
大阪の朝。
そそくさと早目に寝てしまったので4:30に目が覚めてしまい散歩に出かけました。一回目の。

少し歩いて「あ、カメラ取ってこよう」と一回部屋に戻り、正確には二回目の散歩。

東京で酔って朝焼けを見ることはあっても、こんな早朝にビジネス街や中心地を早起きして散歩なんてすることないので、新鮮で楽しいものです。

こういう空気を感じられるのも旅行の醍醐味と言えます。湿度も低く、なんなら多少海外へきたような気分です。早朝の雰囲気は全世界共通性も感じます。人が少なくさわやかな空気なことと「この人は早起きして仕事しているんだなぁ」なんて思うことは世界中の共通項です。
ムンバイは昼夜問わず死ぬほど空気汚く、最近の上海もひどそうですね、など例外はありますが。

外国人旅行者、ビジネスマンもちらほらいました。白人は本当に朝型の人が多い。アメリカへ行くと勉強する量も日本とはけた違いで、あるいは一部の地域を除いて基本は夜に遊ぶところがないわけですが、一方で日本、というよりアジアは遊ぶところがどこへ行っても満載です。そうして考えてみると、黄色人種というものは遊び上手というか、遊び好きというか、群れるのを好むというのか、そんなDNAを多分に持っているのかもしれません。もちろん個人差も大きくありますが。

あ~朝っぱらから楽しい。地味に。

朝日で黄金色に光り輝く梅田スカイビル。時間とともに色合いも変わり、やがて街を反射して日中は黒い色へとなっていき、晴れの日は角度によっては空をスモークガラスが反射して深いブルーに見えます。デザイナーの意図するところなのでしょう。どんな色でも街の中で異彩の存在感を放つビルです。

同じようなところですが、普段見ない朝なので何枚も撮ってしまいました。あるいみ十分に非日常です。

写真を始めると、このような光景も被写体に見えてきます。
海外でホテル滞在しているかのような気分になってさらに気分転換。
と部屋に戻っても、

家人がまだ起きそうにないので、三回目の散歩へ。

早朝の梅田駅。
電車が到着するたびに少しずつ、人が増えていきます。
今日も一日のはじまりです。

ホテルの中も散策。寝坊したのかスーツケースを持って朝食を食べ始めている中国人観光客もいました。
部屋へ戻ると、家人も起きていたのでわれわれも朝食です。

ビュッフェはテンションがあがります。しかし中にはビュッフェが美味しくないビジネスホテルがあったり、海外の食事はたいしたことない味のところもあるので、朝食ビュッフェはパターン化して癖ついてしまいました。スクランブルエッグとパンに、ソーセージかベーコン。滞在が長いときは、これでケチャップ多めの即席
サンドウィッチにして毎朝を過ごします。あればポテトフライかハッシュポテト。そしてコーヒー。ビュッフェがまずいホテルでもこれで美味しくしのげます。優雅さとはかけ離れたメニューですが大満足です。

たまにはこんな景色を見ながらの朝食ビュッフェで、温泉ではなくとも、ホテル旅行もいいものです。梅田スカイビルがだいぶ黒ずんだ存在感となってきました。
以前に沼津のあたりなど、ふらっと夜に到着するように出かけて、なんてことないビジネスホテルへ泊まり、夕食はロイヤルホスト、あるいは当地で評判の、しかし生活圏の中にある一般的な中華料理へ30分ぐらい田舎の匂いを感じながら散歩していき、まるでそこに住んでいるかのような気持ちを垣間見ながらの旅をすることもありました。とっても満足感高かったです。
たまに夢を見ているのは、車中泊です。ネットでかなり調べたり、旅行気分だけでも味わうためにブログを読んだりすることもあります。分かっていることは、体が辛い、ということ。クルマで仮眠をとってもなんか疲れが取れません。その延長線上にある車中泊。体の辛さを推察します。一人でない場合、夜に目が覚めると車外へ出るのも気を使いそうです。なのでまだ実行に移せていません。
さて、そろそろチェックアウトです。

着いた先は朝ゴールドに輝いていた
梅田スカイビル。
梅田スカイビルの展望へ向かうエスカレーター。空中にあり、横を見ると足がすくむ人もいそうです。

梅田スカイビルからの眺め。現代の天守閣。オープンエアなので風を感じます。
前夜は断念しましたが、夜景もきれいで地元ではデートに訪れるカップルも多いようです。

斜めの筒体は先ほどのエスカレーター。それにしても気合が入った建造物です。
再開発が進む梅田において、少しはずれたところにあるにもかかわらず、ランドマークとしての地位をしっかりと守っている存在感あるビルです。2015年現在、1993年竣工の22歳。まだぴちぴちの範囲です。
リンク先wikiによるとアテネのパルテノン神殿など世界を代表する建造物と共に、歴史的有名建築物のリストに入っているそうです。六本木ヒルズのスカイデッキと共に、一般来訪者も外に出られる貴重な高層ビルの一つです。
新宿モード学園の高層ビルは現金で建てたそうですが、多くの高層ビルが銀行融資、近年では不動産リートも絡めて建てられます。とある高層ビルへ融資した銀行の役員がビルを眺めながら「こんなもん、返済が終わるころにはかかわった人間みんなこの世にいないぐらいのスパンな仕事。その先どうなるのかなんて誰も考えてないよ」と言っていたのを思い出します。
土地のブランド力があればよいですが、何十年と経った先、建て替える収支も合わずいかんともしがたい老朽化した高層ビルがいずれどこぞに現れそうです。とあるビルはそうとう前から土台から危ない、と噂のところもありますが。

それよりも雑居ビルのほうが深刻です。都内でもかなり老朽化した雑居ビルが増えています。壁の崩落がはじまっているビルも少しずつ問題となっています。オーナーも資金難で修復できない場合、行政が使用差し止め、あるいはその前でも人命にかかわることなので、周辺を策で囲んだり処置をするのですが、これから10年後にはそのような雑居ビルも増えるのではないかと思います。
東京と言っても、あるいはオリンピック景気と言ってもかなり限定的で、中心をはずれると空きだらけのビルがたくさんあります。土地の資産価値が下がる一方の中で大規模再開発といっても、人口減では多くのエリアでその後の回収も見えにくい状況です。もう10年後には「不動産」なんて言葉もなくなるんじゃないか、と卑下する商業不動産売買業の人もいます。

日本一の面積である
琵琶湖を水源とする
淀川が見えます。さらにその向こうは
伊丹空港があり、兵庫県。
他方、アメリカという国は世界の先進国であり、世界一の国力を誇りながら、広大な土地がありあまり、、実はまだ開墾期レベルなんだと実感するぐらい、人口が増えていく中で都市部の周りや隣も少しずつ新たに都市化している状況です。
アメリカ地元の不動産会社によるといい
土地が売りに出ると「2分で売れてしまう」そうです。買うのはもちろんチャイナマネー。バブル相場には気を付けなくてはいけませんが、不動産投資先として長期トレンドとして有望な国といえると思います。日本も一等地のまとまった土地のオーナーは、中国人というケースが多くあります。極一部を除き、中国人も見向きもしないような土地は資産価値が下がる一方といえそうです。
そろそろ大阪の町を一望し梅田スカイビルをあとにします。

梅田スカイビルの地下駐車場。高級スーパーカーがずらり何台も。

そして次に向かうは、今回の旅のメインイベント。つづく
高層ビルからの景色を眺めに
ドライブへ行こう。
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大阪ドライブ | 日記
Posted at
2015/09/05 23:46:01