• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2017年05月20日

はじめての遠足とF8、24mm縛り

はじめての遠足とF8、24mm縛り




     α7R II + SEL2470GM
     RX100M4










子供とママを遠足先まで送り、私の分のお弁当を受け取り、お弁当は車中に置いたまま、




私は遠足先で写真を撮ってしばし過ごします。



せっかくなので、、24mm、F8縛りで撮ってみることにしました。同じF値でも、センサーサイズによって被写界深度は変わってくるので、F8と言ってもコンデジほど深い被写界深度にはなりませんが、レンズの美味しい部分を使ってみるという気持ちも込めて見てのF値設定です。



と言いつつ、70mmで撮ってしまいました。24mm縛り、つまりは広角で、ことに風景やスナップを撮ることは非常に難しい部類と思われ、かつボカして構図に対して安直にならずに、写真修行をしよう、という考えです。露出は弱アンダーにしてあまり考えず、構図の難しさを味わうひと時にしました。




このちぐはぐ感覚。水平はカメラの水準器に頼ればいいとしても、水平を取りながら、垂直、平行、あるいはねじれにひねりなど、5軸を適正に撮ることは、人工物かつ広角だと至難の業に思います。ときに複数の人工物が整っているとも限らずの場合もあり、その場合はパースとも戦いながらファジーに適正な絵を作る、ことも含め。



写真における要素の中で、最も感性が要求され、かつ難しいのが構図だと思います。機材に頼ることがほぼできず、被写体の魅力に包んでもらうこともできません。ほぼという意味は望遠で構図を作る場合は、画角の力を借り、あるいはカメラなくして写真は撮れないゆえ、正確を期すのなら「ほぼ」ぐらいの単語は挿入しておいたほうがよいかと思われますが、機材の力は関係なく、実力が最も試されるところ、と言っても過言ではないと思います。



暈さず、かつ広角にするということは、隅々まで写真内のバランスを考える必要があります。主役やテーマを決め、どこにピントを置き、光りを見て、露出を考え、ときには求める状況まで待ってみたり、そして隅々までよく写る上に、広く写るので、余計なものが入りやすくもあり、意識を広く持ったままシャッターを押す必要があり、それぞれのジャンルに難しさというものがあろうかと思いますが、


絞った広角の風景やスナップは最上級に難しい分野その一つのように思います。平たく言うと上級者の世界という表現が合っているような気がします。なおズームレンズも迷いが生じ、実は難しいレンズなのではないかと思います。被写体を引くのかUPにするのか、同じサイズで広角で寄って撮るのか、下がってズームで撮るのか、適度に35mm程度で撮ってみるか、など幾通りかの選択肢から選ぶプロセスが発生し、かつ標準ズームの場合は、広角の難しさも同居しています。




DSC00574
人物撮影におけるダイナミックレンジよりも、必要とされる幅も広く思い、あるいはダイナミックレンジが広ければ広いほどよい、というシーンのように感じ、機材としてよしとされるスペックも若干異なってくるようにも思います。



年輪を重ねた余生は、気楽にさっと広角の絞った、よい写真を撮れるようにもなりたいと思います。が、それも飽きそうな上に、スマホで十分、いやむしろスマホのほうがスマートに思えてきます。つまり脱カメラ化となっていきそうな気がします。





これは心が負けて70mm。子供撮り、家族撮り、あるいは人撮りにおいては、開放まで使うかは別にして、躊躇なく暈してよいと考えています。1)多くの一流なプロもそうしている、あるは動画も参考に考えると映画の世界もボケをよく多用し、テレビはパンフォーカスが多く、つまりは用途によってボケも使うべきである、2)映画続きで言えば、例えば一人ひとりのエキストラその経歴までこだわることもないかと思いますが、同じく画面の隅々までの脇役を丹念に考える写真ではなく、存在感ある主役に大きくスポットを当てた写真であること、3)家族写真や子供撮りでは背景まで気にしていると、時間がないこと、その余裕がないときも多いこと、が挙げられると思います。



毎度すべての構図が整うまで家族を待たせるわけにもいかず、子供の瞬間な表情を撮れるわけでもなく、あるいは後ろの知らないおじさんが飾っておく写真に永遠と居座るよりも、手っ取り早くぼかしてしまう、という選択肢が最良のように思います。


ボカすということは、多少ボケ具合は勘案するにしてもさした情報処理量ではなく、その分構図を考えない安直な写真である、と言え、あるいは



被写体に寄ってピントを近くして、背景を遠くにするほどにボケを作ることはできますが、一方で明るいレンズ、大きいセンサーサイズ、もしくは望遠レンズという機材の力だけでボケは作ることが容易になるので、技術力よりも経済力である、と揶揄する意味も込めて、そう指摘されることもあるようです。




この指摘はもっともなところがあり、一方で、フルサイズや明るいレンズのシェアもけして高いわけでなく、むしろスマホカメラが主流であり、これにボケを作るアプリも進化をしていくと思われますが、光学のボケはなおマイノリティともいえ、という意味では一定の希少性も事実上生まれ、許される環境下では、ぼかしていくのも、ましてや素人ですから、躊躇をする必要性が希薄に思います。


絞るべきである、あるいはぼかすべきでない、という論調は初心者を惑わすことがあるやもですが、嫌でもスマホやコンデジで撮る機会もあり、ボケない写真も量産していくことになるので、少なくとも子供撮りにおいてはぼかすことは一切の躊躇が不要であるように考えています。




とはいえ、広角かつ絞った写真は構図を考えるよい機会になり、腕を上げるよい経験になるのも事実だと思いますので、時おり、難しいですがチャレンジもしていきたいと思います。と、考えると実はスマホは写真の練習・鍛錬にもっとも適した機材かもしれません。



このような写真、遠足で時間をかけて撮るわけにいきません。フィーリング任せの適当撮りですが、あとでじっくり構図を考えてみる、という機会になり得るのがトリミングだと思います。トリミングは麻薬である、という表記を目にすればうまい表現であると思いましたが、



あるいはレタッチをするようになり、2,000枚に一枚ぐらいは撮って出しそのままで、何らの調整が必要と思われない写真に遭遇するのですが、この瞬間に快感を覚えるようになりました。



レタッチもトリミングも、なにもしないで済む写真をさも当然かのごとく、撮れるようになると「写真がうまい」というレベルなのだと思いますが、何が答えか、あるいは深度は人ぞれぞれとして、写真も人生の暇つぶし、その一つなのは間違いないと思いつつ。




私は仕事、家人は育児。というほど仕事もしていませんが、人生どこで一皮むけるか、もしくはやり切り、やり抜くのか、換言すれば後世の自信や充実感、心地よい懐古も得るために、人生ここ一番の頑張りどころがあったほうが、楽しいかと思います。



と、考えて家人の楽しみを取ってはいけないと思い、育児のフィールドその主たる存在として、遠足も少し遠慮して、前半は顔を出しませんでした。ボタン電池も一人で変えられるようになりましたが、これの誤飲は相当に危険とのことで、気を付けなければなりません。「もう分かるから大丈夫だろう」という、なんでも慣れてきた頃が一番の危険とも思い。



遠足のあとは、家族のプチ遠足。遠足後は友達家族と公園を散歩したあとは家族だけでさらに散歩。かなり疲れたであろうはずなのに神社も見て行きたいとのことで、かつ蕎麦食べたいのオーダーに応え、そして一度帰宅して、ばぁばのところで晩御飯も食べて、遠足の報告をし、




遠足最後に先生にもらった風車。「カザグルママン!参上!地球を廻しちゃうぞ!」と私は仕込みつつも子供受けは芳しくなく、家人は朝四時起きで五時間歩き、




遠足に合流しそのままランチの流れで、熱くなった車中に取り残されて日の目を見ることがなかったせっかく作ってもらった私のお弁当。写真だけ撮ってもらっておきました。F8、24mm縛りは遠足写真でも継続してみて、友達の写真も撮りましたが、動き回る子供達にはSSが遅くなりがちで動体ブレも量産。私はそのような遠足写真で惨敗しながら、思い出の記録としてはママが撮った写真に救われ、子供はがんばってよく歩き、クルマに戻ったとたんに土砂降りで危機一髪、初遠足を終えました。載せないで、とクレームが入ったので、私分のお弁当はぼかし処理に差し替えました。


久しぶりのドライブ先へ行ってきます。



ブログ一覧 | 公園ドライブ | 日記
Posted at 2017/05/20 10:49:46

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

カップスター郡山ブラック
RS_梅千代さん

暗渠排水(改)をDIYで!
日々輝さん

記念日!
レガッテムさん

あんず収穫してジャムと酒に(^^♪
RA272さん

追肥 エンジン 除草剤散布 虹
urutora368さん

0625 0626 🏥 🌅💩 ...
どどまいやさん

この記事へのコメント

2017年5月21日 18:11
ドライブへ行こうさん、こんにちは。

私はコンデジの24mm縛りで練習みたいなことをやりましたが、液晶を見て腕を伸ばしたり引いたりしているので、24mmの練習にはならなかったと思います(^^;

ご子息、はじめての遠足楽しめたみたいですね(^^)
その後にプチ遠足に公園散歩、凄く体力あると思いました。
コメントへの返答
2017年5月22日 7:03
GEN.さん、おはようございます。

日中の液晶。なかなか日光で見えにくく、そこも難しさを思います。24mm十分素敵な活動に思います。

遠足中よく歩いて頑張ったと思いましたが、まさかまだまだ歩きたがるとは思いませんでした。しかしクルマに乗ったとたんに寝ました。

御礼申し上げます。
2017年5月23日 0:38
ドライブへ行こうさん、こんばんは:D
久しぶりにPCをつけて、Flickerのお写真をじっくり拝見いたしました。
普段から画角をつけて誤魔化す癖がついていますが、5軸を瞬時に合わせて、かつフォーカス、絞り、光源。カメラ撮影は至難の業で、どれだけ技術に支えられているか思い知らされますね(=_=)ゞ
最近はとにかく撮影機会と枚数を稼ぎつつ、自分がその瞬間に撮りたい画を探す日々です。まだまだ未熟ながら、極稀に「おっ」と思える画が撮れて嬉しい時がちらほら・・・。
奥様のお手製弁当、ぼかしの向こう側に見える数々の品は手が込んでいそうで、灼熱の車内に忘れられたにも関わらず、遠足から無事にご生還なさったことを喜ばしく思います。僕が奥様なら説教事案だったと思います:D
コメントへの返答
2017年5月23日 7:26
かげさん、おはようございます。
自らの技量にセンスはさておき、眼が少し肥えて来た中で、結婚式の写真を見返すと、なんとひどい構図なのだろう、と思ったり弊害のような事象も発生しておりますが、プロの写真を見ていると5軸がしっかりしていると思われるものが多く、さすがであると思います。
被写体に対してカメラを平行にするために、体を平行にし、そのためにまずは足から平行にする等、基本姿勢というものがとても大切なのではないか、と思うところですが、それでも難しく感じます。この点、実はスマホは撮影スタイル的に少なくとも水平がしっかりしやすいかしれない思っております。
それにしてもかげさんは思考や物事をまとめる能力に秀でている、と思いを重ねる次第です。要素抽出やその項目化も目を見張ります。
私も同様な感想でしたが説教に小言もなく意外でした。
御礼申し上げます。
2017年6月1日 21:38
こんばんは
ご無沙汰しております

仕事、介護が忙しく、myfanの方までなかなかお訪ね出来ません
気の引く言葉が綴られており、思わず惹き込まれるように読んでしまいました
かなり写真の事を勉強されてますね

歳を重ねると広角を使う機会が多くなると以前にドラ行こうさんが仰ってましたが、まだまともに広角で撮れません
写真も人生の暇つぶし、ニガ笑いです
なるほどとうなずくばかりの話しです
コメントへの返答
2017年6月2日 10:18
mimakiさん、こんにちは、お久しぶりです。

広角は老齢的である、かのようなお話を覚えていて下さり、記憶力におどろきつつ、御礼を申し上げます。

家庭を維持し、営み、子育てをやり切れば、介護もある。介護というものはまた肉体的精神的にも大変な重労働も伴う現実に思い、社会的にもっとクローズアップされていいことのようにも思います。考えさせられます。

ご多忙の中にお付き合いを下さり有り難いお言葉まで頂戴し重ねての御礼と、ご自愛頂けますよう、お願い申し上げます。

プロフィール

「一見、可愛いだけの福島女傑女史。20万ぐらい手取り増やしてご本人の事情許せばエリマネできないかなー?はじめの各地信頼関係作ればむしろ体は楽になるし、いきなり役員とは言わないから、けど社長のめちゃいい右腕になれる人材だと思いますよー!と口出ししてしまいました(^_^;)」
何シテル?   06/27 16:08
ドライブへ行こうです。 子供と出かけた全記録です。 よろしくお願い申し上げます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
891011121314
1516171819 2021
22 23242526 2728
2930     

リンク・クリップ

格さまセレクション 
カテゴリ:静岡お店
2021/12/06 16:50:17
 

愛車一覧

スバル レガシィ アウトバック スバル レガシィ アウトバック
来冬「これで青森だね」と、スバルレガシィとクロストレック・ストロングハイブリッドの試乗に ...
ランドローバー ディフェンダー ランドローバー ディフェンダー
白 → 007仕様黒 → 白 → 「やっぱ一番いいグレードのアイガーグレー にする」と結 ...
スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ
2025.5/22 VNレヴォーグを見に行って、結局昨夜我が子が自宅で調印式を執り行って ...
スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ
アウトバック契約後、メインマインドはアウトバックながら、なぜか旧型VMレヴォーグに強い興 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation