
前ふり:
横浜界隈で住設のお仕事をされている方はいらっしゃいませんか。
さて、長らくお待たせいたしました。
ちょうど1年ぶりのPHEV BOX続々編です。
ちょっとした燃調セッティング風味の風景です。
なんで続きがこんなに時間かかったかというと、
うたい文句通りエンジンはかかりにくくなり、
私はあんまり飛ばすことがないのとACCの動作は何も変化が無かったので
なんか変だと思いつつすっかり忘れていたんですよ。
おかしいなぁと思ったのはあれです、AZ-1復活日記の主人公一家とコストコに行ったときのこと。
高速の本線合流でフルスロットルだ、見せてやるぜ、アウトランダーPHEVの本当の姿を!
と思っていたんですが、アクセルをガバっと踏んでも何も起こりませんでした。
この時は何が起こっているのかわからず、そのまま忘れ去ってしまったんですが、
この間東名高速を走ったときにとうとう、本当にやっと気づきました。
全開でも出力メーターがパワーにちょっと入ったとこで止まってる!
そりゃ遅いはずです。
しかし、普段乗るにはそんな踏むわけないですし別にいいや的いい加減な状態で放置していたんですが、
また東名高速を走るというのに、このままではいかん。
しかし暑い。
実は8月に入ったところで我が家のエアコンがダウンしました。
ガス抜けっぽいんですが、ガス抜けということはどこかからガスが抜けている。
もう機器も古く、部品があったとしてもガス抜けの調査をして直すくらいならいっそ機器更新かな。
と思っているんですが、実はうちのエアコンは書くと長いので書きませんが給湯器とセットの
当時は盛大にいろいろ熱交換を行う超ハイテク給湯空調システムで、簡単に言うとガス抜けすると室内機2台+給湯が全滅するという。
そんなわけで、更新するとなると大がかりなので躊躇していたり、
室内機を交換するわけですから部屋を片付けたりしたいわけですが
あまりの暑さにまったくやる気が出ない。
幸い湯だけは他の方法で沸かせるので風呂は問題ないのがさらにやる気を減退させている。
さすがのアウトランダーPHEVでも冷気をV2Hするわけにはいかんので、
最悪家で車中泊か、などと思いつつDCモーターの高性能扇風機を買って何とか生き延びている状態です。
ネットの大宣伝しているリフォーム業者よりは地元業者のほうが安心かな、などと思っているのが最初の文章です。
で、話は戻りますが、さすがに自分はともかくクルマはもっとやる気出しなさいよ、
ということで、重い腰つーか汗を拭きつつPHEV BOXのチューニングをする気になりました。
もう本当に面倒くさいですがとりあえずBOX本体を取り出して…
USBケーブルで接続しドライバーをインストールして。
設定変更ソフトを起動すると、ちゃんと認識しました。

こんな画面です。
赤い線が車両のノーマルマップで、PHEV BOXにより青い線のマップに変更されます。
つまり、アクセルの7割程度は緩やかにスロットルオープンして、終わりのほうで急に出力を上げる、というマップをアクセル開度に比例したマップに変更します。
これは知っていたのですが、
「だって、変わった気がしないんだもの。」
と書いた通り、実は実感が無かったんですよ。
そして驚愕の事実を発見することになります。
発見したのに、保存した画像を見たらその事実が映っていません!
やり直すのは面倒くさいので言葉で説明しますが、
まず、前にマップはフルに書き換えられると書きましたが、あれは嘘でした。
どうやらマップは変更できません。
変更できるのは、どれだけEVで粘るか、温水ヒーター使用時にエンジンをかけないようにするか、
というようなことでした。
で、それらを設定する画面がこれなんですが、

画面が小さくて見づらいとは思いますが、この小窓にアクセル開度(電圧)が表示されています。
アクセルを踏むと数値が変わるのですが、驚愕の事実とは…
なんか細い数字を忘れてしまって本当に本当に申し訳ないのですが、
アクセル全開時に100%になっていないのです。80か85%程度だったと思います。
85%だと、先ほどのマップによると比例しているのでシステム出力は85%程度?
Outputの数字はEV出力なのかもしれませんが、何にせよこのマップだとかなり抑えられた状態になっているようです。
つまりEU仕様よりかなり出力は抑えられているような…
これを補正してやります。
Start Learning NO throttleのボタンを押すと学習を始めるので、
まずアクセルを放して登録し、次にFULL throttle表示になるので、同様にアクセル全開で登録します。

いちばん右の縦線が100%のところですが、無事全開100%と登録できました。
ちなみに、右側の数字のところがエンジンのかかるタイミング等をセットするところです。
アクセル情報を本体に送信し作業は終了。
これでPHEV BOXのマップで動作するようになるでしょう。
現行モデルは出力特性を変えてよりパワフルとか言ってた気がするんですが、
もしかしてこれだったりするんでしょうか?
試走はしていないのでどうなったのかわかりませんけど、
そうだったらいいなぁ。
※もちろん国内仕様は単にアクセルの電圧設定が違うだけ、という可能性が高いです。