D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

「Planar(プラナー) T* 1.4/50 ZF.2」開放だと優しい描写をするレンズだと思いました。優しいけど、どこかクールな感じもします。いや穏やかなのかもしれません。語るほど使っていませんが、ブログが溜まっているので足早にさせて頂きます。
D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

ニコンマウントというのも手伝って、そして自然な感じだと思いました。力が抜けている自然体。色も質感も。色乗りも十分よいと思います。レンズ沼、その終わりの始まりと表現する人もいるツァイス。の代表的なレンズその一つと言ってよいのだと思います。
D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

いつもに増して気軽に撮っているので、これまたいつも以上に参考にならない写真が多いかと思いますが、これから時おり散歩の相棒、さしづめ神戸 尊殿として、暴君のお相手を頂きたいと思います。太陽も暴君でありながら、批判されないのは羨ましいところですが、このように逆光耐性は前世代のコーティング技術ゆえ弱いかもしれません。
D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

otus(オータス)を買う際に悩んだのがその大昔に限定1000本だけ販売された「
プラナー55mmf1.2」です。当時のプラナーとは多少の流れや製造会社も異なるようですが。いつかはその味が分かるようになったら行く可能性も無きにしもあらずで、レンズ沼の恐ろしさの一つなのでしょう。
D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

この新生プラナーとも言うべきレンズの際は、まずキヤノンマウントかニコンマウントか悩みました。ニコンの上質な50mmは所持しておらず、ZFマウントで仕入れてみました。これで様子を見て、ミルバスをキヤノンマウントにするか、ニコンマウントにするか決める予定にして、結局キヤノンマウントのミルバスをこの翌日に注文すれば即日届く在庫が入荷していたアマゾン氏。なお新生と記しましたが、あくまでも「プラナーの歴史上」の話しであり、製品としてはotus、Milvusなどの新製品群に主役を譲り、Classicというシリーズ名で今後とも併売されるそうです。加えてMilvusシリーズの多く(50、85以外)はClassicのコーティングを新世代技術にし、外装を変える他はClassicの設計を持ち越すようです。
D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

私は基本的にはキヤノンを多用しているため、ニコン機の操作に慣れていない面もあり、かつMFのピントリング(フォーカスリング)が逆回転になるため、動体撮影において「あれ、どっちに回すんだっけ」と迷ってしまうことになるので、やはりキヤノンを軸にしようと思った次第です。このプラナーも防塵防滴ではなく、ミルバスは防塵防滴ゆえ雨の日も持ち出したいと思っていたら、軽量さに魅力も感じているところです。カメラのレインコートは注文しましたが、いまだに届きません。
D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

人間の主観というものは、経験して来たことや順番に大きく影響されます。このプラナーのピントトルクは重い、固い、回しにくい、というのが第一印象でした。otusのそれは軽く、柔らかく回しやすいので、それが当たり前の感覚でした。ミルバスが届けば、これも重く、固い。そしてミルバスで2000枚以上撮影し、それに慣れてくると、プラナーのピントトルクが絶妙に感じるようになり、今度はotusが軽すぎるように感じました。主観とはよく言えば柔軟性がありつつも、いいかげんなものです。
D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

収差の具合もあるのか、ボケは状況によっては少々うるさくも感じますが、価格を考えれば、このレンズのコストパフォーマンス、つまり価格的曲芸能力は秀でていると思われ、撒餌さレンズの次に、あるいは次の次ぐらいに仕入れても、多くのライバルがいる中で、満足も納得もする一品のように思いました。ただし解像感バリバリのトレンドではないゆえ、その点は留意が必要かもしれません。優しい描写傾向です。
D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

ここの紫陽花は順当に準備を進めているようでした。ピントトルクの重さは、ピントリングの回転幅・角度によって調整されているのだと思いました。つまり50mmと55mmという差はありつつも、otus55mmはピントリングが回る幅が約250度と広く、つまりそれだけピントを精細に合わせられる一方で回す量が多くなるゆえ、軽めに調整されているのに対し、ミルバス50mmは回転角が220度と、otusよりは若干回転角が狭くなっているゆえ、緻密にピントを合わせられるよう重め・固めに調整されていると考えるのが合理的、なのではないかと推察してみました。
D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

紫陽花が待ち遠しいです。
昨年は散々撮りましたが、今年は遠征はあるのか、ないのか、少なくとも近所の紫陽花はしっかりと撮れるようになりたいものです。回転角はネット記載を転用しましたが、私のアバウトなゆるい実測ではotus55mmZEのピントリング回転角270度、、Milvus1.4/50mmZE同240度、Planar1.4/50mmZF230度です。なお同じレンズでもマウントごとに回転角が異なる場合もあるようです。いずれシグマ35mmの両マウントがあるので、比べてみたいと思います。あれやこれ、こんな違いまであるとは気づかず、そして想像もしていませんでした。
D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

使用時の実感もotus55、Milvus50/1.4、Planar50/1.4の順番通り、回転量が多から小へ、かつ回転させる手ごたえも軽から重くなる感覚です。
D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2
銘玉に数えられることも多い、「Planar T* 1.4/50 ZF.2」。「Planar」はレンズ構成の仕様、がそのままシリーズ名とされ、「T*」はコーティングの種類ロゴ、「 1.4」は開放絞り値でつまりは明るいレンズを示し、「50」は画角、「ZF.」はニコン用を意味し、「2」はCPUが搭載されたバージョン2であることを訴えかけているのですが、分かりにくいですね。CPUが搭載された効果としては、画像にどのレンズで撮ったのかなど情報が記録されるようになった点だそうです。アマゾンだけは「.2」の代わりに「BKZF2N」と型番が記されおり、なおさら分かりにくいことになっています。
D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

はじめて知った有料コンサート、極稀に開催の事実。1円も所持しておらず、断念。すぐ近くに人が歩いていたので、この構図でがまんして。
D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

「いつもの公園」その外にいたわんちゃん。少々警戒されつつ。葉や花などを後ろボケにしたときはうるさく感じるときもありますが、このようなボケだとナチュラルな、そして優しい風合いに思いました。名札がありましたが、名前で検索したところ、飼い主のブログが出てきたため、ぼかしておきます。
D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

強い光源が近づくだけで、このような影響を受けます。が、これも味として使って行きたいと思います。これはしゃがんで下から撮ったのですが、otusではフードも入れて長いことと、最短撮影距離の関係で撮ろうとも思わない一枚かもしれませんが、このプラナーも最短撮影距離が0.45mとotusより
5cmましな程度でけして寄れるわけではありませんが、筒が短いので撮る気にさせてくれました。ミルバス
は0.22m も0.45cmとけして寄れるわけではありません。
D810 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

この優しい風合いを楽しみながら。加えて、レンズ感が少しずつ芽生え始めたところで、キヤノンレンズなども、たまに持ち出しながら、使っていきたいと思います。
EOS7D2 + EF100mm F2.8L マクロ IS USM

取り回しよさそうなサイズ感に、金属製の筒にフードで質感も素敵です。ちなみに、少ない事例、経験から言いますと、キヤノンマウントはキヤノンレンズを付けたときはそこそこガッシリ感がありますが、サードパーティレンズだと多少ガタつきます。比してニコンマウントはニコンレンズはもちろんサードパーティレンズをつけてもガシッと強固に吸い付くように装着され、とてもよい剛性感を感じます。Planar T* 1.4/50 ZF.2:
フォトヨドバシ作例、
マップカメラ作例
次回。カールツァイス(Carl Zeiss)のミルバス(Milvus)シリーズ。
Planar もって出かけよう。
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いつもの公園 | 日記
Posted at
2016/05/17 19:33:37