D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

ドライブへ行くときは「こっちいやじゃ」と普段は敬遠され、仕事は電車移動が増え、めっきり幼稚園送迎専用車と化しているクルマで久しぶりのドライブです。
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埼玉県川口市周辺。その昔は武州と呼ばれたその一つ。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

家人が子供と友人宅で遊んでいる間、カメラも二セット携えて、
1年半前に中断していた武州川口横断、ウルトラ七福神巡りの再開です。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

秋の重装備をまといはじめた街中。
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武州七福神めぐりが途中と言っても、まだ二つしか巡っていません。残り5つ制覇を目指します。立派な歩道橋。
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わざわざ二枚掲載するのもどうかと思いますが、
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ノスタルジーを見つけながら、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

八方写真も撮りながら、ドライブを楽しみつつ、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

七福神が待っているそれぞれのお寺を目指します。試練とは喜ぶべきものである、そう思っています。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

1年半前に見つけた、
武州川口七福神解説サイトにて、右上から時計回りに行こうと思い立ち、この日一つ目の訪問となる、三神目、恵比須様を訪問しました。
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お寺によって檀家の性癖まで伝わってくるかのような雰囲気やカラーの相違が面白いと、前回二巡りしかできなかった中で思いましたが、こちらのお寺が最も質素に思いました。
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傑伝寺(けつでんじ)家内安全・商売繁盛。仁王経というもののなかに「七難即滅七福即生」という言葉があり、すなわち「この世の七つの大難はたちどころに払われて、七つの福がやってくる」という解釈が七福神巡りであるという教えもあるようですが、
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七福神の起源や変遷は霧の中だそうです。
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インドのヒンドゥー教で信仰される大黒天様からはじまり、次に恵比須様とセットになり、さらに毘沙門天様が加わり三神となり、やがて仏教の布袋様、道教の福禄寿様などが加わり、途中メンバー変更などもありながら、江戸時代に主に農民、漁民を中心に根付き、今の固定メンバーになった、という一説もあるようです。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

次は、四神目となる布袋様へ来ました。
正覚寺(しょうがくじ)寛容仁忍・福壽如山。
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高層マンションも見えるロケーション。七福神も時代の移ろいをながめてきたのでしょう。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

水面が反射する太陽の鼓動を感じ、と記しながら自らこの一節の意味が分かりませんが、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

仏閣いろいろ撮らせて頂きながら、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

一つ確かなことは、解散することになった国民的アイドルグループよりも、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

遥か長きに渡り、国民、庶民に親しまれてきたグループと言えます。お布施という売り上げも遥かに解散する彼らを凌ぐことになりそうです。
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「私はなんて徳の高い人間なのであろう」謙虚にそう思った、七福神めぐり。
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なぜならば財布を見れば、百円玉、五百円玉しかなく、クルマの中から一円玉、五円玉、十円玉を探し当てかき集めたからほかなりません。という一寺目があり、そこで数枚の安価な硬貨を使い切ってしまい、
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二寺目のこちらへ向かう道中、コンビニでお金を崩し、一円、十円が釣銭として来るように計算をしながら買い物をしたからです。
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こちらのお寺はどこか固さも感じながら、静かな雰囲気でした。
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次へ向かいます。タイミングよくフレームインしてきた東南アジア出身と思われる親子。この辺りも外国人の方が多くいたのが印象的でした。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

この日三カ所目となるお寺。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

試練に身を投げ入れるか悩みつつ、こっちは行ってはならぬと心のお告げが聞こえ、
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駐車場が見つからなく、駐車機械も置かなず設備費をかけないというローコスト体質なここに止めようか自分と協議を重ねるも、コスパが悪いと判断し、
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もう一周してみると、歩道橋マニアも悪くないと思った、昼下がり。
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お寺近くのスーパー屋上へ止めれば、ヤマダ電機とアルペンが目線にあるという不慣れな現実路線と遭遇し。
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芝浦、勝どき周辺、あるいは武蔵小杉あたりはマンションラッシュがあったかのように思いますが、この川口も一時期タワーマンションがこぞって建てられていた「時には起こせよムーブメント」があったかのように思います。
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「幅員せまし」を歩いて入っていくと、
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どんどん狭くなり、「せましどころではない」と思いながらクルマを入れなくてよかったと、安堵のひと時。
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試練を越え、ときには避け、この日三カ所目となるお寺が近づいてきました。
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秋の風情を確認しながら、
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一歩また一歩と近づいていくと、
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お寺の駐車場が。一度クルマを止めたスーパー屋上駐車場へ戻ろうか、戻るまいか、葛藤の一瞬が訪れます。さすが徳高き者の七福神めぐり、神からご高配賜るかのような修羅場の連続です。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

「駐車場代が勿体ない」という呪文を唱えながら、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

敷居を跨がせて頂きます。この日三寺目となる、
錫杖寺(しゃくじょうじ)福知無量・延寿吉祥。「そのようなすごいカメラでお寺を撮って頂けるのですか」と言われたからではありませんが、こちらのお寺は特段に立派な雰囲気でした。1200年以上の歴史があるとされ、江戸時代は将軍徳川家の休息所としても使われたそうです。
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五神目、福禄寿様。
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こちらのお寺、
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今回一番長く滞在させて頂きました。
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現在の中国におけるマジョリティたる漢民族の言語をルーツとする我々日本は、
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末広がりの八を代表するように、八が吉数のイメージが強いながら、中国は八福神で安定化し、
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ラッキー7に代表される、7を吉数とする西洋文化とも思える、七福神で安定化した文化がまた面白く思います。
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七つ道具、七度入りなど、日常域においては7止まりが散見されるところ、
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八百万神などのように、人知を超えるものには八が多用されている、とするお話もネット上にありましたが、
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とすると、八兵衛氏という名は大胆であると思いつつ、
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いやしかし、八百屋、八方美人、十八番、あるいは八百長など、日常域でも八は多く、あてにならない話が散見されるのもまたネットの妙味と思い。
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東洋文化圏においては、七色、七夜に七夕、さらには七草などなどあり、
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我々の言語のルーツたる中国の観点からもう少しみれば、
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八をもっとも縁起がよいとすることに変わりはなさそうでありつつ、
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七にも特段の意味を見出してきた節があるようです。
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七五三のお祝いや、初七日にはじめり、七回の裁きを受けるという、かつ七の倍数である四十九日まで、仏教とも密接に関わりがありそうですが、
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いずれにしても、昔の人はいろいろと深く物事を考え、もしくはその時間が多分にあったのか、あるいは知恵が多大に生まれる環境にあったのか、七や八、あるいは数字への想いを深く掘っていくと切りがなさそうです。
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ここでカメラ遊び。200mmで
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35mmにて。後ろの黄色いボケを入れようと意識してしまい、こちらはカメラ目線でなくなってしまいました。
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モデルは、頭を撫でると学業と健康にいいという「かわぐち地蔵」氏にご協力を頂いて。
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気が付けば、また冗長。
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この願いをかなえる道は、プロ野球選手でしょうか。煩悩を無くしていくことも一つ目指す仏教、しかしお願いごとを聞き入れる仏閣。
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希望に悩み、人々の生活と密接に関わってきたことは間違いなさそうです。
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中望遠の秋。
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広角の秋。
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そろそろ、関東七ヶ寺にも数えられているという、
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こちらのお寺をあとにして、
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次のお寺へ向かうことと致します。
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川口の生活道路を歩き、写真を撮りながら、駐車料金がいくらになったか心配しながら、
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スーパーの屋上へ戻れば100円で済みました。この日消費した数少ない経済行為です。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

撮ってはいけません、の標識に見えて。77枚にしようと思い、ここまで不毛な努力をするも届かず。
残りニ神へつづく