できるのか?
仮にチューブを組み込んだとしても、またパンクするんじゃねぇのかな?
師匠に電話で相談してみる。
やんばる:「すんませんパンクしちゃいました」
師 匠 :「あらら、大丈夫?」
やんばる:「怪我は大丈夫なんですが、リムが歪んじゃっているんですよ。変形しちゃいました」
師 匠 :「えー!・・・」
師 匠 :「結論から言うと、そのリムもう使えない。作業をしてもまたすぐにパンクするよ」
やんばる:「・・・」
師 匠 :「てか、絶対使っちゃダメ」
ってことで、今からクルマで救援に向かってくれるとのこと。
30分ほどで師匠が到着し、クルマに積んですぐさま帰宅。
破損したリムからタイヤを外し、マジマジと破損箇所を見てみると・・・
なんと!
リムは歪んだだけでなく、破断してしまっている!!
オーマイガーッ!
こんなことってあるんだろうか!?
師匠も、こんな風にリムがダメになるのは見たことがないと言っていた。
同様なリム破断があるのかネットを検索してみると、何件かヒット!
その検索結果から判断するに、
1.チューブが破裂
2.噴出した高圧な空気の衝撃がリム内側に直撃
3.リムが衝撃に耐えきれず外側方向に破断
と、こんな感じの結論に達した。
壊れてしまったリムはもう使えないので、じゃあ代わりにこれを使ってと、師匠が予備として残していたタイヤ付きホイールを提供してくれるとのこと!
付いているタイヤは700x23Cという細いタイヤだけどね。
そして、ついでだからフロントフォークを交換しちゃおうということになり、フロントフォークを取り外した。
フロントフォークを取り外してしまったので、ハンドルの支えが無くなり、各ケーブルに変な負荷がかかってしまいマズいことになるから、使っていないスノーブラシをぶっ刺してみたw
これがまた絶妙な塩梅で、新フロントフォーク取付までこの状態で保管することに。
そして新フロントフォークはこれ。
左が元々付いていたモノ。サスペンション機能があるので、正にマウンテンバイク仕様。
右が今度取り付けるモノ。シンプルでスッキリだなぁ~♪
で、フロントフォークは買ってすぐ取り付けられるという代物では無く、各種加工が必要とのこと。
専用工具が無い加工出来ないので、師匠行きつけのプロショップに持ち込んで加工してもらえる手配をしてもらった。
そして翌週3月15日(日)、前日に師匠から加工済のフロントフォークを受け取ったので、朝から新フロントフォーク取付作業開始!
フロントフォーク取付作業自体は全然苦労無く行えたんだけど、ここであることに気づく。
ブレーキレバーを握ったときの感触
シフターを操作したときの感覚
が何かおかしい・・・。
以前はさすがプロに最終調整を任せただけ会って、問題は微塵も感じられなかった。
だけど、今はブレーキの効きがイマイチだし、シフトチェンジに至っては、勝手にギアが切り替わるし希望するギアに切り替わらないし・・・。
師匠に相談の電話をすると
フロントフォークを交換したせいで、ブレーキレバー~ブレーキ本体&前後シフター~前後ディレイラーまでの長さが変わっちゃったからだよ。
なるほど、言われてみればその通りだ。
お店に持ち込んで調整してもらう?
お金かかっちゃうけどね。\3,000くらいかな?
ん?ちょっと待って、先々週お店に最終調整代として\8,000支払ったのに、更に\3,000払うの?
だったら、最終調整はフロントフォーク交換後にした方が良かったんじゃ無いの??
と、師匠に軽く抗議。
これ以上なけなしの小遣いを自転車にお金をかけるわけにいかないので、今後の調整作業は自分で行うこととした。
その方が自分自身にとっても勉強になるし。
ということで、まずはブレーキ調整。
リムとブレーキシューの間隔をキッチリする為、0.5~0.7mm位のボール紙片をスキマゲージ代わりに利用。
調整ネジをちょっとずつ弄りながら、満足いく状態に完成。
次に調整するのは、前後ディレイラー。
これがまた面倒で、文章に起こすのも面倒なくらい。
まさにトライ&エラーの繰り返して、結局2時間くらい格闘していたw
自転車をメンテナンススタンドに固定して、手でペダルを回しながらシフターを操作するんだけど、上手く行ったと思って実際に乗ってみると、実はまだ上手くいっていなかったりと、ホント調整は困難を極める。
でもまぁ、なんとか100%まではいかなくても9割方納得する仕上がりとなった。
やっぱプロはスゲー!と感じた。
で、最終的な完成車はこれ!!!!
おー!
遂に完成した!
完成したどー!!!!!
昨年暮れちょい前くらいから妄想が構想になり、途中幾度となくトラブルに見舞われたけど、約3ヶ月で完成と相成った。
これで快適に走れる!
今まで距離的に遠くて諦めていた所へも行くことが可能に!
いやぁ~、嬉しい嬉しすぎる!
いろんなパーツや部材、そして技術を提供してくれた師匠に感謝!