
前の記事にも書きましたが、インタークーラー流用が完成したので、ここにてまとめます。
インタークーラーについて
DR30純正インタークーラーをそっくり交換できるARCインタークーラーはDR30専用のものではなく、AE92専用のものを加工流用されたものでした。
インタークーラーの入口と出口はDR30とAE92は反対です。

上(DR30純正) 右:出口(スロットルへ) 左:入口(タービンから)
下(AE92のARC製) 右:入口(タービンから) 左:出口(スロットルへ)
配管について

配管の純正位置

入口と出口が逆を知らなかったとき、純正と同じ位置に配管。
普通に走れば、問題ないが、中高回転になると詰まっているような感じ。
それで調べたら、逆と判明。

入口と出口が逆であることから、配管を見直した結果。

インタークーラーへの通気は純正と変わらない。

裏と底辺も純正を生かしているので、インタークーラーを保護できる。
この機会に、新しい技術部品を流用しようと研究した。
それは「ブローオフ」、純正部品でいうと「リサーキュレーションバルブ」である。
ブーストがかかった状態でスロットルを閉じたとき、行く先を失ったエアーがタービンへ戻り、タービンの動きを止めようとする現象(バックタービン)などレスポンス低下が起こる。
昭和時代の日産ターボ車はサージタンクにリリーフバルブがついていたが、ブーストがかかった状態でスロットルを閉じて、開いたときのターボラグが生じており、レスポンスの悪さを感じながら走っていたものだ。
自動車業界もその問題を知っていたのだろうか、平成に入り、R32、S13など平成ターボ車はリリーフバルブの進化となる「リサーキュレーションバルブ」を使っている。
「リサーキュレーションバルブ」が登場したときは、インタークーラーの出口か入口に付いていた。それでもエアーの流れにレスポンスの悪さがあるというので、スロットル手前に付ける車が増えてきた。
こうなったら、「リサーキュレーションバルブ」の流用はDR30の進化バージョン、レスポンス向上につながると信じて、研究をしたのでした。
「ブローオフ」、「リサーキュレーションバルブ」、どちらにするか? 悩んだぞ。
インターネット情報と友人に聞くなどして、まずは純正からスタートしようと決めた。
(将来はトラストのブローオフをつけたいものだ)。
リサーキューレーションバルブの流用

シーマ HF50 VQ30DETのリサーキューレーションバルブと配管セット
パイプ径は
7064パイ
だったかな(計るのを忘れていた)。
リサーキューレーションバルブを強化します(ネットでは有名な話)。

画像の左にある小さな穴にタップをかけて、イモネジで塞ぎました。
理由は、ブーストが逃げないようにするため。

イモネジで塞いだので、内圧の逃げがなくなり、正常に動かなくなるため、小さな穴をあけ、大気圧と同じにすることで、正常に動作できるようにする。

純正番号のメモ

流用完成です。スロットルの手前に付けました(これが大事)。

大気解放にしません。エアクリ後に戻します(これはもっと大事!)。
画像はありませんが、リリーフバルブをトラスト製品に交換し、動作しないよう固定しました(将来、ネジ穴を塞ぐ予定)。
走行しての感想
ホンマにマジで激変しました。これは絶対おすすめです。
ネットの口コミにあるとおり、ブーストがかかった状態にてシフトチェンジするためスロットルOFF、ONを行ったとき、ターボラグが大きく短縮されたかのようにシフト後のアクセルONでの加速力が強烈です。
いやー、これは驚きました。すごいです。すごいです。
リサーキューレーションバルブ、侮れません。
リリーフバルブは卒業です(ありがとうございます)。
また、インタークーラーの入口と出口が逆だったことから、配管を逆に組みなおしたことで、中高回転での詰まりが解消でき、エンジン回転がスムーズに回せるようになりました。
Posted at 2016/11/06 19:02:24 | |
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