音楽♪ 坂本龍一からFM音源…にいく前に、クラシック

「ETUDE」 (アルバム「音楽図鑑」収録曲)(1984)

この曲も子猫物語で使われてなかったかなぁ？
途中から、曲調がジャズっぽく変わるよ。
コナミのゲーム「エキサイティングビリヤード」(1987)みたいな雰囲気。
主旋律の後ろで聴こえる ポカッ ポカッ という心地良いシーケンスは、
ブルース・リーの師匠イップマンの
修業中の打撃音を密かにサンプリングした音色「木人椿」である。
字が斜めになってる部分はヒクソン もとい フィクションです、今考えましたすみません。

曲探ししている間に、坂本龍一氏自身のYouTubeチャンネルにUPされている
未発表作品追加リニューアル版「音楽図鑑 2015edition」を一通り聴いたら、
他にもお宝発見。得した気分。

「M2 BILL」 (アルバム「音楽図鑑」2015edition収録曲)

憑依しているのは山下達郎ボイス？

「M23 BALLAD」  (アルバム「音楽図鑑」2015edition収録曲)

どちらも、どことなく未完成感が漂う未発表曲。
自分には その下書き感が歓迎だったりするのだ)^o^(

「音楽図鑑」のリリースは1984年。YMO散開の翌年だ。
このアルバムは粒揃い。
自分好みの坂本龍一サウンドが凝縮されているのは
たぶんこの頃だなぁ と、あらためて感じた。


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自分は、楽器(とオートバイとギャンブル全般と秘宝館関係)については
身近ではなかったもんで、全くと言っていいほど知識がないのだが、
ヤマハDX7の音の源「FM音源」ならば馴染みがある。
ビデオゲームで慣れ親しんだ音なのだ。
調べるほどにつながりを感じた ゲームミュージックについて、
振り返りながら記します。

ゲームの音楽にて振り返るですって？
なぜに「黄土高原」からテレビゲームにいってしまうのですか？
また脱線だらけで収拾つかない長文ですか？
そう思われるかもしれない。ワシもそ〜思う。←古っ！
講義後いつも熱心に質問しに来て私を教壇に釘付けにするキミにだけ話すが、
ハードウェアの性能を引き出して使いこなすという部分では
例として伝わりやすいと思うんぢょ。誤字ですがこのまま採用します。
制約がある環境で いかに思いを形にするか。夢とロマンがあるではないか。


【柔よく剛を制す】
・軽自動車車体のRE雨宮シャンテが 大排気量スポーツカーの鼻をへし折りまくった、ゼロヨンバトル。
・大竹蔭山２メートルコンビの法政大学が 三橋熊田川合を擁する無敵の富士フイルムを打ち破った、1988年黒鷲旗全日本選抜バレーボール。
・オフト(ドーハの悲劇の時の監督)がコーチで ハーフナー(スターチーム読売に移籍したディド)がゴールキーパーだったマツダが決勝まで進んだ、1987年天皇杯サッカー。
・市立船橋高校が J2ザスパに勝ち 阪南大学に勝ち J1マリノス相手の決勝でPK戦まで持ち込んだ、2003年同じく天皇杯サッカー。
・71kg級だった古賀稔彦が無差別級に挑み 体重2倍の相手も退け 決勝で小川直也に挑んだ、1990年柔道全日本選手権。
通っていた自動車教習所で、ある日 見たこともないような巨大な物体が目の前にあって、
おそるおそる見上げたら 人間 かつ 小川選手だった。勝てないなと思った。古賀がじゃなくてオレが。

番狂わせで勝つ。
不利な条件で勝つ。
常識を覆す。
物じゃない、金じゃない。痛快じゃねーか。
再度挑んだからって同じ戦いができるとは限らず、
むしろコテンパンにやられる事も多い。
強い相手には強い理由がある。敬う気持ちも大切だ。

こんなはずではなかったにぃ〜♪
あぁそれ惜しい、対戦相手に一泡吹かせるって意味の比喩だよね？
トミーのアスレチックランドゲームは今回は対象外なんだ ごめん。
しかしまた君も古いねぇ…。

例えとしては飛躍しすぎたが、
優れたゲーム音楽には 様々な制約への挑戦が体現されているんだよ。


【ゲームミュージックとクラシックの共通点】
影響を受けたクラシック音楽として、
坂本龍一氏からはドビュッシーとともに名が挙がり
ドラゴンクエストのすぎやまこういち氏からも挙がる名が、
小学校の音楽室の壁に張り付いて今も生き続ける J.S.バッハ。
自分も、 詳しくはないが ドビュッシーや サン=サーンスや J.S.バッハの曲が好きだ。
あ、“バッハ　帰国　感染者数”などの検索で迷い込んでしまった方すみません、
バッハ違いです 親御さんがお迎えに来る間よかったら続きもどうぞ。
ピアノを習った人なら、J.S.バッハの練習曲集
「インベンションとシンフォニア」をご存知の方も多いのでは？
後でも書くが、昔のゲームは同時発声数が多くなく 効果音への割当も考慮せねばならなかったため、
曲づくりには技術と工夫を必要とした と想像する。
(以前は “同時発音数”じゃなくて “同時発声数”と呼ばれていた記憶がある。
何声あるのぢゃ？みたいに。ま、いっか。)
そこにきて思い浮かぶのが、二声のインベンションと三声のシンフォニア。
バッハのインヴェンションを聴いて、二声だからショボいとはみじんも感じない。
むしろ奥行きや広がりを感じる。作曲当時はチェンバロで演奏されたのかな。

インベンションで好きな曲は、
第1番　BWV772　J.S.バッハ　ピアノ：中川京子さん

終盤のまとめ方がうまいんだよ、バッハ。
素人の自分が言うのもおこがましいが、
この演奏は 曲に持つイメージそのままだと感じた。

第8番　BWV779　J.S.バッハ　ピアノ：中川京子さん

あと、これ。速いけど綺麗なんだよ〜。
この演奏は、オレのイメージよりキレッキレ。

シンフォニアで好きな曲は、
第14番　BWV800　J.S.バッハ　ピアノ：樋口舞さん

こっちのまとめ方もやっぱりうまいなぁ、バッハ。
導入部分の “とぅってぃ〜たたた とぅってぃたたた” のところ、
“ぅっ”の部分の区切りが明確な弾き方だね。
強弱？ メリハリ？ スタッカート？ シンコペーション？
オブリガート？ アフォガート？ ブルボンルマンド？ 半疑問形やめろや自分。
テンポは、眠くなりそうなスローなのより、このぐらい速い方が好み。

上の3曲のどれだったか、ファミコンディスクシステムの
「ファミコン探偵倶楽部」(3作あるうちどれかは失念)で使われていた。

クラシック曲は、著作権がないゆえ JASRACが血相変えて追いかけては来ない。
流用曲も含めれば テンポもアレンジも様々あり、
忠実に弾いているであろう動画の演奏でも 印象はそれぞれにある。
一瞬のリズムの違いだけでも好みがわかれる理由は 後でも書くます。
レッスンでダメ出しされ続けたら嫌いになるかもしれないけど、
微小な差なら 聴いているぶんには違いもまた楽しみのひとつだ。

シンプルで短いけど素敵 といえば、
モーツァルトが8歳頃に書いた最初期の作品 ピアノのためのメヌエット。
k.1e　クラヴィーアのためのメヌエット　モーツァルト　ピアノ：金子恵さん

ホップしてるね。ホップンツインビー、なんつって。
モーツァルトの幼少期作品群のうち、
このk.1eが最古とされていたそうだ。過去形なのは、
のちに さらに以前の4曲(k.1a〜k.1d)が発見されたために、
それまで “6歳の頃の1曲目”とされていたk.1eは
8歳の頃の5曲目へと修正されたらしい。
化石に例えれば、最古の化石として厚待遇を満喫していたところに
ある日突然先輩が4石現れて、5番目の化石に降格しちゃって
落胆して人間不信になって布団かぶったまま出てこないようなもん。
翻弄されはしたけど、元から最古じゃなかったんだから勘違いすんな。
暫定チャンプの称号にぬか喜びして王座陥落した化石、それがk.1e。
でも、たしなむぶんには順番なんてカンケーないね！って、
2代目レパードに同乗した時に柴田恭兵が言ってた。

たしなむ、か…。
ロンドンのドーチェスターホテルで モーツァルトに耳を傾けながら
アフタヌーンティーをたしなんだひとときが目に浮かぶ。
あのキリン午後の紅茶なひとときには、
既に4つの楽譜は発掘されていたのだろうか。
まことに興味深い話であるな、うむ。
私の時計が刻む時間は、今もTokyoとLondon。
iPhoneのiOS14ウィジェット時計はフリーズし過ぎだ。
フライトに使える信頼性にはとても至っていない。
iOS14.3で修正されていればよいが…。

しかしあんたもそうとう話を盛るね。
ドーチェスターの客のクルマはよ、
フェラーリだろうがランボルギーニだろうが 全てが右ハンドルよ。
あたりめーよ、左側通行とくりゃ右よ。RHよ。
ほぇぇ？ ライトハンドルじゃねーよバーロー、
ライトハンド側のステアリングホイールでドライブだよ、RHD。言わせんな。
え？文句言いながらも全解説する系のツンデレですかって？ ちげーよ。
でもってよ、日本に上陸するスーパーカーは何で右じゃないか知ってっか？
それはな… 中央分離帯に擦りそうになったオレでも知らねえよ。
掴めねえんだよ、ライトハンド側の寄せがよ。
アジアだからってナメられてんのか。ぴえん。


【クラーヴィアって、なあに？】
クラヴィーア = チェンバロ、クラヴィコード、ピアノ…これらの鍵盤楽器の総称。
ピアノは 1700年頃 J.S.バッハの時代に既に誕生していたようだが、
チェンバロよりも一般的になったのは モーツァルトの時代 1700年代後半あたりかららしい。

k.1fも含んだものは「メヌエットとトリオ」とも呼ばれるようだ。
(K.1eだけだと30秒程度、こちらは1分30秒)　ピアノ：白川優希さん

ピアノ：白川優希さん
こっちもホップ。ホッピングマッピー。
eからfへの継ぎ目がどこかわからないぐらいシームレスで
曲調も似ているので 合体させても何ら違和感はなく、
曲の分け方の解釈がいくつかあっても不思議ではない。

斜め左後ろから写してる弾き始めのシーン、演奏者の手指の動きが滑らかすぎて
ハイスピード撮影の高速スローのように見えて、気になってしまいっちんぐ。
他の動画の演奏者も 同様に指の動きが滑らか。
曲にもよるんだろうが、ガシガシ叩くイメージが強かったもんで、
今更ながら その流麗さに驚いた。女性ならでは？

動画内で表示される “ナンネルの楽譜帳”ってのは、アマデウス君のおねーちゃんの。
おとーさんが アマデウス君の作曲をそこにメモっちゃったんだよ。
ジャポニカでも 百均で買えるコクヨのキャンパスノートでもいいから、
ましてや神童なんだから それぞれに与えとかないと。
言わんこっちゃない、ナンネルおねーちゃんが ビリッビリビリビリーッと破って
どっかのおっさんにプレゼントしちゃったんよ。
自分のじゃなくて、あまちゃんの楽譜を〜！
ナンネルナンテコトスルネン。ぴえん。

k.265 きらきら星変奏曲　モーツァルト　ピアノ：近藤由貴さん

NHK-FMで 野原みどりさんの演奏を聴いたのがきっかけで知った曲。
モーツァルトがきらきら星を作曲したわけじゃなくて、
当時既に存在したきらきら星のメロディーをアレンジしたのがモーツァルト。
あぶねーあぶねー、勘違いしかけてたぜ。

西田敏行ではないが、もしもピアノが弾けたなら、
誰もが知ってるシンプルな導入部を指一本でオタオタ弾いて
うまいでちゅね〜とホメさせておいて、そこから綺羅星の如く別世界へといざなって、
お世辞で仕方なくホメた人が驚いて まだひとなめしかしてない
サーティワンのトリプルコーンを地面に落とす、というドッキリをやりたい。
でも無理だ。昔々、ピアノの女先生が個人レッスンで出迎えてくれた時、
先生のブラウスの胸元がはだけていたので
目がいってしまい(仕方ないよ本能だもんそれが例えおばさまでも…当時のオレへ)、
目線に気付かれてサッと隠され、「いや吸いつきたいわけではなくて」と言い出せないまま
臨んだレッスンでは 鍵盤叩く前に心地良い眠気に誘われて人間メトロノームになっていた
自分(仕方ないよありゃ暖房効かせ過ぎ…当時のオレへ) には無理だ。
もしもドラムが叩けたなら の方は、足で踏むバスドラムのリズムが
手の方のリズムにどうしてもつられてしまい、限界を悟って それ一回きり。
あとはもう、もしもベースが しか残ってない。マーカス・ミラーを目指すしかない。

インベンションとシンフォニアの楽譜を見ると、
前者は二声だから おたまじゃくしがふたつ、
後者は三声だから みっつ、縦に重なっている箇所がある。
ねぇタップくん、そういう解釈で合ってるかな？
でも 楽器って、ダッターン！ボヨヨンボヨヨン！って余韻が残るでしょう？
1990年代のCMだから 同世代のタップくんも知ってるよね？
鍵盤を1健たたいた後、他の1健をたたいたその時
前にたたいた音の余韻って まだ残ってる？
除夜の鐘だったらさ、一声だから ゴーン ゴーン ゴーンだけども、
ゴ～ンゴォ～ンゴォォ～ンゴォゴォゴォ～ン…って。
待てや。そこまで慌ただしい寺ねーだろうよ。
そ そうだよね、ないない絶対ない。温かいマテ茶でも飲んで落ち着いてねタップくん。
タップくんに叱られたンゴ。
ゲームの音源だと、同時発音数の全てをBGMに割り当てて出力させたら、
ピコッ！って効果音が鳴る時点で たしか一声途切れるんだよ。
ならばだったらだとしたら 全く同列にはできないのかな、と ふと思ったもんでね。

J.S.バッハの作品には BWV、
モーツァルトの作品には、k(ケッヘル)、
番号が振られているから 探しやすいし伝えやすい。
BMVには 息子C.P.E.バッハ作品も含まれるようだが、
番号はたぶん古い順だろうから 数字が大きいものは子バッハと考えばいいかな。
これらの番号、本人たちが付けたわけではない。
分類にあたった人はさぞ大変だっただろう。