α7II + Vario-Tessar T* FE 16-35mmF4
α7R II + Planar T* FE 50mm F1.4 ZA
5DsR +EF35mm F1.4L II USM
1DX +EF85mm F1.2L II USM
7D2 +EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
X-T1 +XF35mmF1.4 R
RX100M4

怒涛、という単語を使ってもけしてオーバーではないであろう、レンズが装着された6台の一眼カメラとコンデジ1台、予備レンズ2本、つまり小計7台のカメラに9本のレンズ、さらにストロボ2本、リング型ソフトボックス並びにラジコン1台をクルマに詰め込んで、脚立は現地拝借、この日結果として2000枚の写真と70GBのデータを記録することになったロケへ出かけます。嫌らしく、金額にして私が有するカメラ資産の4割少々を持ち出す気合の入れよう、と換言してもいいかもしれません。

という写真を撮っているその横で、開口部にぶら下がって軽く運動する我が子たる、私の未来のパートナーを撮り、出発です。

我がカメラヲタク史上最も持ち出し点数が多い機材群を荷台に、一台は手元に、新幹線を入れて撮り、交通費は出るのか気にしながら、いざ高速へ。

1600万画素のX-T1での一枚。等倍で見れば、写っているクルマ後部座席の同乗者、その表情まで撮れていた十分さ。

友人がはじめる事業、その写真撮影を買って出て、撮影をさせてもらいます。そこそこ広い敷地ゆえ遊ぶことも想定しラジコンを持ち、私はカメラ機材を大量になその訳は気合、というよりも失敗できないという気負い、に加えて、レンズ交換の手間がかからぬよう、十分な機材を持ち出しました。後で修正幅も大きく持てるように、2000枚すべてJPEGプラスRAW撮りです。

事前に用意した構図チェック表を確認しながら、カメラをとっかえひっかえ4時間に渡る撮影。思いのほか走ったり、寝そべったり、翌日は腕が筋肉痛になり、かつ晴天下で体力も消耗したのか、家族全員で爆睡儀式を執り行うことになりました。

色々な体験をさせるために、社会見学として子供も連れて行った次第です。お手伝いに、笑いを生んでいい笑顔を引き出してくれたり、雰囲気をよくしてくれたり、カメラの撮影まで強力にアシスト。

このあとにフラッシュの光も入って、すてきな笑顔が撮れていました。

まだ一部機材の売却を決心できませんが、カメラ店へ聞いてみると、ボディ2台、レンズ11本ほどの買取見積もりをもらうと150万円を超えるとのこと。現金があっても写真は撮れません。そしてそのカメラでないと撮れない写真もあります、という論法でまだ迷っています。

その一方で、物色をスタートしたカメラが発生してしまい、予行試験的に注文してしまいました。今狙っているのは、SONYのα7RIIの後継機、およびRX1RIIIを、発表されてから、動画性能なども見て検討したいと考えているところです。というように、今後とも多少なり機材が増えることを考えれば、そろそろ更新作業として、売るということも視野に入れていかねばなりません。

RX1RIIIは画角が35mm固定、かつフルサイズのコンデジです。X-T1が端緒となり、ときに手軽に持ち出せて、かつそれがフルサイズである、という魅力、そして二台のレフ機に35mmを装着したままになっている現状も合わせて鑑みると、と仰々しく、いや病々しく思ってみれば、

これは非常によいコンセプトのカメラなのではないか、と思うに至った次第です。以前にも検討をしたことがあったのですがRX1RM2になってから善処されつつも、「AFが弱い」という点に子供撮りには向かないのではないかと判断していました。

しかし同じくAFに弱いと評価されているX-T1に、AFが遅いと評されるXF35mmF1.4 Rレンズの組み合わせで、十分に走り回る子供を撮れることから、AFが弱くとも私の撮影スタイルであればいけそうな気がしてきてしまいました。過信です。
とはいえ、不安な点もあります。コンデジ全般に言える埃の混入、つまり対防塵性能に加え、RX1系に見られるらしい特有のトラブル、並びにソニー、ことにそのコンデジは少々センシティブなところが垣間見え、次期型たるRX1RIIIは50万円を越えることも予想され、というコンデジとしては暴動並みなプライスに、これらのネガティブな要素で二の足を華麗かつタンゴ調にステップダンスしてしまいます。大切なことは悲壮感です。

無事に撮影も済んで、2000万円のギャラを見込んだ初仕事。ついクライアント、という単語を使いそうになってしまいます。なお人撮りで最もよく思えたのが、EF85mmF1.2。腐っても鯛という語彙が適切なのか自信はありませんが、成人をまともに撮ったのははじめての中、ポートレートに定評があるのがうなずけました。

撮影後のリング型ソフトボックスは子供の帽子になります。これで竜王戦を目指すのが夢、になるやもしれず。

α7RIIと同じセンサーを積載するRX1RIIであっても固着された小さいレンズの限界から、明らかにしかし若干ですが、よきレンズを着けたα7RIIよりも画質が劣ります。中央付近も若干の画質差があり、周辺に行くと顕著に収差が目立ち画質の差がよくわかります。
RX1RIIとα7RIIとの画質比較。ということも、もはやここまで光学性能がハイレベルになってくると気にならず、素晴らしいカメラの一つであることは間違いないと思われます。

渋滞に巻き込まれながら、我が家のディナーを目指し、停車中はカメラの練習も。水平、垂直、平行、広角になると非常に難しく感じます。

D810にシグマARTの35mmを付けた場合と、より画素数が多いRX1RIIを比べた場合でも画質面でD810は引けをとらず、むしろ純粋な解像度以外では、D810に軍配があるような気もします。

あるいはAF性能を思っても、ボディの防塵防滴性能を考えても、D810に軍配が上がりそうです。

しかし気楽に、X-T1より一回り小さいサイズでフルサイズを持ち出せることは、非常に魅力を思うようになりました。

というわけで、テスト導入してみよう、という運びになり、RX1RIIIが発表されるカウントダウンが噂されている中ですが、RX1Rを中古で注文してみました。電話で状態まで確認すれば「使用感がまったくない、と言ってもいいような個体です」というほうを選んでみました。

社会性が大きく身につき、カメラ機材の買取見積もりを取れるようになった私は、三つのことを学びました。まず一つ目は、クルマと決定的に異なることに、買取相場が下落しにくく、非常になだらかな曲線で下降を辿るか、ときには数ヵ月前よりも数%買取価格がよくなることもある。

これは電車を撮りつつ、二つ目に、ソフマップとマップカメラは同じ創業者である。思ってみれば「マップ」という文言が同一である、ということはどうでもいいかもしれませんが、一つ勉強になり、

三つ目に、新品と中古の価格差があまりない場合、どのようなニーズがあるのか不思議に思っていたのですが、1万円、2万円の差を大きいと考える人もいれば、それであれば保証もしっかりしている新品がよいと考える人もいるかと思いますが、

例えば、RX1Rを中古で買って、数か月後に売却した場合、うまく回すと三万円ほどで、このカメラを楽しめる、というまるでレアで高付加価値なクルマを上手に乗り継ぐかのように、カメラライフを満喫できる、という市場があることに気づきました。しかもカメラの中古市場は、新型が出ても、旧型が急落しない安定した価格推移が見受けられます。中古で仕入れた次は、ハイスキルになり売価が高くなるヤフーオークションを使えば、事実上ただでそのカメラを楽しめることも可能だと思われます。

はじめて川口駅に来てみました。とても栄えている街です。先の見積もり額150万円の機材群も、ヤフーオークションを使えば、250万円ほどになりそうであり、商品撮影に、アップロードの労力に、クレーム対処のリスクも内包しつつですが、加えて、梱包に発送作業もすれば、100万円稼げると思えば、心が動きそうになりますが、私にはヤフオク、ハードルが高そうです。

カメラ談義を延長すれば、フジのニコン買収、あるいは業務提携からの連結化となるのか、分かりませんが資本提携が噂されています。

そして来ました、スマホで調べて来た元祖ではない「ニュータンタンメン」。

フジが一年半前となる2016年1月頃に「
5年後にはシェア3位になる」という発言をしたそうですが「すごい会社だ」という声があがった一方で、通常のロジックとしては「どうやってそのようなことができるのだ」という論調一色と言ってもよいと思われるところ、この一年半前の発言が繋がってくるように思います。M&Aなくして、事実上フジが5年以内にシェア3位に食い込むことは不可能と言っていいと思えば、つまりはそれを示唆していたことを意味し、水面下で交渉や検討が、噂どおり選択肢の一つとして進んでいるかもしれません。

久しぶりに、この味にありつけました。子供も久しぶりのラーメンに「おいしい」と舌鼓をFのコードで奏で。ピアノにギター、弦楽器も打楽器のようなが気がして。

仕事をして、月明りのように薄っすらとした疲労感とともにペコペコになったお腹を満たし、家路につく充実感。これも久しぶりです。

押しかけ女房的に撮影させてもらった自己満足。そのうちプロに依頼するとして、スタートアップゆえ当面は機会があれば撮らせてほしい旨を伝えました。

ということを繰り返していると、私がカメラマンの仕事をしていると子供が本気で思いそうです。

外での撮影もあったので、昼前後では陰影が強すぎるため、朝か、優しく光が回り込む夕方を希望しつつ、朝早すぎるのはあれなので、午後遅めを指定すれば、もう少し早めにしてほしいとのことで、暑い時期雲が広がり出す午後の後半その前に、無事に撮影を済ませることができました。なかなか楽しい経験です。

が、楽しむだけではなく、事前に入念に調べました。まず構図です。

同業界で使われている写真をよく見て、かつ構図も印刷して持っていきました。そしてそれよりもよい写真を撮ろう、機材だけでなくクオリティも圧勝できるものを、という目標も引っ提げて。次回以降は定番構図8割、新しい構図2割として、今回でお決まりの構図は体に染み込ませたような気もするので、もっと短い時間で撮影を終えたいと思います。

この日の帰りは広角を楽しみました。

帰りの車中、右折するまでけっこう並ぶこの橋。遠くに新幹線、貨物列車、NEX、湘南ラインに京浜東北線らしきを見ることができ、親子ともども喜ぶ渋滞。16mm。

35mm。

50mm。

露出やWBが僅かに違うだけで、ピンクを捉えるか否か、という場面もあり、ひたすら並ぶ右折のために。

最近はときに朝起きれば「これで大丈夫?」と、私のシャツ、パンツ、靴下の三点セットをタンスから出してくれ、かつタンスの引き出しもちゃんと閉めてくる子供も、夜のドライブがそうさせるのか、ハイテンションで家路に就きます。

時を同じくした私のスタートアップ、その新たな目標の一つで具体性が増し、それを妻に伝えてみた幼稚園への道中。

41歳を数え、酉年が終わろうかというあたりに42歳になろうかというまだ好青年。

あしなが基金的な取り組みができるようになるまで、人生がんばりたいと思って来た中で、45歳を数えたあたりから、年間3億円の予算で安定的にそれができれるようになりたい、という数値も入れてみた目標。調べてみると、社会を人を信じない冷めた目の向上心もない子供達に、公共機関とボランティアが取り組んでいる世界。どういうアプローチがよいのか、さらに具体的にイメージできるよう検討を重ねてまいりたいと考えています。

意識しているわけでもなく、そのような青いところもないと思ってはいますが、障がい者に雇用を提供するために「ママ、この会社は赤字でいいんだよ」と言っていた私の父に45歳を越えた頃にはすこし近づけるか、とも思い。あと丸三年少々、ここで記せれるようになるか。という中で、父親を越えたい、というのは本能であるらしく、

そういう意味では、子供にもパパを越えてもらう指標にもなれればこれ幸いに、しかし、越えるという概念ではなく、資質は私より遥かに上にも感じつつゆえもあり、共にやろう、という心意気でこの先も走っていきたく、仕事で周りを満たし、社会への貢献もこれを行い、潤いもすれど、そこで終わらず社会奉仕も一緒にしていこう、そのような話しも時おり伝えています。この日の夜も、寝るときもそのような話しをすれば「うん!わかった!やる!」、と声を発した日が、翌朝に向けて更けていきました。