転居早々に楽しみが深化しました。

新しい住環境では、
屋上という聖地システム、すなわち飛行機との一期一会エリア付きとなりました。2機飛来、で同時にフレームインしようと思ったら222mm。な画角でもこれだけ小さく、
フライトレーダー24で確認しつつも、実機を探すのだけでも一苦労。両機とも概ね直線距離で12~15km遠くの上空を、下の米粒が高度20,000フィート前後(約6,000メートル上空)、上の米粒が高度36,000フィート(約10キロ上空)を飛んでいます。
直線距離を測れるサイト、もあるのですね。便利な世の中です。

上の米粒をズームして、トリミング。成田から飛来している貨物航空機フェデックス。航路から比較的近くいろんな飛行機を自宅から撮って楽しめるようになりました。と言っても、フライトレーダーで確認すれば、こうして真横に来ても2つ、3つ隣の区上空を飛んでいるなんてざらです。望遠とトリミングで思いのほか引き寄せられるものなんだ、というのが率直な感想。

高度が低めであったり、空気が澄んでいるなど、条件があえば、これぐらいもいける、

トリミング大王5DsRと飛行機撮りの強い味方
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの組み合わせ。気が向いたときは
EXTENDER EF1.4X IIIも装着して。
じゃ飽き足らず

新兵器導入。

ノートリミングでこれくらいなので、これをファインダーで覗きながら、重さのあまり腕の痛みと戦いながら、そして撮るときはブレないように自然と息を止めてしまっているので、苦しくもありつつ、修業と考えれば、
これは人格を磨く行為かもしれません。

を、トリミングもして大喜び。撮れたものは家人に報告。

突然飛行機雲を出すこともあるので、できるだけ見送ります。これぐらいだと、地図をざっくり見ておそらく直線距離で20km先の高度20,000フィート(約7千メートル、なので7km上空)の機体です。新兵器を導入して家人より「
これぐらいにしか大きく写らないの?」と言うので、いやいやちょっと待ってくださいよ、というわけで次。

ほぼ同じ瞬間、35mmで撮るとどこにあるかわかりません。音だけ聞こえて、なかなか実機を発見できないときは焦ります。発見できないまま、音が遠ざかっていくと落胆です。

ここをトリミングすると、

やっと米粒ぐらいに見えました。とにかく探すのが大変です。何機か見つけて、撮影していると目が疲れてくるのか、だんだん発見率も下がってきます。紫外線もたくさん見ていると思うので、サングラスが必須かもしれません。三回に一度くらい家人も付き合ってくれるのですが「どうしてわからないの、あそこあそこ」、「どこだどこだ」とやり取りしていますが、やはり女性はなんでも見つけるのが得意なようです。子供は飛行機に興味が薄れてきています。ピンチ。

こちらは直線距離14km先の上空を、高度36,000フィート(高度約10キロ)で飛ぶ、ホノルルから上海へ向かう中国機。国際線の通過ですので、問答無用に高高度です。これは湿度も多めの日でしたので、だいぶ画像としてきついながら、米粒みたいなものを写してカラーリングをしっかり拾っているのですからカメラメーカー立派と言えば、立派。いやすごい。

こんなおまけや、

おまけと言ったら失礼ですが、

こんなご褒美も。

贅沢ですが、セスナはテンションあがりませんが、フライトレーダーを見ているとレアなセスナがありそうなので、これは捉えたいと思っています。フライトレーダーは、札幌から引き返してきた飛行機やゴーアラウンドした飛行機が分かったり、あるいはが随伴機とともに特別機らしきものがいたり、空の世界はいろいろ奥が深くて楽しそうです。

これは低高度で旋回しているところを偶然見つけた一機。海上自衛隊の飛行機のようです。
この写真は別機材

軍用機、自衛隊機はフライトレーダーには基本表示されないので、在宅時戦闘機の音がしようものなら、急いでカメラを持って屋上まで駆け上がる日々。戦闘機はまだものにできていません。一度低空のジェット戦闘機がいたのですが、目視止まりでした。なお数日分にまたがったものを掲載しているので、空の色はまちまちです。

ジェットスターのお腹。航空路と実機を何度も見ていると、実際の航空路は
航空地図とは異なり、その日の気象条件で多少の変動もしつつ、航路というものは思っている以上に幅が広い道なんだなというのが分かるようになりました。柔軟性がある道です。

JALの787、12~15キロ先の高高度でちょっと苦しい一枚。
週に一度しか飛来しない航空機や、その日によって機材が異なったり、バリエーションが豊富で飽きません。

高度17,000フィート(5,000m)ほどのアシアナに

コリアンエアー。
羽田発の韓国系は低高度が多く見受けられます。航空会社は
空気抵抗が少なく燃費にいい高高度を要望したいところですが、JALやANAに押されて低高度を割り当てられているのでしょうか。

美しきボディバランスANA777。

コリアンエアー、747ジャンボ。
この二機はフライトレーダーとにらめっこして、捕捉しました。ANAカーゴも狙っていますがまだ捉えられていません。フライトレーダーをとにかく見入っていると、航路がいろいろと見えてきます。航路は世界共通のルールとして高度ごとに東行き、西行きと定められているそうです。大陸系では高度別航路の運用もなされている印象ですが、日本の場合は高度別というよりも、明確に東行きのコースと、西行きのコースが分けられているように見えます。まだ詳しくは分からないので所感程度ですが。
実現性はまだ未知数なのだとは思いますが、
羽田飛行ルートの見直しも検討されており、これが実現すれば写真スポットが増えそうです。

富士山もちょっとだけ。
航路(飛行機の場合、正確には
航空路)を調べていると、まるで羽田のすぐ西側にはエベレストがそびえるかのごとく、見えない規制空域があるそうです。ネットにあった言葉を借りれば「
羽田にも沖縄がある」という表現のごとく、横田基地を中心に、米軍の管制エリアがあり、ここを日本のエアラインは原則として飛んではいけないそうです。通称、
横田空域。

スナップカメラとしても特訓中のトリミング大王
5DsRに、1.4X IIIをつけて、

転居先にカメラ屋さんがあり、ちょっと困った環境だなこれはと思いつつ、早々にキヤノンM3を買いに行けば、ついでに衝動買いしてしまった、このレンズ。

キヤノン
EF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4×。
400mm×1.4と、さらにテレコンをつけても画質が落ちないということで、エクステ1.4な合計784mm。常人としては手持ち限界の世界ながらトリミングも勘案すれば軽く1500mmぐらいはいける仕様。筋トレも兼ねているという意味では経済的な一面も。

雨上がりに地面直置きを一瞬躊躇しましたが、使い倒して年季入れていこうと思っています。同じテレ側が400mm同士な100-400mmと比較した場合、同条件程度の気象でオリジナル画像を拡大比較すれば、機体記号のクリア差が違います。

屋上エアライン撮影システム。この先昼間の月との絡みもいつか撮れそうと信じて。
そして
7D2 + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM F5 1/1250 ISO100 200mm リサイズのみ
クリックで大きめな画像サイズが出ます。
ブログにUPするとどうしても画像が劣化してしまいつつ、こちらの写真
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMも、けして悪くなく、いやとってもいいのですが、
この描写にびっくりしました。
1DX + EF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4× + EXTENDER EF1.4X III F8 1/640 ISO250 784mm リサイズのみ
こちらもクリックするとデータを軽くした、サイズは大きめな写真になっています。
城南島へ。持っていきました。重かった。機動性は皆無に近く、もう一つ持って行ったライト仕様のほうをついつい使ってしまう実情もありつつ、これもたまには持ち出そう、とセルフコントロール中。
いい写真が撮れたと思う、城南島はまた今度。
早く、次も
ドライブへ行こう、羽田と城南島へ快晴の日に。