
10月三連休の最終日。家族が私の実家へ泊まりに行くというので送り届け「いこうかな、どうしようかな、天気もよくないし」と思いつつ、念のため、暗めながら望遠が効くレンズ一本だけ用意してあり、

結局羽田方面へ来てしまいました。城南島近くにて、音が聞こえて来たのでクルマを止めて一枚。

城南島海浜公園に着いて、クルマを止めれば、「おっ来た来たソラシドエア」。色から通称そら豆と呼ばれているようです。カメラの世界というのはなぜにすぐに別称が付けられ、そして広まるのか、不思議です。

この日も霞がかかり、逆光状態でピントが苦しいところがありますが、光芒(ライトの線)が見えるのでそれが二つの目のいいことです、こんな天候でも。べイパーも期待したのですが、だめでした。来た直後はセンターあたりにAFを置いてあります。

クルマも一枚撮っておこう。クルマを降りてすぐは周りに木があるので、あまり風を感じなかったのですが、

海側へ出ると強風が。しっかりとレンズも持って試しに一枚撮った直後、

さらに強い風にあおられてブレた写真です。長く伸びたレンズというのはこんなに風を受けるのか、と知りました。かつフードがこれまた風をよく受けます。「あおれらるとはこのことか」と分かりました。しっかり持っていればいいのでは、と思っていましたが自然の力をなめていました。

そして真下近い、横からではない流し撮りが難しいこと。お尻が合っても前がブレ、前が合うとお尻がぶれて、と思ったら強風ゆえ手ぶれに加えて飛行機も左右にけっこう揺れながら、かつ霞と逆光でピントも合いにくいうえ、あるいは頭上をすぎれば逆光から今度はかなり暗い世界が待っています。雨や雪でない分いいようなものですが、このような状況に燃えてきます。

着陸と進入灯を絡めるためにAFを上のほうにおいてあります。もうこの辺に行くと、暗いファインダー越しには光が見えているだけに近いようなものがあり、ピントも合っているのか霞の乱反射も手伝って分かりません。
晴天の昼は問題ない暗めなこのレンズ。をこのような状況下で使いこなせるようになってから、自分が欲しい画角と相談して明るめのレンズへ進みたいと思います。
進入灯。ライトが流れるように点いては消え、これはこれで綺麗でした。

またそら豆です。この日はこれが一番まともで、そら豆と相性がいい日でした。他の頭上付近流し撮りは全滅でした。流し撮りというよりも、明るい大口径レンズを使わずして、望遠に頼りつつも、千里川のような写真を撮りたい、というトライです。千里川であれば85mm、F1.2やF1.4で綺麗で迫力ある写真が撮れますが、羽田周辺だともう少し望遠がないと千里川のように近づけません。

そら豆の着陸。写真一つとってみても日本は恵まれた地です。海外では飛行機の撮影ができないところもあるそうです。空港や周辺ではだめなところから、街中でも飛行機にカメラを向けてはいけないところまであるようです。軍事施設へカメラを向けるとセキュリティが来るところもあるようで、それに比べ日本は自衛隊でも取り放題なので、だいぶ事情や意識が異なります。

そもそもこんな暗がりの公園なんてしかも高そうなデジカメ持って海外では怖くて、いや危なくてできないことです。恵まれた環境につくづく有難いと思います。いや自分へ言い聞かせます。恵まれた環境が当たり前だとすぐに思ってしまうので。
連休最終日ということもあって、公園はけっこう人がいました。と言ってもまだこの写真で18時半ですが、雰囲気はもうだいぶ遅いような気になってくるひと時です。写真右手の砂浜も満潮の影響で水浸しでした。暗がりにけっこう怖いものです。ISO16000で撮っています。なので実際はもっと暗く電灯の真下周辺でないと顔も分かりにくい暗い状況です。

JALが来ました。レンズ先が功を描く中で、全長50m、60mの物体が高度を下げながら250kmで近づいてくるので、どうしたら全体がぶれないで撮れるだろうか、頭を悩ませています。中腰で水平気味にレンズを動かすのがいいのか(見た目は相当に怪しい)、そもそも明るいレンズでisoもあげてSSを稼いで止めて撮るしかないのか。後者のほうがよさそうです、背景があるわけでもないので、と言いたいところですが、なんとかクリアしたく思います。流し撮りというより、カメラへの理解を深めるために暗いレンズでもしっかりと撮れるようになってみたく思います。

課題が困難であるほどに燃えてきます。しかし仕事と異なり趣味である上、一人の問題なので気楽です。流し撮りの最難関と言われる電車のズーム流し撮りが参考になるかもしれません。全長400Mの新幹線が300kmで迫ってくるその姿をぶれずに収めるのですから。

といいつつ、なんでこんな日に限って70-200mmF2.8を持ってこなかったのだろう、とも思いましたが。

この日はISOもいろいろ設定を試してみました。これでISO16000です。等倍だとたいぶざらついています。等倍でおどろくようにきれいに撮ってみたい。だから?という問いには決して答えられない、完全なる自己満足の世界も悪くありません。

ISOも高くして止めて撮ってみました。飛行機が流れます。もっとSS上げて撮ってもみねば。経済的な比較をすれば、千里川ではレンズ数万円から30万円ほどまででF1.2やF1.4で撮れる最高の環境が整います。城南島ではレンズに100万円かけて近づいてもF2.8止まりなので追いつきません。ロケーションの差を知恵で埋めてみたい。

これは城南島を出て、近くの空き地越しに撮った一機です。撮影スポットも発掘したい。この空地は建築計画があったので早晩撮れない角度になりそうです。

こちらは同じく城南島公園近くのコンテナ系事業所越しに撮った一機です。

を、ズームしてさらに追っかけ。20年後、ボディの高感度性能もさらに上がりもっとよく撮れるようになるのでしょう。とすると今がんばっている意味は?という問いも禁止事項です。

ここのポイントはいいかもしれません。着陸のブラストもいい角度で狙えます。すでに事業所としてあるスポットなのでこの先も使えそうです。城南島から徒歩5分~10分と言ったところでしょうか。城南島を出て左、一本目を左に曲がって歩いていくとあります。
ここの柵の手前からです。

もっと明るい、もっと望遠で撮ってみたくなります。次回もここは来たいと思います。今回はそれぞれ試しがてら一機ずつさくっと撮影して、次に向かうは、

京浜島つばさ公園。これはぶれてしまいましたが、アンチコとフラッシュダブル点灯で海面を明るく照らしたところを次回はしっかりと撮りたいと思います。霞がないとどんな感じになるのか、も楽しみです。次回も霞んでいる可能性もあるわけですが。

ANAの羽田B滑走路への着陸。これで105mm。

JAL垂直尾翼が白飛びしてしまいました。海面を多めに入れて見たくて縦の流し撮りも挑戦してみました。これで148mmなので標準ズームでも十分楽しめそうです。

つばさ公園は南北に長い公園です。南側に移動すると、管制塔が少し近づいてきます。と気が付くとだいぶ風が治まってきました。

南側を見ると国際線ターミナルデッキからいつも見えるカンタスのジャンボが見えます。つばさ公園をさらに南下するとA滑走路を正面に見られるようですが、さらなる望遠が必要となるようなのでまだ足を踏み入れていません。城南島最南端ここまで
グーグルストリートビューがあることに驚きです。

787が来ました。機体左の光は東京湾を旋回して羽田へ着陸する後続機の光がぼけて、かつ流れた光です。

横に持ち替えて、ズームもして

追いかけます。

ISOを低めにして綺麗に撮る、など課題クリアという楽しみはこれからたくさんあります。と、ここで夜の京浜島つばさ公園を切り上げ、

羽田二タミへ、移動。一人寂しく腹ごしらえをして、

撮影開始。

が、しかし暗い夜の城南島やつばさ公園と比べると燃えてこない。

あっ
ANA・スターウォーズの機体だ。今後も羽田で何度も見れる、と信じています。

ちょっと落ち着いて、飛んでない飛行機も

改めて撮ってみて、やはり飛行機撮影は楽しい。と飽きていないか自己確認。

夜の城南島でも最低限こんな感じで撮ってみたい。

さっきまで撮っていたB滑走路へ着陸するJALをレインボーブリッジと絡めて、暗い。

あ、ディズニーランドの花火だ。今の時期だとディズニーランドも心地よさそうです。

離陸と花火がうまく絡まず、

花火のアップでも撮っておこう、おじさんが一人でいったい何をしているのでしょうか。

少しずつ飛ぶ飛行機も少なくなってきました。

ので、手持ち無沙汰でデッキも撮ってみたり。

よし、そろそろ帰ろう、

これからフライトの人もいて、いいなぁ、そろそろ帰ろう

もう一枚。

あと一枚だけ。

気が付けば、カウンターも終わってる時間でした。何かに集中するのは、休みよりも最大級に脳みその疲れを取ってくれるそうです。暗い中ファインダーをずっと覗いていると意外と目を酷使するのでこれは想定外でしたが。
一人気ままに
ドライブへ行こう。