
自分は映画が好きで、古今東西 ジャンルを問わず
未見のタイトルは とりあえず録画して観ています。
1年ぐらい前からかな、ブームの再来なのか、
アニメ映画が 深夜のBSを中心に 新旧数多く放映されています。
流し観に移行することが大半ではありますが、
最近の作品では、坂本龍馬ねこが 現代っ子ねこのフクちゃんと時空を超えて旅をする
「映画 ねこねこ日本史 ~龍馬のはちゃめちゃタイムトラベルぜよ~」に大ハマリしました。
https://neco-neco-movie.com/
「銀河鉄道の夜」「川の光」「ハルのふえ」以来の 個人的ツボ。
昔の作品では、1980年代の日本サンライズ制作タイトルが良かったです。
当時の人気は「機動戦士ガンダム」が抜きん出ていたと思いますが、
自分は疎くて 登場人物アムロとシャアの名ぐらいしか知りません。
今回録画して流し観た 一連のサンライズ作品も、全く知識無し。
「装甲騎兵ボトムズ」TV(1983-1984) / OV
https://www.sunrise-inc.co.jp/work/detail.php?cid=100
「聖戦士ダンバイン」TV(1983-1984) / 総集編 OV(1988)
https://www.sunrise-inc.co.jp/work/detail.php?cid=39
http://www.dunbine.net/
「New Story of AURA BATTLER Dunbine」OVA(1988)
https://www.sunrise-inc.co.jp/work/detail.php?cid=179
「ザブングルグラフィティ」(1983)
https://www.sunrise-inc.co.jp/work/detail.php?cid=247
「重戦機エルガイムⅡ」TV(1984-1985) / OV(1986)
劇場版なのは「ザブングルグラフィティ」だけで、
それ以外のタイトルは TV放映の再編集が主のOVAです。
流し観程度で感想を言うのも失礼かもしれませんが、
美麗なグラフィックで量産される現代アニメと比べると 画はショボめ。
しかし、なんというか、流し観でも 良いものは伝わってくるものだと思いました。
なんとなく観ているうちに途中から引き込まれて
先頭に戻ってあらためてじっくり鑑賞するお宝タイトルがたまにありますが、
そんな魅力を持っている作品群のように感じました。
世界観、ストーリー、キャラクター、それぞれに深みがあるからかなぁ。
さて、音楽です。
一番気に入ったのは、この曲。
「装甲騎兵ボトムズ」エンディング
『いつもあなたが』 TETSU (オリジナル)(1983)
作曲:乾裕樹
終わりに近づいてきたかんじがしたのでチラ見したら、
主人公がカプセルに入って宇宙を漂ってて…
(映画鑑賞→流し観→画面観てない→それでも台詞の抑揚とかで伝わる)
思わず身体おこして振り返って、そしたら この曲が流れて終わった。
おちゃらけてない主人公のハードボイルド調な締めくくりに、
とても合っている曲だと思う。誰が誰に宛てた詩なのかな、
軽々しく口に出さないけどしっかり想っている的歌詞が 心に響く。
高いキーに移行するサビのとこ、♪この世のひかりとともにまぶしく~
のところがとても良いんだよなぁ。
ボトムズが1983年だから その数年後かな、米米CLUBというグループに
「君がいるだけで」「浪漫飛行」という自分の好きな曲があって、
その時の石井竜也さんの歌い方に似てるかんじがしました。
『いつもあなたが』TETSU (2020)
作曲:乾裕樹
織田哲郎の双子の兄 TETSUさんは、長野で蕎麦屋をやっているそうです。
40年近く経っても 当時そのままの雰囲気の歌声ですねぇ。一寸びっくり。
織田哲郎さんについては、名前だけは知っていました。
昔 カラオケに行くことがあると、織田さん作のデュエット曲
「世界中の誰よりきっと」を 誰かしらが唄っていたからです。
あ、違う、今回の曲はTETSUさんだった。
オープニング『炎のさだめ』 も、TETSUさんが唄っています。
こちらは、いかにもそれっぽいノリ。
https://youtu.be/PgcqajBYbmg (オリジナル)(1983)
https://youtu.be/-yg91iuSUAQ (2020)
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「ボトムズ」も「ダンバイン」も 何回かにわけて放映されたのですが、
「ダンバイン」のほうは 全3回のものが2種類放映されて 計6回。
話が続いてるのにエンディングは毎回違ったりするもんだから、
頭がこんがらがりました。(背中向けて寝てるわりには把握してる)
曲単体で気に入ったのは、この曲です。
普通に聴けるポップス。
「New Story of AURA BATTLER Dunbine」第1話エンディング
『Last No』辛島美登里 (1988)
作詞作曲:辛島美登里
1990年代前半にCMソング「見つめずにいられない」などがよく流れていた
西脇唯さんかと思ったぐらい、声や歌い方が似ていると思いました。
声の伸ばし方裏返し方とか、口をすぼめるみたいなとことか、
どことなく女性向けっぽいとことか。
(調べてみたら、曲を共作したり お二人には実際に接点があるようです)
曲単体で という表現をしたのは、ダンバインのエンディングテーマとして
この曲調が合っているのかわからなかったからです。
あとで調べたら、「New Story of AURA BATTLER Dunbine」 は
TV版総集編ソフト(1988年発売)にバンドルされた派生作品でした。
それだったらわかるぅ~!ってかんじです。
(背中向けて寝てるから TV版とは主人公が変わってることさえわかってない)
「New Story of AURA BATTLER Dunbine」第2話/第3話エンディング
『モノローグを染めて』辛島美登里 (1988)
作詞作曲:辛島美登里
エンディングっぽい雰囲気はこちらのほうがあるかもです。
寝てたはずなのに、ボトムズもダンバインも
エンディングではなぜ泣けてきたんだろう?
たぶんだけど、感情移入しやすい要素が練られているからだと思う。
上の2曲のセット。
TV版の曲はこちらです。
「聖戦士ダンバイン」オープニング
『ダンバインとぶ』MIO (LIVE)
MIO(現在の名はMIQ)さんは、声量がすごいですね。
日本にこんな女性歌手がいるなんて知らなかった。
シャウトの域でも心地良く聴けるボーカルというと
浜田麻里さんの曲が好きで CDも持っていますが、
MIOさんは低音寄りでパワフル。
「スクールウォーズ」の『HERO』の麻倉未稀さんぐらいの音程?
なんと、ヨドバシカメラ店内で流れる あのテーマソング
歌詞付きバージョンは、MIOさんが唄っているんだそうです。
♪ゆ~ふぁいん、よどばしかっめーら ってやつだよね??
ずっと前から身近にいたのね…。
店の中では買い物に気持ちがいくからしっかりは聴いてなかったけど、
言われてみれば メリハリあるボーカルだったなぁと思い浮かびました。
「聖戦士ダンバイン」エンディング
『みえるだろうバイストン・ウェル』MIO (1983)
MIOさんが唄うの前提で生まれたような素敵な曲だな…。
羽根の妖精みたいの、自分の傍にも飛んでてほしい。
音質はこっちのほうがいいかな。
こんなクオリティの曲がふんだんに使われていたとは
当時のアニメは贅沢だったんだなぁ、というのが率直な感想。
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贅沢な起用といえば、「GO-GOたまごっち!」エンディングの
アリアナ・グランデもありましたな。
『ベイビー・アイ feat.葉加瀬太郎』アリアナ・グランデ(2014・オリジナルは2013)
この曲を知ったのは、アーティストからではなく、
TV放映当時のエンディング映像からでした。
主人公の まめっち(色々な実験をするがしょっちゅう失敗して家ごと爆発する)が
星に落ちちゃうんだけど、星はクッションみたいにふわふわで めり込んだ後に跳ね返る。
その時の動きや表情がかわいいので、録画して永久保存してあるのです。
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そうそう、「ザブングルグラフィティ」は
他2作よりもコミカルなテイストがあるようで、
背中向けて寝てたら一寸わかりにくかったので 鑑賞一時停止中。
またあらためて観ます。音楽は、馬飼野康二さん。
「昆虫物語みなしごハッチ」のエンディング曲、これがまた良いんだよなぁ。
(みつばちハッチになる前。みつばちと言えばマーヤだろーが。)
「夢の手前で」児島未散 (1989)
作曲編曲:馬飼野康二
あ、「銀河鉄道999」('79)もこの前やってたな。あれのゴダイゴの歌と、
「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」(’85)の『少年期』(武田鉄矢)だな、Myベストは。
前者は、カラオケで唄うとノリ良くいけるんだけど 締めがね…フェードアウトだから^^;
後者は、映画館でリアルタイムで観て聴いたから泣けたよ。
https://hochi.news/articles/20201227-OHT1T50178.html
曲のリンク貼るとまた泣けてきそうだから、また今度^^;
では、またね~(^。^)