千里川。
伊丹空港近く、千里川の土手。
ボーイング787、
ANA。
まるで絵のように撮れた一枚。太陽の光芒も一瞬のタイミング。天候に恵まれました。カメラにも感謝。

千里川での処女作。
ここで一旦シャッターを止めて、見入ってしまいました。まずは自分の目で見ようと。
大迫力。
二機目は家人が動画を担当してくれました。
SONY RX100M4、24mmにて。
4Kで撮ったので全画面表示で(手ぶれはありますが)一時停止でも機影が綺麗です。
大阪の女性とおぼしき方が「
ぅわやばいやばい、うわやばい、やば。うわやられる、やられる、あぁやられる~、きゃーーー」と、
何度か動画を見ていると気になりだす声が入ってました。この声が物語るとおり、
気持ちは分かるけど何に、あるいは何をやられるんだ、と思いつつ、でもそれぐらいの迫力で飛行機が迫ってきました。
なお、カメラが音声を拾ってはいましたが、現場では人の声がかき消される轟音です。
まだ機種に詳しくないので違うかもしれませんが、777と思いきやネットを叩くとボーイング737-800だと思われます。
撮影後、風圧が来るのですがそこまで録画しおくべきだったと家人が自己反省。
いやいや、いい撮影です。
こちらの動画はプロクオリティ。素敵なのでリンク。

二機目の写真。
機体番号JA78AN・737-800
なるほど、こちらのサイトがあることにより、同じ機体を撮る、この機体をどう撮るか、の繋がり方もあるわけですね。
飛行機って、そこいらのスーパーモデルよりも被写体として撮られているわけですね。
というよりも、「人類の英知を撮る」という趣旨の言葉を思い出します。
近々このサイトも投稿してみようと思います。少しずつ足を踏み入れたいと思います。

近づくほどに、あっという間に迫りくる機体。

千里川の土手、来てよかった。

このあたりだと、余裕もなくてファインダー越しにどこを撮っているのかわかっていません。一瞬の出来事です。
轟音の中、機影を感じてレンズで追いかけながらAFが喰らいつくことをカメラ任せにシャッターを押しているだけです。「次の機はここだけ引いて、滑走路はまたズームしてみよう」できるかな、と思いつつ、毎回宿題を自分に作るのも面白い。

と動画見ると現場の状況や雰囲気も伝わりやすいと思う中、一瞬を切り取っていきます。カメラの力で。

前もいいです。けどお尻フェチにもなりそうです。というぐらいお尻の映り込みも綺麗。こんなにも飛行機の胴体裏が綺麗だとは思いませんでした。
はしたない言動は興奮状態ゆえに寛大な心でお許し願えれば幸いです。

お尻をトリミング。これだけのお尻に夜の灯りを映り込みさせたい。

さらにトリミングして観察。綺麗な映り込み。
真後ろからの構図も撮ってみたいものです。これも次回。

小型機、プロペラ機は隣の滑走路に着陸するケースが多いので、斜め下からが多くなります。

プロペラ機はSS(シャッタースピード)を遅くして、回っているように見えながら、ボディはブレていない、という撮影がいいとされているようですが、それは今後の課題。

「次に大きい機体はどれぐらいできます?」と子連れの家族に関西弁で聞かれ、はじめてなんでわからない!しかもよそもんの関東もんだしと思いつつ、スマホで調べて答えるも、間違えていてすみませんでした。
エアバンド、またの名を航空ラジオ。
これを聞いていると、離着陸空港や、次に何が来て、どこに着陸するか分かるようです。
100均のラジオを改造できるようです。よし、これもやってみよう、かな。

そうこうしていると、やはりあっという間に近づくほどに、早く機影が大きなってきます。
JAL機が来ました。

JAL機もこれだけ綺麗な胴体裏の映り込み。洗車して映り込みが綺麗で満足しているときのような気持ちです。天候に感謝。
もう考えないで、時間のままに。

思ってみれば、伊丹スカイパークからそうでした。現場へ到着と同時に興奮してカメラの設定なんて何も確認せず、なにもいじってない。眼中にない。ハートで勝負。いや部分測光だったがゆえか(スポット測光もしくはステップ測光もありますが)おかげで被写体からの反射具合によって、行く通りかの露出で撮ることができました。冷静にいろいろな設定を試してみたい、これも次回の課題ですが、そんなことどうでもいい、というぐらい楽しいひと時でした。
東京へ戻り、ある日、
「焼けているハワイでも行ったの?」
「千里川焼けだよ」
「どこそれ?」
「
(地元の方と千里川ファンの方すみません)ドブ川の横で飛行機撮影で焼いてきたんだよ!ドブ川焼け!」
からの笑い。
笑ってもらうためにオーバートーク。大変申し訳ありません。大阪の人なら分かってくれるはず。
なお、近年の千里川は非常にきれいになったそうです。
「写真撮ってどうするの?」
「それだけは言ってはいけないことだけど、答えよう。完全に自己完結できる世界があるんだ」
前に記した10年選手のキャバ嬢というと語弊がある年齢の方との会話です。
「どうしてジェットコースターに乗るの?」
「どうして山に登るの?」の問いへと同じ答え、「楽しい」。それが写真撮影です。この一年近くで知ったことです。こんな楽しいものだとは思いませんでした。楽しい。
さらに言えば、道中のドライブも楽しくなる、いや人生が楽しくなる魔法の道具なのです。なんだか言い訳がましくて申し訳ありません。けど本当により日常が楽しくなりました。いろいろな発見もあったりで。

もちろん、このときもファインダー越しに何が見えているかなんてわかりません。でも撮る。
恋はときに、そして長い人生でみれば一瞬だけ、分かっている気になっているだけで盲目です、かのような瞬間。よくわかりませんが。

やっぱケツもええね。関西ゆえお許しください。

広角も一枚。
これを撮る前におっちゃんから「写真お願いしていいかな?」と言われシャッターを頼まれたと思いきや、私のカメラで撮ってほしいと。大阪です。プリントして後日お送りすることに。この愛嬌がたまらなく、袖振り合うも多生の縁か分かりませんが、ちょっとした旅の思い出にもなります。

離陸は、

300mm、いや400mmぐらいで撮ってみたい。
この頃はAPS-Cカメラの存在忘れていました。余裕がなくて。
暑い中、持ってきたのに。

小ぶりなケ○も悪くない。どんどん人間として成長を重ねる瞬間です。

少し慣れも出てきたのでズームを動かして引いて撮ったりする余裕を感じたころ、

「やっぱ787はええね?」
とすぐ横にいた地元のおっちゃんに声をかけられ、余裕がなくて787と分からず撮影している自分に気づかされます。天使の声です。
というわけで、千里川は人としての余裕のなさを気づかせてくれる場でもあるわけです。
1DXと大砲で撮っているおじさんもやさしかった。
という中での、冒頭の写真。

787、この日はこれで最後とすることにしました。たったの2時間あっという間でした。
夕方や夜の撮影もしたいけど、そろそろ撤収です。

伊丹スカイパーク南駐車場に戻り「あ~あれも撮りたかった」と悔し紛れに一枚。

クルマに乗って幹線道路に出てから上を見れば「あぁ~もうちょっといたかった」と一枚。
後ろ髪を引かれながら帰路です。
天候に恵まれすぎて暑かったので、
時間をかけて来た割には家人の体力も考えて切りもないので2時間ほどで撤収。駐車場からの往復も入れれば3時間、伊丹スカイパークも入れれば4時間。これ以上わがままは言えません。
しかし写真に興味がない家人も「また来たい」と言ってくれた、楽しいドライブスポットでした。
本当はまだまだいたかったです、もちろん。マジックアワーや夜景も撮りたいのはやまやまですが、楽しみは次回へ。加えて
ベイパーと呼ばれる水蒸気の線を出している機影や、雨の日だけに見られる逆噴射時の水しぶきや、練炭と呼ばれるエンジンの赤い熱源など、まだまだ天候やタイミングも必要とされる撮影のバリエーションがあるので、この先が楽しみです。
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早くまた行きたい、もっと長く居たい、夜景も撮りたい、
レンズもほしい
千里川の土手にドライブへ行こう。