ノーマルダンパーは闇に葬って、次にスタビライザーリンクのチェック。
どうもノーマルのダンパーと同じ取り付け位置のようなので、ダウンした分伸ばす必要があると思うんですが、

ジャッキポイントが非常に奥なので、うちにあるガレージジャッキじゃ前から入れても届きません。
結局シザーズジャッキで片側だけ上げてから、横から突っ込むことに。とはいえジャッキポイントは車体中央に近いので重いこと重いこと。1.8tのジャッキじゃ限界です。
リンクを外してスタビを動かしてはみたのですが、

ノーマルのリンクでもアームにぎりぎりです。10mmも伸ばせない感じ。と言うことで、これはもう気にしないことに。
外したついでに例のオレンジスプレーをぶっかけておきましたが、もうほとんど塗料が残ってなかったので非常に塗りが汚いです。
ちなみにフロントのアッパーはこんな感じです。

すっごい水が溜まりそう。
タイヤも戻して落ち着いたので、やっとコントローラーを説明書を見ながらいじってみることに。
店からの帰りはコントローラーの使い方があまりわからないので、減衰力は前後12段固定(全16段で数字の大きいほうが柔らかい)で、柔らかくしたりする程度にいじって帰ってきたのですが、ちょーっと思っていた動きと違います。
数字から(F7kg/mm R8kg/mm)の想像していた通り、バネが硬すぎる気がします。一番柔らかい16段だと、バネが完全に勝っているようで、ピッチングもちょっと多くなったかなぁ。
歩道の段差なんかも揺り戻しがあったり妙によれる様な感じ。こりゃセッティングは時間がかかりそう。一番硬くすると、いかにもダンパー換えました的な動きにはなります。
その割には、後ろからゴトッって音が出るような場面では、ノーマルよりは突き上げも緩和され音もマイルドになっています。
気になっていたロードノイズも特に増えていないかも。
アッパーの音も出ていないですが、TEINらしくダンパーの摺動音はたまに聞こえてきます。
装着前にあらかじめリードコネクターからSPEED線を出して、これを接続してもらうようにしていたんですが、パルスは出ていなかったとのこと。コントローラーに速度調整の項目が現れません。
これでは速度による減衰自動調整が使えないので、結局MMCSから車速パルスを分岐してみたものの、やはり表示されず。
試走してパルスの自動設定を試したり、完全リセットして最初から設定しなおしたりするもダメ。
その間、Gによる減衰自動調整は試しましたが、バネが硬いのでロールはかなり抑えられている様子。でも私はある程度ロールした方がいいので、イン側(伸び側)はあまり制御せず伸びるように、などいじりがいはあります。そんな大変なセッティング出しをやるかどうかはわかりませんけどね。
結局車速制御はできないまま、充電もなくなったので試走は終了。
後日、車速の件はTEINに問い合わせてみました。そういう症例が無いのでわからないが、コントローラーがシグナルコンバーター(車速パルスやGPSアンテナを入力する箱)を認識してないようなので、電源をチェックしてほしい、との返答をいただきました。
電源が接続されていることは目視チェックしてはいたのですが、通電できているかテスターで計ってみることにし、とりあえずシグナルコンバーターのヒューズを見てみると、切れてます。そりゃ通電しないわな。しかし切れた原因は…と電源接続部分を見返したときに衝撃の事実を発見。
プラスとマイナスが逆接されています。
つまり、プラスの電源にシグナルコンバーターのマイナス線、ボディアースの線にプラスの線が接続されています。ヒューズ切れはそれが原因かもしれません。
自分で用意した電源線が間違っていたのか?黒の2線コードを使用していたのですが白線の入ったほうをプラスで仕上げをメスのギボシ端子に、アースを黒線でオス端子にしていたので、普段自分でやってる加工と同じです。
それ以前に、電源は測って使うから、と言っていたのになー。
逆接してもコントローラーは動作する謎仕様だということもありますが、リードコネクターのSPEED線も、非常に低圧ですが何か出力しているようなので出していたもので、実際それを接続すればパルスカウントはしないものの速度制御のモードは出現しました。納車時点ではこの線は接続されていたので、パルスの問題ではなく接続がそもそもおかしい、ということも、結果としては分かったことでした。
切れていた2Aのヒューズは案の定カー用品店では入手できず、TEINとしては2A入れてくれないと保証対象にできないとのことで、さすがにこれは用意してもらうよう頼みましたが、こんなトラブルシュートで7時間以上かかってしまいました。コントローラーが動いていたので電源は問題ない、という思い込みも原因ですね。思い込みはいけませんね。
逆接による故障や最悪の車両火災なんかが起こらなくて良かったと言えばよかったですけど、こういう時にEVエラーが出てればなー。
しかし、間違いは仕方ないこととは言え、物品も定価販売でいろいろお高めなのは腕と信用でカバーの店だと思っていたので脱力しました。
ま、やっと正常動作するようになったので、せっかくなので速度の出るところへ。
とは言えもう夜も遅いので、第三京浜を1区間だけ走ってみました。
デフォルトの制御しか試していませんが、速度が上がると減衰も変化します。固いバネも車速が上がってくるといい動きになってきます。しかし、デフォルト制御だと空いてる一般道で常用されるであろう40~60㎞/h位でもけっこうダンパーが硬くなるので、60km/h位までは緩やかにして、そこから硬くなるようなセッティングが良さげ。
今は違いを感じられるように減衰力は16段設定にしているので10km/hごとの制御みたいですが、だいたい決まったら細分化して64段に変更するともっと常時制御に近くなります。
モーターの音は、うるさいという人もいますが、EDFCは前のクルマでも使っていたこともあり特に気になりません。発進停止の前後G移動でもこまめに動いてるのがちょっとおもしろいです。ラジオでも流しておけばほとんど聞こえない程度の音量です。
バネと減衰値のセッティングに関しては、製作にあたり実車確認をしていないため、実車のパーツと採寸から推奨値を割り出しているだけなので限界がありますね。
バネレートは落として様子を見てみたいところですが、モーターの脱着がものすごい大変そう。この辺は今後の課題です。

さりげなーくダンパッチを貼っておきました。
Posted at 2014/07/17 01:57:36 | |
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