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2019年11月20日

試乗★ ダイハツ タント Xターボ (CVT・LA650S・R1)

試乗★ ダイハツ タント Xターボ (CVT・LA650S・R1)
7月にフルモデルチェンジした、ダイハツ「タント」に試乗。
DNGA新プラットフォーム採用モデル第1弾。

左:タント Xターボ
中:タントカスタム X
右:うちのクラウン



・タントについて・(型式:左がFF/右が4WD)
2003年11月 初代 L350S/L360S 4枚ヒンジドア
2007年12月 2代目 L375S/L385S 左後席スライドドア
2013年10月 3代目 LA600S/LA610S 両側後席スライドドア
2019年07月 4代目 LA650S/LA660S 両側後席スライドドア ※今回試乗

運転したのは、初代・2代目以来。(先代3代目は未経験)
2007.07 初代L350S NA カスタム (元カノの)
2009.05 初代L350S NA(仕事で)
2017.06 2代目L375S NA(友人の)
2019.11 4代目LA650S ターボ(今回)

・グレード構成・
Tanto:Xターボ / X / L / Lスマートアシスト非装着車
Tanto CUSTOM:RS(ターボ) / X / L

・試乗グレード・
Tanto Xターボ(660cc直3ターボ D-CVT FF)
全長3395×全幅1475×全高1755mm WB:2460mm 910kg 最小回転半径:4.4m
155/65R14 75Sタイヤ&4.5Jスチールホイール+フルキャップ
1,589,500円

<外装>
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黒のフードガーニッシュが、ヘッドライトとの一体感を演出している。(Lグレードはボディ同色)
外装色:アイスグリーン<G62>

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リアのデザインは、トール(ルーミー/タンク)同様 腰高感の抑え方が巧いと思う。

自分は この試乗車のようなパステル系カラーが好きで、見ると心が和む。
古くは ジムニーJ2(2001)のミスティブルー薄青、
30系プリウス(2009)のアイスバーグシルバーマイカメタリック薄青、
同じく30系プリウス(2009)のアクアブルーメタリック薄緑、
ラパン3代目(2015)のフォーンベージュメタリック薄茶、
最近では コンドルタクシー「イコラブタクシー」(2018)の薄青、
ボルボXC40モメンタム(2018)のアマゾンブルー薄青、など。
(ホワイト色ホイールが似合うカラーでもあり、その設定も多い)

優しいデザインの軽自動車で 色まで優しいと、幹線道路という名の戦場に出た時に
いわれなきプレッシャーを受けやすいかもね。数kmの試乗でも 気のせいかそれを感じた。

<内装>
・インパネ・
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既視感ある 段々重ねなデザイン。
スイッチ照明が白色なのは歓迎。(Lグレードはアンバー色)
(革巻ステアリングホイールは セットでメーカーオプション)
(9インチナビNSZN-Y70DSは ディーラーオプション)

インパネ上部/レジスターベゼルのポップな挿し色加飾、
ムーヴキャンバスのインテリアアクセントのようには細かく色が用意されていない。
外装色 グリーン・イエロー(カスタム除く)・ピンク → グリーン色加飾
それ以外の外装色 → ネイビー/ブラック色加飾
ベージュ基調内装のキャンバスと違って、
グレー基調内装でシックな雰囲気のタントには イエローorピンク加飾は合わないという判断かしら。
その点を突っ込まれないように隠してるのか?↓

・前方視界と見切り・
ボンネット部分は 着座視点からは見えないが、短い鼻先なので気にならない。
車高のわりに着座位置が高くない(=頭上空間が広い)のは初代からの印象。
ヒップポイント高は シートリフター(ハイトアジャスター)調整で変化するので
一概には言えないが、試乗した同士では 王者のほうが高めだと感じた。
ちなみに、チルトステアリング・運転席シートリフターは どちらもパックオプション。

・シフトチェンジ操作について・
ここ最近のダイハツ車のストレート式シフトの操作ロジックは、
エンジンブレーキを積極的に利用したい自分には向かない。
パッソとルーミーの記事で書いたが、このタントも同様。
P/R/N→D移動は問題ない。
やりにくいのは、走行中に操作するD→S/B移動。
レバーボタンを押しての操作になっていることもあり、位置・角度的に力の入れ具合が難しい。
(Sを通り越してBまでいってしまうことも…)
パドルシフトがあればそちらで代用できるのだが、カスタムを含めオプション設定もないとのこと。

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メーターは、センター配置ではなくなった。スピード表示はデジタル。
左側のカラーインフォディスプレイは、タコメーター表示も選択可能。

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ドアパネルと助手席インパネトレイには、キルティング風デザインが施されている。
特別な素材が奢られているわけではなく、まごうことなきプラスチック。
シート柄も、小さく細かな格子模様。
パネルと同じような大きな格子にしたければ、シートカバーが別売アクセサリーで用意されている。

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2代目からの特徴である「ミラクルオープンドア」。
Bピラーをスライドドアに内蔵することで、広大な開口部を実現させている。
ユーティリティで有利ととるか、剛性・側突で不利ととるか。
助手席側ピラーレス他車種:ラウム2代目・アイシス・N-VANなど

助手席シートバックを前に倒してテーブルにできる機能は廃止。
前席アームレストは、各席独立した細身のタイプに変更。
後席折り畳みは、荷室と水平にはならず 少し傾斜ができるが、
座面の厚みがとれたことで乗り心地は良くなったとのこと。

<走らせてみて> 
タントらしからぬ?意外にも引き締まった脚、というのが第一印象。
操安性と乗り心地がバランス良く両立され、走りの質感が向上している。
フニャモヤしたフィールからの転換点。新世代のダイハツ。
重心の高さも さほど意識させられることなく、
クラスが上の小型車ルーミー(トール)より頼もしいほどの安定感だった。
小回りも良くきく。

開口部が大きい上屋のせいか、ボディ全体のカチッとした剛性は感じず。
(友人の2代目L375Sを運転した時に 木造家屋で地震に遭ったような振動があり、
タイヤを見たら新車時の製造年月だった(=交換してない)ので交換をすすめた。
その後暫く経って「すごく揺れる」と連絡があり… だからタイヤだっつの。
タイヤ劣化硬化が主要因だとしても、一寸気になる事象ではあった。
その友人、家族が新型タントを購入したらしく「見た目が可愛さが減ったなぁ」とのこと。)

・ステアリングフィール・
フニャ路線で熟成されてきたものが一旦リセットされた印象。
現時点でも自然な感触は十分得られているが、煮詰める余地はまだありそう。

・エンジン・
改良が加えられたKF-DETターボエンジンは、常用域での加速が力強い。
D assistをパワーモードに切り替えなくとも 余裕十分。
高回転を多用せずに済んだおかげで 騒がしさもなかった。
フル加速は試さなかったので、高回転域の伸びは未確認。
アイドリングストップからの再始動は、特に早いわけでもなく 一寸安っぽい。

・トランスミッション・
このタントが初搭載となる、新開発「D-CVT」。
トヨタ新CVTの“D”とは異なり、高速域でギアを併用して伝達効率を高める機構。
Dual mode CVT(DAIHATSU)…CVT+高速域用ギア
Direct Shift-CVT(TOYOTA/AISIN AW)…CVT+発進用ギア(単独?併用?)
ダイハツのものも 変速比は低速側にも広げられているので、加速性能向上に貢献しているかも。
どのあたりからギアが介入するのかな、試乗時(低回転で~60km/h)は気になる音振は無かった。

<その他>
・新型ライトスイッチ・
2020年4月オートライト義務化に先駆け、新しいタイプのスイッチが採用された。(タントが初?)
デフォルト位置は、AUTO。
「○」位置(従来のOFF)はリターン式になっていて、保持せずに手を離すと AUTO位置に戻る。
制御が複雑で 説明を少し読んだだけでは把握できなかったけど、
とりあえず 夜間無灯火で突っ走るタントはいなくなるわけだな。
赤信号や踏切でヘッドライトをOFFにしても 発進で自動点灯するのは 点け忘れがなくて良いね。
オートライト感度は高めのようだ。
日が差し込む明るい屋根の下でも、LEDヘッドライトの光が 煌々と壁を照らしていた。
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写真:同ロジックのライトスイッチ(後発車ロッキーのOEM、トヨタ「ライズ」)

・ウインカーレバースイッチ・
ウインカーレバーは、上下に動かしても保持はされず 手を離すと中立位置に戻るタイプ。
車線変更のような小さい切れ角の時に レバーを2段階目まで動かしてウインカーを出すと、
ハンドルを戻す量が少ないために 点灯したままになる。
その際には、逆方向に1段階ちょいと入れて 手動キャンセルしてやる必要がある。
(戻すという作業は従来タイプでも必要だが、逆方向に入れて消すという点が異なる)
交差点を直角に曲がるような ハンドルをたくさん切るシーンでは違和感はなかった。
なお、リターン消灯ハンドル角度は、ディーラーにてカスタマイズが可能。
初期設定はレベル3。レベル1~9間で変更できる。
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・予防安全機能「次世代スマートアシスト」・
「スマートアシスト」の最新バージョン。今回試乗した4代目タントが初搭載車種。

タント 被害軽減ブレーキ試験 CCRs50km/h
NASVA JNCAP試験動画

<タントの感想>
・良かったところ・
・高剛性軽量プラットフォーム等、新設計を活かしてまんべんなく進化
・ターボエンジンの低速トルクとレスポンス(体感では王者以上)
・気になったところ・
・内装の質感
・内装色がグレーのみで、明るい茶系色の設定がない。汚れにくい色を望むママの声?
・オプション扱いの装備が多いわりに、車両価格が高め

素質の良さが垣間見られたので、今後モデルチェンジされる車種群とともに
絶対王者を脅かす存在になってくれることに期待。
DNGAのプラットフォーム・D-CVTは 先日発売された小型SUV「ロッキー」(ライズ)にも
採用されており、こちらは自分にとっての本命?なので 楽しみにしている。(近日試乗予定)

P.S.
めったに行かないダイハツ販売店。とても丁寧に対応してもらった。
ロッキーの話題が出るたびに ライズ(ロッキーのトヨタ版)と連呼し、
ロッテリアでマックフライポテト下さいと言ってる人みたいになって申し訳なかった。

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<タントの思い出コーナー>

・初代タント・
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L350S
2009.5

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L350S
2009.5

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L350S
2009.5

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L350S(カスタム)
2009.12

・2代目タント・
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L375S
2017.6

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L375S
2017.6
※この車両は ナビ・ドラレコ・USBポート等の取付作業をした。
純正のワイド2DINパネルは高価だったなぁ。
ブログ一覧 | 車インプレ ダイハツ | クルマ
Posted at 2019/11/26 11:24:13

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