
東名高速から、小田原厚木道路へ入り平塚PAにてひと休憩。
秋風と天気にも恵まれ絶好のドライブ日和。
この日は箱根へ一泊旅行です。

GS350のボンネットです。空の写り込みが綺麗です。
9年落ちとは思えないこの平滑性と類まれと言ってもいい耐久性。
写り込み、艶になんらの問題も感じません。
1週間ほど洗車もしておらず、途中雨や台風もあったのにこれだけ綺麗に景色が映えてます。

もう一つ特筆すべきが、金属部分と樹脂部分の色合いに経年変化を感じないことです。
とくにホワイト系は樹脂パーツ部分の色あせが目立つことが多いですが、レクサスはまったく色あせを感じさせません。さすがです。

レクサスGS350のタイヤ(225/50R17)。
17インチです。購入時に
ブリジストンレグノGR-XTへ履き替えました。
4本で工賃込み57,000円。相場だと工賃込みで10万くらいでしょうか。安い。

先日撮影した
GL550の21インチと比べると太さが三分の二ぐらいに感じます。
4本交換だと20万円コースでしょうか。お値段・維持費も桁違いです。
これだけ大きく太いタイヤを履きこなすにはクルマの基本性能もしっかりとしていないといけません。
大きな差を感じるところです。
接地面積とグリップの関係性を考えるに、ここまで太いのは必要なさそうですが、迫力はありますね。
最近の各タイヤメーカーはエコを重視して、
大径の細いタイヤへ技術開発に重点をシフトしているようです。
クルマのデザインにも影響を与えていきそうです。

ダッシュボードの材質は当時のレベルから言ってもまぁ普通というか、これで十分といったところでしょうか。
天井とピラーにはモケット系の生地が貼られています。
プラスチックむき出しよりはいいですが、特段に高級感もチープさも感じません。

アームレストあたりは手にさわる頻度も高く、クルマの質感を感じ受けやすいところの一つで、トヨタが上手なところの一つと言ってもいいでしょう。
アームレストの質感は悪くないと思います。開閉の重さも適度です。安っぽい感じは受けません。
柔らかい肌触りと、ほどよいクッション性で運転に適度なリラックスをもたらします。
前後には3cmほどスライドし、後ろに下げた状態でないと開かない機構となっています。
クラウンのように上下にはスライドしませんが、これでもとくに問題を感じません。
クラウンのアームレストが絶妙に上下する発想と設計、おもてなし感は欧州車にもほしいところですね。
中は開けると2段式となっており、下はCDケースも入る大きなサイズで使い勝手も言うことありません。

前時代と評される木目の使い方、デザインですが、ドリンクホルダーも使いやすい距離感にあり、また十分高級感もあり、いいと思います。ちょっとした物を置けるスペースはもう少しほしいところです。

ノーマルの革シートです。
実際にはシート表皮は光によっては安っぽいテカリを感じます。もう少ししっとりとしたフィニッシュでもよかったのではと思うところです。
ノーマルでも表面は柔らかめですが、専用のシートフレームのせいか芯のある感じで、長距離でも疲れ知らずです。
当時のオプションでは、セミアニリンのシートも選べたわけですが、私にとっては柔らかすぎ、体が沈み込み過ぎる感じでした。ノーマル革で丁度いい感じです。

レクサスの部品精度を知れるという前面パネル合わせ。
言うほど平坦ではなく、段差も見て取れます。

スイッチを隠すことですっきりとした車内に見せるアイディア。なんですがこれがすごく不便。
とくにドアミラーの格納にいちいちこれを開けるのが面倒です。
前オーナーの使用頻度も高かったのか「Push」の文字が消えかかっています。

基本システムとして、エアコンの風量、吹き出し口の設定など一度「エアコンボタン」を押して、エアコン画面で調整をしなくてはなりません。夏場の暑い日に車内へ乗り込んでも、すぐには、あるいは直観的に風量をあげられなくて面倒な思いをします。

ハンドルはここ数年の太めトレンドとは異なり、若干細めですが、気になるほどではありません。
また若干ハンドルの径も大きいと感じます。
BMW5シリーズのMスポのハンドル革が一番好きな者の感想としては、
革はサラサラというよりも、スベスベしっとりしたタイプのものですが悪くありません。
ちょっと滑り過ぎる感はありますが。
アコードツアラーのハンドルもいい握り心地でした。

久しぶりに洗車をして(もちろん機械で)綺麗にしました。
2年の車検付きで購入したので、次の車検まで飽き性を堪えながら大事に乗ろうと思います。
最後に走行フィールについて。
・一般道での中低速は角が無く、柔らかすぎるわけでもなく、けして固くなく、絶妙な味付けだと思います。
・加速性能も申し分ありません。これで十分です。アクセルを踏み増していくとあっという間に大台に乗っています。
・エンジン音もV6の音がほどよく品よく聞こえてきて上質感を感じます。
・一方で高速性能は欧州車に一歩譲ります。高速を流れに乗って走っていると何とも言えないゴ・ゴ・ゴ・ゴ・、あるいはどこかでヘリコプターがいるかのような共鳴音・共振音が聞こえます。
高速走行での信頼性は、少し疑問を持たざるを得ませんが、あくまでもアウトバーンを走る欧州車と比べての話しです。申し分ない安定はあります。国産の中ではレクサスの高速安定性はピカイチといえると思います。
・峠道のようなワインディングにおけるハンドリングはけして楽しいものではありません。回頭性に俊敏性があるとはいい難く、もしくは重心の移動もワンテンポ遅れたもっさり感はありますが、けして退屈ではありません。ロールは若干しますが、大きくロールしたり、また不安を感じるようなレベルではありません。マジェスタのようなフワフワ感とは程遠い存在です。
・後部座席はクラウンアスリートよりも当たりが柔らかい感じを受けます。
・一般道を快適に走るには最高のクルマであるといえるでしょう。
・ドライバーズカーとして程よいサイズ感です。