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2020年12月06日

レンズの違いを味わってみる。|SONY α7R3にレンズを色々付けた露出固定お遊戯会(Leica、otus、Canon、SONY)|付録:イチゴの色

レンズの違いを味わってみる。|SONY α7R3にレンズを色々付けた露出固定お遊戯会(Leica、otus、Canon、SONY)|付録:イチゴの色
ボディ側はソニーα7R3に統一して、ライカ アポズミクロン50F2ASPH、ツァイス オータス55F1.4、ツァイス ミルバス50F1.4、ソニー55F1.8、ソニー50F1.4、キャノンEF50F1.2Lという50mm対決的に布陣して「F2 SS1/2 ISO200」という露出固定により、かつ三脚をつけて構図も揃えて寝顔撮りしました。WBオート、すべて撮って出し、リサイズ以外は一切無加工にての掲載です。ピントおよびピントの山は手前まつ毛となるようピント拡大+MFにより統一を留意しました。






 SONY α7R3 + SONY FE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)

参考軸に SONY FE 24-70mm F2.8 GMの52mm(F2.8、ISO200、露出を揃えるためSS1.3秒)を貼付致しまして下記スタートです。光源は同一でかつ光量一定です。相違はレンズだけという環境下にて「さして違わない」というご意見もまたひとつ、あるいは「ライカとotusはあからさまにぜんぜん違うね」や「露出違うんじゃね?いやでもライカとソニー見ればやはり露出は一緒か」「ライカとソニー50が似ているところがありつつもしかし相違もまたあるね」など気になる方には「ここまで違うのか」とレンズごとのコントラスト、透過率も楽しんで頂けたらと幸いです。




下記からは「F2 SS1/2 ISO200」
 SONY α7R3 + Leica APO Summicron-M 50mm F2 ASPH. Black Chrome

アポズミ50は絞って物撮り、街撮り、景色撮りしたときの隅々までのクリアーな解像感と隅々まで線を本来の線として描く平坦性など、今回のケースでは出てこない魅力も大いに持ったレンズだと思いますが、こうしてみても何より独特な情緒性を持って個性を叩き出してくることが特異点に思いました。若干の青と、極僅かな緑が載って来るのが特徴にも思います。




 SONY α7R3 + Carl Zeiss Otus 1.4/55

オータスは、透明感、明瞭度のようなものは一つ抜きに出ているのではないかと感じました。今回アポズミ開放値に合わせてすべてF2で撮影をしていますが、後記トリミングを見ましても解像力は今回の中では秀でているように見受けられました。この高い解像感と際立つ透明感を持ったままF1.4という表現力の選択肢も持っているレンズであり、それがまた一つ素敵な個性にも思います。





 SONY α7R3 + Carl Zeiss Milvus 50mm F1.4

ミルバスはコントラストが極僅かに、解像力が若干otusにそれぞれ及ばず、加えて逆光時などの限界性能が相違し、何より収差補正の加減がもたらす透明感はotusの専売特許的なところはあるやもですが、今回のケースに限らずotusに非常に近い絵を出してくるケースが多いように感じています。高級センダに例えればotusがロングホイールベース版、Milvusがレギュラーホイールベース版、いやotusが高性能チューンド版(BMWM5)、Milvusがレギュラーシート最高スペック(BMW550)かのようなレンズかもしれません。




 SONY α7R3 + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(SEL55F18Z)

ソニー55mmは、F1.8が開放となる50mmレンズは各社3万円前後のクラスが多い中に、こちらは8万円前後と、冷静になるとけして安価ではないものの、その素性や性能の高さから、自然とF1.4クラスのレンズと比較され、そしてそれらに比べればリーズナブルと感じてしまう、定評あるレンズです。取り回しも上々の中に、どのような場面でも現代のハイスペックレンズと同等の解像感高い描写をもたらしてくれる一本に思います。



 SONY α7R3 + Planar T* FE 50mm F1.4 ZA(SEL50F14Z)

ソニー50mmは、55mmと比べるとコントラストが高い描写のように思いました。そして今回テストした中では最もアポズミに色合いやコントラストが似ていると思いましたが、しかしアポズミで既述した他に暗部の出方や抜けの良さは一歩及ばずのようにも見受けられます。私見としてこのレンズは、逆光時やそれに近しい環境下で、高い解像力と恐らくはピクセルごとに発生している極微細な偽色が合わさった独特な青みがかったクールな世界観を持つ描写ともいえるような絵を出してくることが特徴的魅力に思っています。



 SONY α7R3 + EF50mm F1.2L USM

EF50mmF1.2はキャノンEF全般の定評通り、肌を優しく写すレンズに思いました。ところでレンズ史において高い評価を得てきたヤシコンプラナー50mmF1.4(ヤシカ・コンタックスZeiss Planar 1.4/50 T*)というレンズがありますが、今回テストした「F1.2Lレンズ」の一つ格下にあたるEF50mmF1.4は、描写がヤシコンプラナーF1.4と「ほぼ」を付けなくともいいほどに同じと分析されている方がいます。ZEISSレンズとかなんとか|Planar 50mm F1.4再考 #12 EF50mm F1.4 USM 野外比較 こちらのテストを拝見しておりますと、僅かな画角以外の差を感じません。「EF50F1.4はAFのヤシコンプラナー」と言ってもいいほどですが、「ヤシコン最高」「珠玉の一本に出会えました」「最も愛するレンズ」「珠玉の銘玉」等とよく目にするものの、同じくらいにEF50F1.4の熱い表明は少なく、かつその同一性についてはほとんど指摘がないあたり、レンズ沼というものは「どの日本酒・ワインが好きか」よりは明らかに分かりにくい差異であり、さらに言えば「どの塩が美味しいか」というほど分かりにくく、レンズという奥深さを物語っている気がしてきます。ゆえに一生楽しめる世界ともいえるかもしれません。






この環境下、状況下においては、コントラストの作り方を軸に描写ベクトルを大別すると、アポズミ、SONY50、SONY55組とotus、ミルバス、EF50組に大別できるのかと思いました。露出が違うのかと思うほど、暗部の出方が違います。かと言ってアポズミ組は抜けがよく、そしてアポズミは緑が載っているのが特徴に思えてきます。







 SONY α7R3 + SONY FE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)

参考軸に SONY FE 24-70mm F2.8 GMの52mm、F2.8、ISO200、SS1.3秒を目じりから頬のあたり等倍トリミング貼付致しまして、下記等倍トリミング鑑賞を開始です。




下記からは「F2 SS1/2 ISO200」
 SONY α7R3 + Leica APO Summicron-M 50mm F2 ASPH. Black Chrome






 SONY α7R3 + Carl Zeiss Otus 1.4/55





 SONY α7R3 + Carl Zeiss Milvus 50mm F1.4





 SONY α7R3 + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(SEL55F18Z)





 SONY α7R3 + Planar T* FE 50mm F1.4 ZA(SEL50F14Z)






 SONY α7R3 + EF50mm F1.2L USM





※写真表記otus50はotus55の誤りです。

こうして切り取れば肌のディテール感、あるいは硬質軟質に表現の違いがあり、そして暗部の出方が、ボディ同一、露出同一、光源光量光質同一でこのように差異が出て来るレンズという装置の面白み。





テスト日は11/15深夜でしたが、最近の三脚は我が家酋長のトーテムポール骨格を成しており、当面使用が許されなさそうな行方です。




付録
カメラ別:色(赤)の違い
下記、概ね最短、撮って出し、露出はカメラ任せの適当、ほとんど開放またはその付近、手振れブレ多数です。

 Canon EOS R + RF50mmF1.2





 Canon EOS R5 + RF85mmF1.2DS






 Canon EOS-1D X Mark II + EF100F2.8

F8かつ露出アンダー。



 D810 + Sigma ART35mmF1.4







 D7100 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G





 RX1R





 SONY α7R3 + SONY FE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)





 Canon EOS kissM + EF50mm F1.4 USM



 Canon EOS RP + RF35mm F1.8 MACRO IS STM



 ライカXバリオr

70mm最短、フルオートでこのような露出でした。




 Leica M10モノクローム + アポズミクロン M50mm F2.0 ASPH. ブラッククローム

ピンずれに


 Leica M10-R + Leica (ライカ) ズミルックス M35mm F1.4 ASPH. Leitz Wetzlar

手振れ。



なおズミルックス35mmの最短撮影の様子。M型はそれぞれトリミングをしました。








被写体ブレかもしれません。七ツ石いちご職人会の苗成完熟というこれしか食べなくなってしまった、しかも上半分の最も甘いところだけがじり残りは私がという方式にて2020最後のイチゴ。12月となり、今年もそろそろ終わりそうです。




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Posted at 2020/12/06 17:30:01

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